優秀すぎるせいで評価が上げられない新人さんの話
昨晩もいつものように飲んでいました。相手は前職の同僚2人。1人はオレと同じく前職を退職し、今は起業して10人程度の会社を切り盛りしています。もう1人はオレが前職に入社した当時からの先輩で、今も会社に残り続けています。どちらも10年以上の付き合いです。話題はたいてい仕事の話で、この晩もいつもと同じように互いの仕事の話になりました。
話を聞くと、ちょうど今、社長氏の会社から1人、新人が業務委託として先輩の下で働いているそうです。とても優秀な新人さんのようで、先輩はその新人さんをことあるごとに大絶賛していました。他の新人とは比較にならないくらい仕事ができる、他の会社の数年選手と比べても遜色ない、自慢の後輩だ、新人じゃ体験できないレベルの仕事にもチャレンジさせてる、どこに出しても恥ずかしくない。先輩は元々人を悪く言うことがないタイプの人間なので、他者を褒めるのを見るのは珍しくないんですが、ここまで絶賛するのは初めて見た気がします。なるほど、きっと優秀な新人さんなんでしょう。
ところが社長氏は、その先輩の様子を見て怪訝な顔をしています。その新人さん、たしかに今は派遣で先輩の下についていますが、実際には社長氏の部下です。ここまで自分の部下を絶賛されて嬉しくないはずがない。社長氏はグラスを飲み干すと、意気揚々と新人さんを自慢する先輩に向かって、堰を切ったように喋り出しました。
「おまえがそうやってXXXXX(新人さんの名前)を大絶賛するから、俺はあいつを評価できねえんだよ!!」
社長氏はその優秀な新人さんを査定する立場にあります。でもその新人さんだけを評価するわけじゃない、他にも社長氏が評価をしなくてはいけない新人レベルの社員が何人もいて、どの社員に対して出来るだけ公平公正に評価をし査定をする義務が社長氏にはあります。
ところが、起業してからまだ1年あまり、社長氏自身も現場に出て働いています。部下たちの評価はどうしても出向先の評判に頼らざるを得ない。特に部下たちを預かっている直属の上席者の評判が、社長氏の会社の査定では非常に大きな比重を持つことになるのです。
そんな状況で聞くのが、先輩が発する前述の新人さんの評価です。非常に優秀だ、なんでも経験させてる、他より全然仕事ができる、先輩は新人さんのことをそんな風に絶賛する。
こういっちゃなんだけど、いくら優秀だといっても限度があるわけですよ、しょせんは新人なんだし。
ITエンジニアに限った話ではないですが、社会人の成長は、自助努力はもちろん大事ですが、やはり任される仕事から得るものは非常に大きいです。どんな仕事を任されているのか、その中でどんな動きができているのか、上席者はどんなことをその人に期待していたか、その期待より良かったのか悪かったのか、どう良かったのかどう悪かったのか、そもそもその期待は適正なものだったのか。市場から見たその人の絶対評価と、過去のその人と比較しての相対評価、さまざまなことを鑑みて評価を下さなければ、公平公正な査定を行うことなんかできない。
社長氏は基本チャランポランで酒にだらしない奴ですが、根は非常にマジメなので、自分の部下たちに対しても誠実でありたいと思っているのでしょう。ところが当該の新人さんの評価で一番参考にしたい先輩の口からは、大絶賛の嵐しか聞こえない。大絶賛はしてくれても、何がどう良いのか、どう良くなったのか、何がセールスポイントなのか、具体的な言葉が聞こえてこないのです。
涼宮ハルヒの憂鬱のスピンオフ漫画に、優秀すぎる涼宮ハルヒを同級生が評する台詞で、こんな言葉が出てきます。
「太陽を直視していては目を痛めてしまう。わかるだろ?」
いわば先輩は、新人さんのまぶしすぎる才能を目の当たりにして、目を痛めるまではいかないまでも、まぶしさに目がくらんでいる状態なのかもしれません。それゆえに新人さんが優秀だとは言えても、その優秀さをきちんと分析できてない状態なんじゃないでしょうか。だから新人さんの優秀さを正しく公平公正に伝聞することができない。社長氏はそれに対して「おまえ(先輩)のせいで評価ができない」と指摘したのです。
話は少し変わります。
オレが前職に入社して最初についた上席者は、我々の最初の人事考課で「僕の給料を下げてもいいから、みんなの給料を上げてほしい、と上には頼みました。」と言ってくれていました。当時は非常に感動しましたが、今は違います。オレはこの行為を、中間管理職という他者の評価を上席者に促す立場の人間として、愚策中の愚策だと思っています。「自分の給料を下げてでも」などというのは逃げにすぎない。そんな言葉を出さなくても、いかに自分の部下が成長したか、いかに自分の部下が優秀か、どのように自分の部下が仕事をしているか自助努力をしているか、もっともっと言葉を尽くして手段を講じて上席者に自分の部下の魅力を具体的に伝えることは出来るはずです。
部下を持つ、というのは非常に責任の大きい仕事ですが、特に「評価」というのは、大げさにいえば部下の人生を左右しかねない役割です。部下をけなすだけの上席者など愚の骨頂ですが、かといってやみくもに大絶賛すればその人の評価を上げられるわけではない。部下を持つ立場というのは、部下の能力や特徴、成長度合い、を適切に客観的に具体的に、でも魅力的に語ることができなければいけない。この晩の酒宴では、そんな当たり前のことを改めて気付かされました。
……ちなみに、ですが、冒頭の会話は深夜1時くらい、すでにそれぞれがジョッキ10杯以上飲んだ状態からスタートし、その後1時間以上かけて激論されました。オレはほぼほぼ蚊帳の外だったこともあり、ファシリテーターに徹したおかげでこの会話を憶えていられましたが、2人が憶えているかどうかは壮絶に怪しいですね。願わくば当該の新人さんのためにも明日への教訓として生かしてほしいなぁ、とここに書き記した次第です。
記事先頭に掲載した写真はその晩飲んだ「アプサント」というお酒。いわゆる薬酒だと思うんですが、角砂糖をグラスの上で燃やして砂糖をとかして飲む、という初めての経験をしました。香りがすごく良くて角砂糖を入れたこともあって甘いし比較的飲みやすいんですが、アルコール度数は60%もあって香りをかいだ時に揮発するアルコールも合わせて吸い込んでむせるほどなので、お酒に弱い人は香りだけ楽しんでみてください。強い人は遠慮なく飲んでください、でも一杯でやめといた方がいいですよ。
コミックマーケットC88(2015夏)3日目で撮ったコスプレ写真いっぱい #C88
マジで死ぬかと思った!(挨拶)
どーもタキガワです。今日も性懲りもなくビッグサイトで開催されたコミケに参加し、コスプレ写真を撮ってきました。502枚撮ってきて、その中から厳選して157枚、更にその一部をここでご紹介したいと思います。
その前に、C88の2日目の写真は以下。
過去のコミケで撮影してきた写真は以下になります。良かったらそちらもご覧下さい。
- コミックマーケットC80で撮ってきた写真いっぱい - ミッションたぶんPossible
- コミックマーケット #C82 で撮ってきたコスプレ写真いっぱい - ミッションたぶんPossible
- 冬のコミックマーケット(コミケ) #C83 で撮ってきたコスプレ写真いっぱい - ミッションたぶんPossible
- コミックマーケット2013夏(コミケ) #C84 3日目で撮ってきたコスプレ写真いっぱい - ミッションたぶんPossible
- コミックマーケット2013夏(コミケ) #C84 2日目で撮ってきたコスプレ写真いっぱい - ミッションたぶんPossible
- コミックマーケット(冬コミ)C85 1日目で撮ってきたコスプレ写真いっぱい - ミッションたぶんPossible
- コミックマーケット(冬コミ)C85 2日目で撮ってきたコスプレ写真いっぱい - ミッションたぶんPossible
- コミックマーケット2014夏(夏コミ)2日目で撮ってきたコスプレ写真いっぱい #c86 - ミッションたぶんPossible
- コミックマーケット2014夏(夏コミ)3日目で撮ってきたコスプレ写真いっぱい #c86 - ミッションたぶんPossible
- コミックマーケット2014冬 (コミケ) C87 で撮ってきたコスプレ写真いっぱい - ミッションたぶんPossible
- コミックマーケット2014冬(C87)二日目で撮ってきたコスプレ写真いっぱい - ミッションたぶんPossible
- コミックマーケット2014冬(C87)三日目で撮ってきたコスプレ写真いっぱい - ミッションたぶんPossible
その他の写真はこちらから。
3日目は初めて自転車でビッグサイトまで行きました。いやぁ、片道36kmこいで、休憩も無しに炎天下で2時間強撮影して、また自転車で移動。コミケ会場からその足で味スタに向かい、FC東京vsG大阪戦もバッチリ観戦したんですが、向かう途中で完全に熱中症&燃料切れを起こしてしまい、移動がかなり危なかったです。いやぁ、味スタまで辿り着けて本当に良かった。(試合もバッチリ勝ちました。ネイサン・バーンズ、ありがとう!!) ちゃんと数えてないけど、たぶん今日だけで5リットル以上スポーツドリンクを飲んだと思います。
ビッグサイトに行くにはレインボーブリッジを通る必要があるんですが、これが自転車だと壮絶にメンドクサイんですね。たぶんレインボーブリッジが架けられた頃には、自転車のことなんか欠片ほども考慮されてなかったんでしょうなぁ。自転車で渡るのは正直オススメしないです。徒歩だと気持ちよく渡れると思うので、ぜひ試してみて下さい。JR山手線:田町駅あたりが比較的近いんじゃないかと思います。
今回の撮影傾向として、なぜかいつも以上に女の子のレイヤーさんを撮影することが多かったです。……自転車で疲れてたからかもしれませんね。撮影時のテクニックとして、今回から逆光時にはフラッシュを焚くようにしたんですが、ちょっとフラッシュ自体が強過ぎて白トビしちゃう傾向にありました。(掲載写真は色調補正で見れるレベルにしています) 晴天下だから多少のフラッシュは大丈夫だと思ってたんですが、どうもちゃんとデフューザー使わないとダメみたいです。屋外の人物撮影も、もうちょっと精進が必要なようですね。
一方、レイヤーさんの傾向としては、女の子は圧倒的にラブライブが多かったです。劇場版の衣装を着てる人も多かったですし、夏らしい衣装や、やっぱり水着の衣装が多かったかな。艦これのレイヤーさんも多いんですが、以前のように艤装に凝っている、という人は殆ど見かけませんでした。今ちょうどゲームで水着グラビアが採用されていることもあり、白露型の水着バージョン、潜水艦、安定の金剛型が多かったです。刀剣乱舞はもっと多いかなと思ってたけど、割と控えめ。ダンまちのヘスティアも思ってた以上に少なかったです。意外にビックリしたのが、スプラトゥーンが多かった事。オレはWii U持っておらず全然フォロー出来てなかったので、正直こんなに人気であると知らず驚きました。
男は軍隊とかN・E・E・Tとかが多かったかな。でもまぁあれも正直食通気味というか、あんまりひねりが無いんで積極的に撮影する対象ではなくなってしまっていますね。男の方が衣装に工夫が少ないのは、現実世界もコミケも一緒っすなぁ。
さて、これにてC88も終了です。参加された皆さん、本当にお疲れさまでした。また年末のコミケ参加を目指して、明日からの現実でしっかり資金を稼いで来て下さい。現実逃避するにも金は必要ですからね♪
コミックマーケットC88(2015夏)で撮ったコスプレ写真いっぱい #C88
漢のワンフェス2015夏 #wf2015s
はじめに
先月26日は幕張メッセで開催された「ワンダーフェスティバル2015夏」に行ってきました。目的はいつものようにフィギュアやガレキの写真を撮ること。ちなみにこの日はオレの誕生日!ハッピーバースデー、オレ!!!
……さて、オレの独りさびしい誕生日の話はどーでもいいとして、せっかくワンフェスに行ってきたので、いつものようにレポートを書いてみたいと思います。
有名サイトによるワンフェス2015夏のレポートはこちら。
- ワンダーフェスティバル 2015[夏]開幕、全記事一覧まとめ - GIGAZINE
- アキバフォトグラフィ - ワンダーフェスティバル2015夏 フォトレポートその13 ディーラー編6
- 速報レポート!ワンフェス2015夏(まとめ) | 電撃ホビーウェブ
- ASCII.jp:猛暑は美少女キャラ愛で滅却!ワンフェス2015[夏]個人ブース【1萌目】 (1/6)|ワンダーフェスティバル2015[夏]レポート
- ワンフェス2015夏:見て回るだけでも楽しいハイクオリティフィギュアの数々 - Engadget 日本版
過去のワンフェスレポートはこちら。
- 熱射病とガレキの山とヒトの群れに酔うワンフェス2010 - ミッションたぶんPossible
- 益荒男と行く漢のワンフェス2011冬 - ミッションたぶんPossible
- 益荒男と行く漢のワンフェス2012冬 - ミッションたぶんPossible
- 益荒男と行く漢のワンフェス2012夏【総まとめ編】 - ミッションたぶんPossible
- 益荒男と行く漢のワンフェス2013冬 #wf2013w - ミッションたぶんPossible
- 益荒男と行った気がしなくもない漢のワンフェス2013夏 #wf2013s - ミッションたぶんPossible
- 漢のワンフェス2014冬 #wf2014w - ミッションたぶんPossible
- 漢のワンフェス2014夏 #wf2014s - ミッションたぶんPossible
- 漢のワンフェス2015冬 #wf2015w - ミッションたぶんPossible
開場前
現地入りは9時ちょっと前。開場まで約1時間程度あるんですが、この時点でとんでもない人の列が。気温はこの段階で35℃前後、紛れもない「猛暑日」です。強烈な日差しを思い思いの方法でやり過ごしてました。なかにはレフ板を日傘代わりに使ってる人も居ましたが、反射光が他の人に迷惑かけてたんじゃないかな、あれ。
入場直後
オレが入場できたのは10時半頃。入ると既に戦利品を搬送する為に箱詰めしている人達がいました。ダイレクトパスってのが+3000円(抽選で購入権が得られる)で売ってて、それを持っていると9時に優先入場出来るんですね。おそらくそのダイレクトパスで入場した人じゃないかと。
買いたいものがなかったとしても、あの日差しをやり過ごせるなら、+3000円の価値は十分ありそうだなぁ。
ディーラーに並ぶ列。大抵の人気フィギュアは開場後1時間程度で売り切れてしまうので、この光景は朝一に入場しないと見れません。
コスプレイヤー用の更衣室。まだこの時間は空いてますね。
コスプレする為には事前登録が必要なようです。これは11時頃の様子ですが、長蛇の列が。コスプレイヤーの数は年々多くなっている気がします。
コスプレイヤー用のクローク。レイヤーはほぼ全員が大きなスーツケースを持って来場するので、それを預かってくれるみたいですね。一般の人が購入物を預けるのはNGなんだろうか?
18禁エリア
免許証等、年齢が分かる身分証明を提示しないと入れないエリア。エッチいサムシングがアロットオブです。
オレの中で「神」の定義が揺らぐ瞬間。
葛飾北斎だっけか? 古き良きエロ。
お、おぅ……。
(※もちろん触ってきた)
いわゆるオナホですね。パッと見、めっちゃグロイっす。
とはいえ、エッチいのだけじゃなくて普通のフィギュアも展示されてます。女子中学生の水着のフィギュアを「普通」と定義出来るかどうかはオレにはなんともいえませんが。
出口はこんな感じ。
一般ディーラーエリア
ワンフェスで最も広大なエリアです。ここを1人で全て見て回るのは、まぁ無理だろうなぁ。
うんこ。金運の神様的な何か。
ダンジョン飯に出てくる大サソリの水炊きだそうですが、何かの使い回しだったりして。
これは……紙飛行機を売ってるのかな? それとも折り方のテキストを売ってるのでしょうか?
ステンドグラスのランタン。こういうのいいですね。オシャレな小物屋とかに売ってそうですが、ワンフェス会場にあると別の意味で目立ちます。
ワイバーン(龍)のぬいぐるみ。制作主の様子から、一体一体愛情を持って制作されていることが窺えました。良いおうちに貰われていくんだよ。
懐かしのシューティングゲーム「ツインビー」に出てくるベルを模した風鈴。音も似せて作っている、とこだわりを話して下さいました。これを買って来なかったことを今更ながら悔やんでる次第……。
「ツクモガミ」つまり付喪神をテーマにしたフィギュア。愛嬌があって可愛い。
こちらも愛嬌のある金魚とオタマジャクシの人形。こういうの楽しくて良いですね。オレに子供がいたら、子供を言い訳に買い揃えてしまいそう。
木彫りの動物。ふてぶてしい表情してますねー。結構固そうな木だし、フィギュアなんかより作るのが大変そう。
コスプレイヤー用のサービスで、360°撮影出来る、というものらしいです。撮ってその後どうするのかまでは分かりませんでしたが。
みんな大好きニャンコさま。人形になっても自由だな、キミタチは。
カラフルな骨格標本。小学生の頃、理科準備室で見たものと違い、オシャレなイメージです。でもオレの部屋にはちょっと……。
これは……。自衛隊にこういうキャラがいるんでしょうか? それとも制作者の方がイメージしたキャラなんでしょうか?
神戸新聞の「いまいち萌えない娘」に進化形があったとは知らなんだ。
学生さんの作品。こういうことを教える専門学校があるのもビックリですけど、それに金を出してくれる親御さんがいるのもビックリです。親の愛は海よりも深い。
売ってるのはフィギュアではなく、DJブースです。井之頭五郎がDJブースに立つと違和感がパナい。
ワンフェスでは毎回おなじみ製作代行業者。素人がうっかり買ってしまい、でも自分では作れないフィギュアを代わりに作ってくれるみたいです。少なくとも数年間ビジネスが継続出来る程度には依頼が来てるんでしょうねぇ。
艦これのパクリ刀剣乱舞のフィギュア。前回のワンフェスくらいまではまだ見なかった気がしますが、今回はそこら中にありました。そういえば、今回のワンフェスは心無しか女性客が多い気がするなぁ。
こちらも刀剣乱舞。たまたま横にいたカップル(?)の話を聞いていたら、こんな話をしてました。
女:「蛍丸カワイイ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(゚∀゚)゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*!!!!」
男:「これって何の刀のキャラなの?」
女:「太刀。艦これでいう重巡かなぁ。だから本当はもっと大きくないとダメなんだけど、でもでもそのギャップがまたタマラナイんだよおおおおお!!!!!」
刀剣乱舞もだいぶ業が深いっすなぁ。それにしても艦これに例えて説明するとは、守備範囲広いなこの娘。でも今Wikiを調べてみたら、蛍丸は大太刀ってあるぞ、知識がブレブレですぜ。
フィギュア制作にトライしたものの、上手く行かなかった、と思っている人みたいですねぇ。そんなこと言わずにまたトライしてみて下さいな、何事もいきなりは上手く行きませんよ。せめて楽しめるようになるまで継続して欲しいなぁ、とか勝手に思ったりしてみました。
「中国嫁日記」で有名な井上純一さんのサークル、希有馬屋さん。偶然見つけてすげービックリしました。昔このサークルの本には散々お世話になったなぁ。生ジンサン、すげーデカかったッス。
回すとカエルの鳴き声っぽい音が鳴ります。おもろい。
ドールハウスっていうのかな。精巧なだけでも驚くんですが、制作者の方に説明して貰ってよくよく見ると、隠し地下室(ちゃんと地下への入り口がかくしてある)があってその中に宝剣が隠されてるんですよね。物語もあって見てて凄く楽しい。めっちゃくちゃ手の込んだ箱庭ですね、こういうのを作るのは楽しいだろうなぁ。
既製品も売ってます。たぶんレアものとかがあったりするんでしょうな。
……誰だチミは?
ものすごいちっさい食べ物。ピンセットでお皿に取り分けて会計してもらいます。その様子はさながらバイキングのよう。
こちらもものすごい小さな食品の模型。こちらは折詰めですね。全部5cm以下の大きさなのですが、アップで撮るといかに本物の食品っぽいかが分かります。
ドールはフィギュア・ガレキなんかとは比較にならないほどハマると抜け出れなくなるそうで、その中毒性を揶揄して「ドール沼」なんて呼ぶそうです。たしかに自分で色々考えながらカスタマイズしていくのは楽しそうではありますね。オレはもちろんやりません、オレが人形遊びをしてる姿なんて、想像もしたくない……。
このフィギュア、1m程度と普通のフィギュアより大きいのも目を引くんですが、明らかに材質が他のものと異なるんですね。制作者の方に話を伺うと、元々は通常のレジンでフィギュアを制作されていたんですが、ある日アレルギーを発症してしまい、既存の素材に一切触れなくなってしまったそうな。それでもフィギュア作りを諦め切れず、金属骨格やフェルト布、天然素材の樹脂などを利用して、これまでのフィギュアと全く異なる素材でフィギュア作りに取り組んだ、その成果が上の作品なんだそうです。
「既存の作り方と比べて手間かかって大変なんじゃないですか?」とお聞きすると、「自分にとってはこっちの方が作り易い」と答えて下さいました。なんでもないように見えるものでも、意外なドラマがあるもんですねぇ。
今回のうっかり買っちゃったで賞。サイコロを使った簡単なゲームで、飲み屋とかでやるのに向いています。ルールさえ覚えれば、市販のサイコロとコップで十分なんで、この1/3の値段で買い揃えられるんですけど、ゲームのアイディア料だと思えば適正といえよう、と思い切って購入してきた次第です。
だれかこれで遊ぼうぜ、負けたヤツがテキーラな。
コスプレエリア
催事場の間の通路がコスプレエリアになってました。催事場内は冷房が効いているので快適なんですが、ここは屋外、つまり冷房無しです。レイヤーもカメラ小僧も汗びっしょりで大変そう。オレはこのエリアは華麗にスルーしました。ワンフェスのコスプレエリアって、囲みじゃなくて列だから撮影が面倒なんだよねぇ。
エヴァンゲリオン特設エリア
エヴァンゲリオンは今年で20周年、物語で最初に第三使徒が攻めてくるのも2015年という設定でした。それを記念してなのか、一般ディーラーエリアに食い込む形で特設展が設営されていました。
レーシングカーと、先日発表されたばかりのコラボ新幹線模型。
ジオラマもいっぱい展示されていました。アニメの名シーンが再現されています。
企業ブースエリア
ワンフェス会場の中で最も混雑しているエリア。15時以降に行くと比較的空いてます。
こちらも専門学校のブース。企業エリアか一般ディーラーブースかの違いは、資本力の違いなのかな。
中国先行配信って、珍しいですね。
我が長野県が誇るフィギュアメーカー:PLUMさん。すっかり常連ですな、諏訪姫も見慣れた。
町おこしにフィギュア・ガレキを使うというのは、新しい試みですかね。
等身大のDIOフィギュア。迫力が凄い。
……誰得なんだ、これは?
フィギュアの着色作業の様子を実況中継してました。始まった当初にここにいなくて良かった。オレたぶんずっと見てたわ、これ。
ソーシャルゲーム:グランブルーファンタジーのフィギュア。グラブルは400万DLというユーザーの裾野を考えた時に、TV-CMやメディアミックス展開が派手過ぎるイメージがあるんですよねぇ。一人当たりの課金率が高いのか、それとも無謀な挑戦なのか。見守りたいところです。
ToLOVEる:モモの等身大フィギュア。デカさよりもエロさの方が気になる。なんでこれ18禁エリアじゃないんだ?
へぇ。ついにピカチュウも某クマのぬいぐるみと同格ですか。
企業ブースではディーラー証を首から下げた外国人が目立ちました。ただ、彼らがスタッフかと言うとそうではなく、どちらかというと研修か何かで来ているみたいですね。国際交流の一環で何かやっていたのかもしれないです。
たぶん声優さんじゃなくてアイドルなんじゃないかな。とりあえず笑顔があざといです。もっとやれ。
初音ミクモデルのロードバイク。以前なら素通りするところですが、オレは最近自転車も趣味にしてしまったので、詳しく話を聞いてみました。
なんでも一番高いモデルは70万近くするとのこと。売れるんですか?と不躾な質問をしてみたところ「正直我々も売る気がないんです。でも年間4台くらいは購入して頂けますね。」とのこと。この会社の技術の粋を集めて作ったモデルが、最上位になるそうです。年々性能はよくなるので、ちょっと待って廉価版(それでも25万くらい)を買っても全然損はしないとのこと。
ちなみに、値段の違いは材質で、高額モデルほどカーボンを多く使った硬い機体になっているそうです。ただ、硬いと早いのか? という質問に対しては「ぶっちゃけ好みです」とバッサリ。
自転車って、購入の時に試乗できないから購入が難しいですよね。みんなどうやって選んで買ってるんだろ?
ラブライブのアイドルたちのテーマカラーをイメージした化粧品。ラブライブは女の子にも人気ですから、きっと売れるでしょうね。
……なんじゃこりゃ?
戦艦に関する本も売ってました。売り子がいなかったのは、たぶん終了間際だったからじゃないかなぁ。
コスプレコンパニオン
企業ブースにいらしたコンパニオンの方にお願いして何枚か撮らせて貰いました。この希の娘、以前コミケで撮ったことあるような気がするなぁ。プライベートでもコスプレしてるのかしら、それとも単にオレの気のせいか?
今回割と良く撮れた写真達
今回の割と良く撮れた写真は以下。今回はマニュアルフォーカスで出来るだけ撮ってみました。でも難しいんですよね、マニュアルフォーカス。自信がなくて結局AFでも撮影しちゃうから、一被写体あたりの撮影枚数(≒撮影時間)が長くなっちゃうんですよねぇ。オレの中では新たなチャレンジでしたが、上手く行ったかというとかなりビミョーな感じです。
その他の写真はこちらから。2,002枚撮影して、そこから絞って659枚。いつもよりは若干少なめです。エッチいフィギュアがあるので18歳未満閲覧禁止!でお願いします。
総評
マニュアルフォーカスで撮るの、すげー疲れました。でも今まで練習をサボってきたぶん、やりがいはありそうです。もうちょっと勉強して出直します。
あんま良い出来じゃなかった気がしてたんですが、過去に自身が書いたワンフェスレポートを読むと、過去の写真よりは(カメラの値段が高くなってる事もあって)格段にレベルが上がってることが見て取れました。着実に進歩はしてるのか。とはいえ、上を見れば、冒頭で紹介したAKIBA PHOTOGRAPHYで掲載されているような写真と比べると、まだまだなのが分かります。まだ努力のし甲斐はあるってことか。
オレの写真には「プレゼンに使う写真を全て自身の撮影したものだけにする」という目標があります。なのでプレゼンに使い易い「メッセージ性の強い写真」を撮れるようになりたいと常々思っています。そうするとフィギュアとかコスプレとかは、メッセージ性が被写体のせいで強制的に統一されてしまうので、オレの目的からすると不向きではあるんですよね。今回も直前まで「本当に撮りに行くべきか?」ウダウダ考えてました。結局惰性で来てしまったんですが。マニュアルフォーカスなんかはその中で変化を求めようとした中のトライだったわけです。来ると楽しいし、良い写真が撮れると嬉しい。でも自分の目指す物とは違うよなぁ。努力のし甲斐があるうちは継続しても良い気がするし、身体的な負担も大きいから、いい加減諦めても良い気がするし。もうちょっとウダウダ考えてみます。
そういえば、今回は前回(ワンフェス2015冬)分も一緒に写真整理&レポート執筆をしたんですが、割と写真が似通ったものが多くてビックリしました。自分の中でワンフェス会場内の行動パターンが固定されてきていて、回が変わっても同じディーラーさんの写真ばかり撮っているのかも。もしまたワンフェスに行くとしたら、ですが、ちょっと歩き方を改めないと行けないですねぇ。
会場を歩いていた印象ですが、今回のワンフェスは、女性客がいつもより多かったように感じました。刀剣乱舞や乙女ゲームの影響、コスプレ人気、色んな要素があるんでしょうね。
今回参加されたような女性客は、自分でフィギュア作ったりするんでしょうかねぇ。やっぱり、企業から発売される着色済みのものを買う人が多いんでしょうか。
ディーラーさんには、やっぱり男性が多いですけど、女性も少なからずいます。フィギュアとかよりはドールハウスやドールなんかの方が多いみたいです。そちらに移行するかといえば、まぁそんなことはないんでしょうが。女性がワンフェスに何を求めて参加するのかは一回聞いてみたいですね。
あと今回感じた事と言えば、3Dプリンタの台頭で3DCGの重要性が増している印象を持ちました。フィギュア作成は特殊な技能と道具が必要ですが、そのうちそういった技術なく裾野広くフィギュアを作れるようになるのかも。
また、一般ディーラーで見たものを企業エリアでまた目にする、といったことも多かったです。出来の良いものは早めに企業が買い上げて、生産ラインを整えて、原価を抑えて、着色済みで一般客が購入し易い状態にして販売ルートに乗せる、という方法論が確立しつつあるのかもしれません。フィギュア・ガレキの世界は一時期衰退の方向に向かっていた印象がありましたが、それで今後も文化が続くのであれば、それはそれで悪く無い気がします。
全然関係無い話ですが、今回は直前で風邪を引いてしまったので、コンディション的にはあまり宜しくありませんでした。今年は例年より暑かったですし、オレももう若くないのだから、体調にはもっと配慮しないとなぁと思った次第です。あ、あとオレこの日が誕生日だったんですよ。もう37ですよ、37。ホント何やってんだろうなぁ、オレ。
漢のワンフェス2015冬 #wf2015w
はじめに
半年以上前の話ですが、今年も2/08(日)に幕張メッセで開催された「ワンフェス」こと「ワンダーフェスティバル2015冬」に行ってきました。目的は相も変わらず写真を撮ること。
なぜ今頃これを書いているかと言えば、その次のワンフェス2015夏に参加してきた際、前回の写真の整理をしてないことに今更ながら気付いたわけでして……。そのままにしておくのもどうかと思ったので、一念発起して整理・アップロードしてレポートを書いてみようかと思った次第です。なにせ半年以上前のことなので、あんまり記憶に定かではありませんが、書ける範囲で書いてみようかと思います。
有名サイトによるワンフェス2014夏のレポートはこちら。
- ワンダーフェスティバル 2015[冬]開幕、全記事一覧まとめ - GIGAZINE
- アキバフォトグラフィ - ワンダーフェスティバル2015冬 まとめ
- 速報レポート! ワンフェス2015冬(目次) | 電撃ホビーウェブ
- ASCII.jp:ワンダーフェスティバル2015[冬]レポート
- ワンダーフェスティバル2015<冬>開催 アキバBlogのレポ全記事まとめ : アキバBlog
過去のワンフェスレポートはこちら。
- 熱射病とガレキの山とヒトの群れに酔うワンフェス2010 - ミッションたぶんPossible
- 益荒男と行く漢のワンフェス2011冬 - ミッションたぶんPossible
- 益荒男と行く漢のワンフェス2012冬 - ミッションたぶんPossible
- 益荒男と行く漢のワンフェス2012夏【総まとめ編】 - ミッションたぶんPossible
- 益荒男と行く漢のワンフェス2013冬 #wf2013w - ミッションたぶんPossible
- 益荒男と行った気がしなくもない漢のワンフェス2013夏 #wf2013s - ミッションたぶんPossible
- 漢のワンフェス2014冬 #wf2014w - ミッションたぶんPossible
- 漢のワンフェス2014夏 #wf2014s - ミッションたぶんPossible
18禁コーナー
ワンフェスの最深層は18禁、つまりエッチいフィギュアとかを扱うディーラーが居を構えるコーナーです。朝一だとここが一番空いてるんですよね。朝一から見るには過激すぎるモノが多過ぎる気がしないでもないですが。
エロいんだけど微妙にエロくないなー、とか思ってたら、芸術系番組の「美の巨人」で取り上げられたらしいです。道理で芸術品っぽいわけだ。
触手プレイ用の触手ですって。好きにいじってあそぶことができます。触手プレイものはオレはあんま好きじゃないけど、これはこれでおもろいっすなぁ。
……怖いかな?
TENGAに代表されるオナホの一種です。もちろん実用可。リアリティにトコトンまでこだわったそうで、なんと歯まであるとか。「こんなの本当に需要あるの?」と売り子さん(女性)に聞いたら、「海外でめっちゃ売れてます!」とハキハキした返事が。何それ海外パネェ。
一般ディーラーコーナー
ワンフェスで最も広域なエリア。面白いものを見つけられるかどうかは、アナタの事前調査か、それとも運かがモノを言います。オレはどっちも無いので、何となくフラフラしてました。
18禁コーナーのすぐ脇はコスプレ用の更衣室なので、こういう人達がいっぱいいます。でも所定の場所じゃないので撮影禁止。……え、オレ?オレは風景撮ったら勝手に写ってたんだよ、今日はフィギュアとガレキを撮りにきたんだ、コスプレとか知るか!!
オレと同郷人が震災でワンフェス参加を断念したそうな。さぞかし悔しかった事でしょう。小額ではありますが、募金させて頂きました。
震災というと「東北」「阪神」のイメージが強いんでしょうが、長野県はけっこうやられてるのですよ。
美味しそうですけど食べれません。誰か和菓子で作ってくれないかしら。
非常に涼しげな金魚ですが、このワンフェスは大寒波の時期なんですよねぇ。
売り物は「ハンコ」。なんでも、世界大戦中の軍部のハンコを、フォントから再現して作ってるらしいです。分かる人にしか分からないこだわりがマニア精神をそそります。
講談社のコンテストで大賞取った作品をフィギュア化したらしいです。こういうのもあるんですね。
カイジでおなじみの効果音。最後の一個との売り文句にうっかり買っちゃいました。どないしょ、これ?
売ってるのはフィギュアではなく、その周囲の波エフェクトっぽいヤツです。発想の転換、重要。
ヌルヌルヌメヌメしてるあたりの再現(?)具合が凄いっす。でも気持ち悪過ぎて買う気になれない……。
艦これイラストの入った瓶のフタ、いわゆる王冠。全部揃えてこそマニアというもの。これ、普通に売り出されてるビールについてたら、かなり早い段階でコンプリートできる自信があるなw。
背景セット。こういうのいいですね、自宅で展示してても見栄えがよさそう。
キモイ(真顔。
オシャレっぽい。あんまワンフェスでは見ない感じの作品。
ニュース番組とかに使われそう。
どこかで見た事あるなぁと思ったら、コンプレックスエイジの中のキャラをフィギュア化したんですね。こんなものまでフィギュア化してるのか。
自分の右手にミギーを召喚出来るツール。戦ってくれたりはしません。
日本の艦船・飛行機をモチーフにしたTシャツやタオルを販売してます。艦これ人気とはあんまり関係無く、それ以前から活動していたと記憶してます。
ディーラーは違うんですが、どちらもシミュレーションRPGのマップっぽいジオラマ。組み合わせパターンで色々楽しめそう。
制作代行業者。フィギュアやガレキは着色されてないバラバラの部材で売られているので、普通の人が買っても作れないんですね。そういうのを有料で代わりに作ってくれる、というサービスみたいです。フィギュアはゲーセンのプライスでも沢山見かけますし、そういうのを目当てにワンフェスに来たライト層で、うっかり買ったら自分じゃ作れなかった、みたいな人がターゲットになるんでしょうね。
進撃の巨人の胸像。迫力満点。
ワンフェスに出展されるフィギュアは、アニメやマンガをそのまま三次元に起こした要なものが多いんですが、こちらはリアルな人間に近いフィギュアです。人間の3D描写には「不気味の谷」と言われるものがあるんですが、これは谷の向こう側なのかこちら側なのか、どっちなんでしょうねぇ。
企業ブース
ワンフェスの広い会場の中で最も人入りが多く、最もお金がかかっているところです。奥のステージではライブなんかもやっています。
痛キーボードなんてのもありましたが、今は企業がオーダーメイドでやってくれるみたいです。需要あるのかな?……あるんだろうなぁ、こうやってビジネスになってるくらいだし。
サイコパスのドミネーター。自動変形するならカッコイイ!
3DCG教室、なのかな? フィギュアも3Dプリンタで制作する時代なので、3DCGには今までとは違った需要が出て来てるみたいです。オレも昔学校でやったなぁ、SHADEとかLIGHTWAVEとか。
我が長野県が誇るフィギュアメーカーのPLUMさん。諏訪姫も明後日の進化を遂げているようで結構なことです。(白目
艦これのパクリ刀剣乱舞の等身大パネル。コスプレした女性が代わる代わる撮影をしてました。
……この傘さすのは色んな意味で勇気が要るなぁ。
レイヤーがコスプレしたままフィギュアを見て回ってる様子を頻繁に見かけました。やっぱり自分がコスしたキャラが一番気になるのかな?
撮る人は撮られる人。
ワンフェスで必ずやってる企画。河童っぽかったら割となんでもいいみたいです。ここだけで結構な時間見て回れるくらい面白い作品が多いですね。
エヴァンゲリオンは今年で20周年だそうです。オレが高校1年の時にテレビ放映が始まったんですよねぇ。とはいえ、オレの地方ではテレビ放映は無かったので、マニアックな品揃えのレンタルビデオ店で借りてきてダビングしてクラス皆んなで回し見してました。懐かしいなぁ。
艦これ:妙高型4姉妹のポスター。これかっこいいなぁ。
企業ブースにはこんな感じでステージがちょいちょいあって、ライブイベントとかが開催されます。ボーッと歩いてると突然爆音が鳴り出してビックリする。圧倒的なのはアイマスミニライブですねぇ、他と比べて熟練度が違う。ちょっと落ち着きなさいよ。
青き鋼のアルペジオという作品に出てくる潜水艦:イ-401。一方的にシンパシーを感じているんですが、でもこんなナリで潜水して、浸水しないんだろうか?
ラブライバー発見。にこへの愛が深過ぎるようですが、この人この恰好でどこから歩いてきたんだろうか……。
もう見たまんまの企画です。東京みたいな移り変わりの激しい街を、立体模型で残していくのは、ちょっとシンドそうですね。
楽園追放というアニメのアンジェラというキャラの等身大フィギュア。なんとこんな大きなものまで3Dプリンタで制作されてるんですね。
テニスの王子様の跡部景吾。着色前にも関わらずこのゴージャス感。オレは着色してないフィギュアの撮影はしないと決めているんです(監修中で撮影禁止の場合も多いので)が、このフィギュアだけは撮影せずにはいられませんでした。
あ、これ、最近アキバの「世界のラジオ会館」のお土産屋で売ってるの見たわ。
このフィギュア、首に間接がいくつも入ってて、本物の龍のようにポーズをとらせることができます。凄い! ちなみにもう普通に市販されているので、誰でも買うことができます。
超振動カッター。分厚いプラ板も簡単に切れるとのこと。実際使わせてもらいましたが、カッターなのにちょっと力を入れるとプラ板にカッターがどんどん食い込んでいく、という体験はなかなか得難いですね。でもオレそんなのが必要なシーンがあんま無えや。
親子で好きにフィギュアで遊べるコーナー。手足と首を組み替えられたヒーローたちの無惨な姿が哀愁を誘います。
セットに立つ艦これのコスプレイヤーを撮影出来るというブース。この回は最終回で、全員が一度に撮影出来ました。他の方はプロのコンパニオンの方だと思われるんですが、真ん中の天龍のコスプレイヤーは、どうやら一般のレイヤーさんみたいです。
今回割と良く撮れた写真達
今回撮ってきた写真の中から、比較的良く撮れたものを並べてみます。カメラが良くなった分、総じてレベルは上がってると思うんですが、反して「これは改心の出来!」って思えるのはあんまり無かったんですよねぇ。何でだろ?
その他の写真はこちら。832枚もありますので、お暇な時にご覧ください。あ、あと、18歳未満は閲覧禁止!です。
総括
いちおうまとめ的なものを書こうかと思ったんですが、なにせ半年以上前のことなんで、あんま覚えてないですねぇ。この後でワンフェス2015夏のレポートを書くので、思い出したらそちらの方に書こうかと思います。
この暑さで有袋類が荒ぶったので高田馬場飲み歩きツアーをやってきた。
はじめに
いやぁ、今年の夏は本当に暑いですね。梅雨明け宣言があってから、太陽が地球に女房でも寝とられたんじゃねえのかくらいな熱波が続いています。正直酒でも飲まなきゃやってられない!(つまり平常運転)
さて今回の飲み歩きの舞台は、満を持しての我がホームタウン:高田馬場。今回のメンツはこいつらです。
……男の方はいつもの顔ぶれなのでともかくとして、なんか変な生き物がいますね。このドアラ、某界隈ではわりかし有名な人で、ついでに酒にだらしないのでもボチボチ有名でして、ちょいちょい独り飲みしちゃあTwitterで暴走してるのを見かけるわけですよ。あんまりいくない。なので同じく酒にだらしないオレが格好の酒の肴同類相哀れむ的な意味もあって、「昼間っからダラダラ飲もうぜ!」と今回誘ってみた次第です。とはいえ、せっかく変な人スペシャルゲストを巻き込んだので、「ただダラダラ飲む」では終わらせないようにしようかな、とか。ルール自体はだいたいいつもと一緒です。
- 一軒の店で飲むお酒は一杯まで。
- 一人一品ずつ、上限1,000円を目処につまみを注文する
- お残しは許しませんえ
- より沢山の店を巡ることを目標にする
- 目標:6軒
- ルールにあまりこだわり過ぎず、楽しくをモットーに
今回はこれに加え、スペシャルルール。
- エスニック料理の店にできるだけ行く
高田馬場は早稲田大学のお膝元で名実共に学生街なんですが、それはほんの一面に過ぎません。高田馬場は山手線沿線にしては土地代が安いのか、実は外国人、特に東南アジア系の方が多く住んでいるらしく、お店もタイやミャンマー、インドといったエスニック料理店が数多く存在します。前述のドアラはパクチー好きのエスニック好きなので、せっかくだから普段我々が行かないようなエスニック系の店にもできるだけ行ってみよう、というコンセプトです。……とはいえ、酔っ払いのやることなんで、そんなに上手く行くわけも無いんですが。
一軒目:ミャンマー料理
一軒目は、高田馬場駅早稲田口を出てすぐの、いかにも怪しい裏路地に入って100mほどの場所にあるミャンマー料理店。時間はまだ16時で、客が来ないと思っていたのか、ドアを開けるとおかみさんがテレビ見ながらのんびりくつろいでました。このおかみさんが料理を担当、サービスは息子さんと思われる80年代のジャニーズアイドルを邂逅させるような服装のイケメンな男の子が担当してくれます。このイケメンによると、このお店の一番人気はなまずの料理なんだそうですが、かなりのボリュームでさすがに一軒目からその量を食うのははばかられたので、今回は泣く泣く回避。他、ミャンマーの一般的な料理と、イケメンボーイの一番好きな料理を聞き出し、その二品を注文。
まずはビールで乾杯。サービスタイムでたったの250円!安過ぎる!
お通し。豆を素揚げしたもの、かな? 程よい塩味でこれも病みつきになる美味さ。全部食べてしまうとイケメンボーイがおかわりをくれます。ドアラが恐縮しててワロタwww。
ミャンマービール。暑い地域のビールは水みたいにジャブジャブ飲めて、でもアルコール度数はしっかり5%、というパターンが多い気がする。暑いときにはサイコー!
イケメンボーイの大好物だという揚げ物。身は魚かな?肉かな?よう分からんのは、付け合わせのソースが辛いからです。ちょっとだけ酸っぱくて、すっげえ辛い。でも美味い。
ミャンマーで一般的に食べられるという麺料理。麺は多分フォーなのかな。先ほどの揚げ物と打って変わって全く辛くなく、お子さんでも安心して食べれます。どことなく懐かしい味のする料理ですね、オレは一発で好きになりました。また食べに行きたい。
この後更にアサヒスーパードライをもう一杯おかわりし(だって安いんだもの!)、1時間ほどでこの店を後にしました。一軒目で既に3杯とか、明らかにハイペースなんだが大丈夫か?
ミャンマー料理:マノー ミエ
http://tabelog.com/tokyo/A1305/A130503/13174444/
二軒目:獣肉屋
二軒目は先ほどのミャンマー料理店のすぐ裏手にある肉専門店。しかもタダの肉じゃありません。馬、鹿、山羊、なんてのは当たり前、ワニやダチョウ、カンガルー、イノシシ、クマまで食べられるという獣肉専門店です。店員さんもちょっと変わってる人が多いですね。オレはここには以前から何度か足を運んでいるんですが、人気があり過ぎて入れないことが殆ど。こんな裏手のこんな怪しい店構えなのになぁ。
ドリンクはビールをチョイス。ハブ酒とかヤバげなのも置いてあります。
ドアラのくせしてイカが好物なので、イカの一夜干しをチョイス。酒によく合う味で、焼酎頼みたくなったけど、グッと我慢。
馬鹿メー盛り。「馬」「エゾ鹿」「山羊(メーは鳴き声)」で「馬鹿メー」ですね。山羊はちょっと臭みがあるので酢醤油で頂きます。やっぱり強いお酒と合いそう。
他にも色々食べてみたかったですが、店がだんだん混んできたので、早々に次の店へ。店の前に変なチャリンコが置いてあったので、ためしに記念撮影とかしてみました。色々おかしい。
獣肉酒家 米とサーカス
http://miyashitakikaku.com/store/komecircus/
三軒目:焼鳥屋(野菜と鴨肉)
三軒目は二軒目から歩いて10秒ほどの雑居ビルの入り口にあるお店。実はここ、オレの行きつけの店のひとつでもあります。通りかかったらうっかり店員さんと目が合ってしまったので、計画を変更してこの店へ。
ハイボールとお通し。これは普通のサイズのハイボールなんですが……。
野菜巻き盛り。この店は一応焼鳥屋なのかな? でも個人的にこの店の売りは野菜と鴨肉だと勝手に思っています。野菜が美味しいんですよね、ちょっと変わった野菜も使ってますし。
こちらは生野菜盛り。なんと植木鉢で出てきます。(下の方はほとんど氷ですが) みずみずしい野菜がとにかく美味い!
サバスモーク。オレがこの店に来たら必ず注文する品です。日本酒とかと合わせるとサイコー!
この店の最も(?)オソロシイメニューのひとつ、「サイコロハイボール」。ハイボールとありますが、酎ハイ系ならなんでも適用可能です。サイコロを2つ振って、ゾロ目なら無料、奇数なら半額、もし偶数が出ると……。
……まぁこうなるわけです。量も倍、値段も倍。まぁ損は無いんですけどね、インパクトは絶大ですな。トマトハイとかにしとくと気分的にはなんとなく健康的でオススメです。
綺麗なお姉さんが独り美味しそうに食べてました。こういうの素敵ですね。オレみたいなオッサンに声掛けられないように気をつけて頂きたいものです。
克ツ 高田馬場店
http://r.gnavi.co.jp/ay5gzebk0000/
四軒目:タイ料理
次の店はちょっと歩きます。早稲田通りを明治通り方面に歩き続け……。
馬場では割と有名なタイ料理の店だそうで、今回の機会に足を運んでみました。入口からしていかにも「タイ」なイメージですが、店内もなかなか凝ってます。
タイと言えばシンハービール。やっぱりガブガブジャブジャブ飲みたいビールですが、輸入ビールなのでお値段的に財布がそれを許さない。
カレー炒め。見た目に反して比較的食べ易い辛さです。でもカレーなのでご飯ほしいです。タイ米で食べると美味しいですね。
タイ料理の定番、トムヤムスープ。ドアラの配ぜんで食します。スープがちゃんと注げるってことは、まだ酔っぱらってないってことか。
で、このトムヤムスープ、めっちゃくちゃ辛いです。いや辛過ぎたりはしないんですよ、食べれるし辛くて水ガブガブ飲みたい、なんてことにはならない。ならないんですが、汗腺という汗腺から汗が噴き出て止まらなくなります。なにあれまじないでもかかってんの!?
タオル無しでは耐えられない発汗量。この日暑い日にこれ食ったら汗しっかりかけて健康維持にはちょうどいいんでしょうね。個人的には酸っぱ辛いスープは好物なんですが、さすがにシンドイなぁ。冬場にした方が良かったかしら。
http://tabelog.com/tokyo/A1305/A130503/13000066/
タイ屋台料理:カオタイ
五軒目:焼鳥屋(オーソドックス)
さて、次は裏馬場へ……と思ったんですけど、どこの店もオープンな感じ。とてもトムヤムスープにやられた直後の我々には冷房の効き具合がMAXでないと有袋類でなくとも荒ぶる危険があるため、もう少し足をのばして新目白通りの方へ。
ここもオレの行きつけの店のひとつで、焼鳥屋さんです。場所はあんまり便利な場所じゃないんですが、味は抜群に美味いです。
お通しの鳥もつ煮。いつもは豆腐がお通しの場合が多いんですけど、売り切れたかな?
焼鳥:ひな鶏。ストロングスタイル。
焼鳥:砂肝。ジューシーポーリーYeah!!
この貼り紙にセンスを感じずにはいられない。
オレがいつも飲んでる「梅肉サワー」。梅干しじゃなくてペースト状の梅肉が入っているので、撹拌し易いです。梅好きにはオススメ。酎ハイ系ドリンクは、シャリキンでの提供もしてくれますが、オレは普通の方が好きかな。
串焼きとお酒 かんむり
http://tabelog.com/tokyo/A1305/A130503/13172905/
六軒目:バー
さて、16時から飲み続けてきましたが、終電も近くなってきたので、〆の一杯へ。今までとはちょっと趣を変えて、シックなバーへと移動しました。
自転車が趣味のマスター。店の前にはお店のテーマカラーと同じ自転車が停めてあります。
珍しいお酒がいっぱい。ベルギービールとかの品揃えも多いです。すっごい酸っぱいビールがあるから、是非頼んでみて下さい。一発で酔いがさめるから。
我々はそれぞれ異なるフルーツのフレッシュフルーツカクテルを注文。上から桃、スイカ、巨峰です。スイカはちゃんと塩がついてるのがそれっぽい。
オレはついでにもう一杯。たしかシェリートニックだったかな、ちょっと記憶が曖昧。(名探偵コナンの話になったから、その辺のお酒だとは思うんだけど)
BAR blue moon
http://www.bar-bluemoon.com/
ここで終電、タイムアップとなったため、お開き。16時から23時まで飲んで、飲み歩いた店が6軒。飲み歩きツアーとしては及第点じゃないですかね。
総括
この企画は「知らない東京に会いに行く」という裏コンセプトがあるんですが、この街はオレが東京に上京してから約20年間遊び歩いている街なので、ちょっとコンセプトはずれな感はありました。どちらかというと、オレの良く知っている街を紹介する、といった感じでしたね。
飲み歩きしてて思ったのが、一日だと案外行ける軒数が少ないなぁ、と。今までの飲み歩きツアーと違って「当たるも八卦当たらぬも八卦」みたいな入店の仕方は殆ど無く、自分がオススメできる店を中心に回っていました。そうすると、あれ、あの店もこの店も行けてない、って思うわけですよ。高田馬場は冒頭で述べたように学生街です。でも、一本裏路地に入ると、学生の近づかない、美味しいものを出してくれて落ち着いている店がいっぱいあるんですよね。それらに二人を連れて行けなかったのがとても残念です。
そうは言っても、エスニック系の店は行ったこと無かったし、個人的にも新たなチャレンジになりました。エスニック系に限らず、気にはなるけどまだ行けてない店も多いですし。もっともっとこの街の面白さを知ってみたいと思う、よいきっかけになったと思います。
さて、次はどの街に行こうかな。新宿あたりという噂も、あったりなかったり……。
今回の飲み歩きの、その他の写真はこちらから。
以前の飲み歩きはこちら。
- 秋の気配に誘われたので吉祥寺ハモニカ横丁呑んだくれツアーをやってきた。 - ミッションたぶんPossible
- 木枯らしに吹かれたので赤羽一番街呑んだくれツアーをやってきた。 - ミッションたぶんPossible
- 新緑が色鮮やかだったので三軒茶屋飲み歩きツアーをやってきた。 - ミッションたぶんPossible
- 夏が勘違いして舞い戻ってきたので京成立石呑んだくれツアーをやってきた。 - ミッションたぶんPossible
- 使徒が襲来する年がやってきたので上野アメ横飲んだくれツアーをやってきた。 - ミッションたぶんPossible
- GWがちっともゴールデンじゃなかったので築地飲み歩きツアーをやってこようと思ったらなぜか東京おっ散歩になったんだぜ - ミッションたぶんPossible
鎮魂歌としてのアイマス10thライブ
昨日は西武プリンスドームで開催された「THE IDOLM@STER M@STERS OF IDOL WORLD!!2015 Day 1」に参加して来ました。が、先に断っておきますが、ここにはその感想のようなものは殆ど書きません。そもそもオレは4時間超のライブの最中、ほとんど考え事をしていましたし、むしろその為にこのイベントに参加しにきたようなものだからです。
かつて、オレは小さな部署を任されていて、そこには何故か社内でも一癖ある連中が集められる傾向にありました。アイマス好きなソイツもその1人でしたが、最初から変な奴だったか、というと、そうでもなかったんですよね、割と普通のおとなしめの男でした。が、ある日うつを患ってしまい、その療養のための長期休暇を経て戻ってきたらヒドイ純度の高いプロデューサーに変貌していました。その後彼に振り回される付き合う形で、コミケやライブに参加したり、秋葉原を巡ったりもしました。オレが毎週土曜に開催していた社内勉強会の後には、安いけど美味しい中華料理屋で終電まで散々馬鹿話をしたものです。
その彼からつい先日、久々に連絡がありました。以前から同棲してた彼女と結婚することになった、と。
彼は結婚を契機にプロデューサーを完全引退するそうです。元々、結婚相手である彼女と同棲してから、アニメを見ている彼の挙動や表情が気持ち悪いからと咎められ、少し前から全くアイマスをフォローできてない状態ではあったそうです。これに関しては、(少々気の毒ではあるけれど)全然弁明出来ないです、だってオレから見ても本当に気持ち悪いんだもの。
それに、あれほど大好きで、むしろ狂気といって差し支えなかったレベルの愛を注いだアイマスを手放してでも、彼女との家庭を手に入れたいというのは、とても素敵な事だと思うんです。実際昨年末に会った彼は幸せそうで、今回送ってきた連絡にも「アイマスは他界したけどリアル嫁を大切にします!」と書いてあり、オレにはその短い文から彼がとても幸せであることが感じ取れました。
今回、元々アイマスライブに両日参加する予定だった妹から、チケットが一枚だけ余りそう、と言う話を聞いたとき(譲ってくれたサワノさん、ありがとう!)、ふとその元部下の結婚報告を思い出したのです。
他界したのだったら、葬式に参列しないとだよな。
改めてイベントに参加すると、考え事をしにきたなどとは言っても、やはり受け取れるものは多かったです。オレは5th Anniversary ライブには参加した事があるので、5年前との比較で感じることが多かったですが。
やはり、何と言ってもファン(プロデューサー)の数が圧倒的に増えていること。この5年間でアイマスは目覚ましい拡大を見せました5thライブの頃はPSPバージョンが発売されたばかりで、アイマス2の制作がこのライブで発表されました。その後アイマスはアニメ化し、モバゲーとGREEにソーシャルゲームとして展開され、更にそのソーシャルゲームがアニメ化・映画化と、次々とより一般層に手が届く形となり、都度ファンを増やし続けました。
オレの5年前の認識では「ニコ動というプラットフォームに恵まれてCGMの流れに乗れなかったならば、とっくの昔に終わっていたコンテンツ」でした。今や押しも押されもせぬビッグコンテンツ群です。5年前はキャパ数千人の箱を1公演埋めるのが精一杯だったものが、38,000人もの器を2Days満員御礼にして更にパブリックビューイングまで複数用意されるのだから、凄まじいの一言に尽きます。
ライブ中にアイドルたちも言っていましたが「プロデューサーさん、ドームですよ、ドーム!」という台詞が、本当に実現されてしまったのだから、本当にすごい。名実共にトップアイドルコンテンツとなったと言えるのではないでしょうか。
ステージに立つアイドルたちも、この5年で変容しました。
個人的に印象深かったのは、浅倉杏美さんでした。彼女は5thライブで長谷優里奈さん(旧名:落合祐里香、現:友利花)さんから雪歩役を交代したことが発表され、このイベントで初お目見えでしたが、プレッシャーからか、登壇してすぐ泣き出してしまったのを記憶しています。それが今回の「10thライブ」では、堂々とメインとしてステージに立ち、立派に歌やMCをこなす、あまつさえ観客まで煽るようになった。
それは5thライブで765 Proのメンバー入りした沼倉愛美さん、原由実さんにしても同様で、5年という月日で彼女らがどれだけ研鑽を重ねてきたかが窺い知れます。
ライブ中でアイマスはPlayStation4で新作を出すことが発表されました。10年ずっと新しい話題を提供し続け、更に裾野を拡大させているコンテンツというのは、他にあまり類がありません。まだまだアイマスは続いて行くのでしょうし、ファン(プロデューサー)たちもそれに着いていくのでしょう。
一方で、前述のオレの元部下のように、様々な事情でアイマスという潮流から離れていくこともあります。オレはコンテンツとは消費されるもので、同じコンテンツにいつまでもしがみつくのはあまり健全ではないと思っています。(趣味の話なんて他人がどうこう言うものではありませんが) そう言う意味では、元部下については適切なタイミングと形でアイマスから卒業(彼流に言うと「他界」)出来たんじゃないでしょうか。
でも、あれほど彼に溢れていた、アイマスに対する熱意と愛……いや、やはり「狂気」と表現した方が適切かもしれない……はどこに行ってしまったんだろう、と思わなくもないです。彼は「他界」と表現しましたが、あの狂気が亡霊となって独り彷徨う様をオレには想像できました。いわゆるリア充へと変貌した宿主から逃げ出し西武ドームにやってきて、誰にも知られずひっそりと満足して成仏してるのでしょうか、それとも誰かに伝播して狂気を振りまき続けるのでしょうか。
ではオレ自身はどうか? オレ自身は5年前も今もさほどアイマスをフォローしている状態にはありませんでしたが、改めて考えてみると、プロデューサーだった彼からの影響は大きかったんだなぁ、と思い至りました。アイマスライブに限らず、コミケやワンフェスに行ったのも彼がきっかけでしたし、オレはそこで写真を撮る楽しさを覚えました。その趣味は未だに続いていて、当時iPhoneで撮影したのが、この5年で一眼レフにグレードアップしており、今やオレはそれらのイベントに彼の誘い無しに自主的に参加しています。元々の趣味だったサッカー観戦でもカメラは欠かせないものになりました。
彼の持っていた狂気は、形を変えてオレに取り憑いているのかもしれないですね、もしかしたら。
でも、オレが元々持っていた狂気も確かにあるはずで(周囲から変人扱いされてるので、たぶん何かしらそういうものがあるはず)、今はたぶんそういう存在であると多くの人から認識を受けた上で、今をウロウロと徘徊しています。
無事「他界」してリア充に戻れた元部下に対し、オレ自身はベクトルは多少変われど相変わらず狂気をはらんだまま彷徨っている。アイマスも元部下も前に進んでいる、オレはどうなんだろうか? 自分の立ち位置に不安を覚えなくもないです。
元部下は、前述の結婚報告の連絡で「滝川さんには今も昔もお世話になりっぱなしで本当に感謝してます。」と言ってくれました。当人にはあまり世話した自覚はないのですが、嬉しい言葉です。
オレが何かしたかなぁと思い返してみると、オレが何か世話したかというのはあまり思い至りませんでした。が、彼やオレや周囲の連中との様々な思い出が蘇ってきました。オレ達のチームは本当に面白かったよなぁ、はしみじみ思ったのです。
土曜に集まって勉強会やプレゼン大会やったり、コミケやアキバや色んなところに一緒に遊びに行ったし、仕事の話もオタクな話も含めて本当に多くの馬鹿話を飲みながら話しました。仕事も遊びも真剣に本気で取り組めるヤツらばかりだったし、それでいてそれを面白がれる連中でした。
オレ達のチームにいた連中は、今では半分くらいはあの会社に残っていません。だからもう比較する事なんでできないですし、老害の懐古主義なのかもしれないですけど、それでもオレは、過去でも未来でも、あの会社でオレ達のチームが一番面白い、と強く強く思うんです。どいつもこいつも個性が強過ぎてデコボコな連中だったけど、その個性がカッチリ噛み合って爆発的に面白さを作っていたのがオレ達のチームでした。
オレは西武ドームに、元部下の中にあったプロデューサーという狂気の鎮魂というか除霊というか、ともかく一区切り付けるために行ってきたつもりでした。でももしかしたら、オレが本当に鎮魂したかったのは、今はもう無くなってしまったあのチームのことだったのかもしれません。もう同じチームは作れないのだから、いつまでも懐かしがってないで、次に進まなくちゃね。そして次に何をすべきかを改めて考え直してみよう。灯籠流しのようにさえ見える虹色のサイリウムの光を見ながら、そんなことを思いました。
最後に。
ヤマガタ、結婚おめでとう。今回のチケット代が案外高くて香典もご祝儀も出せないから、結婚式には呼ばんでいいぞw。ちゃんと成仏して、隣にいる彼女を幸せにしてあげて下さい。
困った事があったら、迷惑だなんて思わないから(金の話以外なら)いつでもなんでも相談してくれ。なに、どーせオマエから昔こうむった迷惑に比べたら全然大したことないだろw。
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