この暑さで有袋類が荒ぶったので高田馬場飲み歩きツアーをやってきた。
はじめに
いやぁ、今年の夏は本当に暑いですね。梅雨明け宣言があってから、太陽が地球に女房でも寝とられたんじゃねえのかくらいな熱波が続いています。正直酒でも飲まなきゃやってられない!(つまり平常運転)
さて今回の飲み歩きの舞台は、満を持しての我がホームタウン:高田馬場。今回のメンツはこいつらです。
……男の方はいつもの顔ぶれなのでともかくとして、なんか変な生き物がいますね。このドアラ、某界隈ではわりかし有名な人で、ついでに酒にだらしないのでもボチボチ有名でして、ちょいちょい独り飲みしちゃあTwitterで暴走してるのを見かけるわけですよ。あんまりいくない。なので同じく酒にだらしないオレが格好の酒の肴同類相哀れむ的な意味もあって、「昼間っからダラダラ飲もうぜ!」と今回誘ってみた次第です。とはいえ、せっかく変な人スペシャルゲストを巻き込んだので、「ただダラダラ飲む」では終わらせないようにしようかな、とか。ルール自体はだいたいいつもと一緒です。
- 一軒の店で飲むお酒は一杯まで。
- 一人一品ずつ、上限1,000円を目処につまみを注文する
- お残しは許しませんえ
- より沢山の店を巡ることを目標にする
- 目標:6軒
- ルールにあまりこだわり過ぎず、楽しくをモットーに
今回はこれに加え、スペシャルルール。
- エスニック料理の店にできるだけ行く
高田馬場は早稲田大学のお膝元で名実共に学生街なんですが、それはほんの一面に過ぎません。高田馬場は山手線沿線にしては土地代が安いのか、実は外国人、特に東南アジア系の方が多く住んでいるらしく、お店もタイやミャンマー、インドといったエスニック料理店が数多く存在します。前述のドアラはパクチー好きのエスニック好きなので、せっかくだから普段我々が行かないようなエスニック系の店にもできるだけ行ってみよう、というコンセプトです。……とはいえ、酔っ払いのやることなんで、そんなに上手く行くわけも無いんですが。
一軒目:ミャンマー料理
一軒目は、高田馬場駅早稲田口を出てすぐの、いかにも怪しい裏路地に入って100mほどの場所にあるミャンマー料理店。時間はまだ16時で、客が来ないと思っていたのか、ドアを開けるとおかみさんがテレビ見ながらのんびりくつろいでました。このおかみさんが料理を担当、サービスは息子さんと思われる80年代のジャニーズアイドルを邂逅させるような服装のイケメンな男の子が担当してくれます。このイケメンによると、このお店の一番人気はなまずの料理なんだそうですが、かなりのボリュームでさすがに一軒目からその量を食うのははばかられたので、今回は泣く泣く回避。他、ミャンマーの一般的な料理と、イケメンボーイの一番好きな料理を聞き出し、その二品を注文。
まずはビールで乾杯。サービスタイムでたったの250円!安過ぎる!
お通し。豆を素揚げしたもの、かな? 程よい塩味でこれも病みつきになる美味さ。全部食べてしまうとイケメンボーイがおかわりをくれます。ドアラが恐縮しててワロタwww。
ミャンマービール。暑い地域のビールは水みたいにジャブジャブ飲めて、でもアルコール度数はしっかり5%、というパターンが多い気がする。暑いときにはサイコー!
イケメンボーイの大好物だという揚げ物。身は魚かな?肉かな?よう分からんのは、付け合わせのソースが辛いからです。ちょっとだけ酸っぱくて、すっげえ辛い。でも美味い。
ミャンマーで一般的に食べられるという麺料理。麺は多分フォーなのかな。先ほどの揚げ物と打って変わって全く辛くなく、お子さんでも安心して食べれます。どことなく懐かしい味のする料理ですね、オレは一発で好きになりました。また食べに行きたい。
この後更にアサヒスーパードライをもう一杯おかわりし(だって安いんだもの!)、1時間ほどでこの店を後にしました。一軒目で既に3杯とか、明らかにハイペースなんだが大丈夫か?
ミャンマー料理:マノー ミエ
http://tabelog.com/tokyo/A1305/A130503/13174444/
二軒目:獣肉屋
二軒目は先ほどのミャンマー料理店のすぐ裏手にある肉専門店。しかもタダの肉じゃありません。馬、鹿、山羊、なんてのは当たり前、ワニやダチョウ、カンガルー、イノシシ、クマまで食べられるという獣肉専門店です。店員さんもちょっと変わってる人が多いですね。オレはここには以前から何度か足を運んでいるんですが、人気があり過ぎて入れないことが殆ど。こんな裏手のこんな怪しい店構えなのになぁ。
ドリンクはビールをチョイス。ハブ酒とかヤバげなのも置いてあります。
ドアラのくせしてイカが好物なので、イカの一夜干しをチョイス。酒によく合う味で、焼酎頼みたくなったけど、グッと我慢。
馬鹿メー盛り。「馬」「エゾ鹿」「山羊(メーは鳴き声)」で「馬鹿メー」ですね。山羊はちょっと臭みがあるので酢醤油で頂きます。やっぱり強いお酒と合いそう。
他にも色々食べてみたかったですが、店がだんだん混んできたので、早々に次の店へ。店の前に変なチャリンコが置いてあったので、ためしに記念撮影とかしてみました。色々おかしい。
獣肉酒家 米とサーカス
http://miyashitakikaku.com/store/komecircus/
三軒目:焼鳥屋(野菜と鴨肉)
三軒目は二軒目から歩いて10秒ほどの雑居ビルの入り口にあるお店。実はここ、オレの行きつけの店のひとつでもあります。通りかかったらうっかり店員さんと目が合ってしまったので、計画を変更してこの店へ。
ハイボールとお通し。これは普通のサイズのハイボールなんですが……。
野菜巻き盛り。この店は一応焼鳥屋なのかな? でも個人的にこの店の売りは野菜と鴨肉だと勝手に思っています。野菜が美味しいんですよね、ちょっと変わった野菜も使ってますし。
こちらは生野菜盛り。なんと植木鉢で出てきます。(下の方はほとんど氷ですが) みずみずしい野菜がとにかく美味い!
サバスモーク。オレがこの店に来たら必ず注文する品です。日本酒とかと合わせるとサイコー!
この店の最も(?)オソロシイメニューのひとつ、「サイコロハイボール」。ハイボールとありますが、酎ハイ系ならなんでも適用可能です。サイコロを2つ振って、ゾロ目なら無料、奇数なら半額、もし偶数が出ると……。
……まぁこうなるわけです。量も倍、値段も倍。まぁ損は無いんですけどね、インパクトは絶大ですな。トマトハイとかにしとくと気分的にはなんとなく健康的でオススメです。
綺麗なお姉さんが独り美味しそうに食べてました。こういうの素敵ですね。オレみたいなオッサンに声掛けられないように気をつけて頂きたいものです。
克ツ 高田馬場店
http://r.gnavi.co.jp/ay5gzebk0000/
四軒目:タイ料理
次の店はちょっと歩きます。早稲田通りを明治通り方面に歩き続け……。
馬場では割と有名なタイ料理の店だそうで、今回の機会に足を運んでみました。入口からしていかにも「タイ」なイメージですが、店内もなかなか凝ってます。
タイと言えばシンハービール。やっぱりガブガブジャブジャブ飲みたいビールですが、輸入ビールなのでお値段的に財布がそれを許さない。
カレー炒め。見た目に反して比較的食べ易い辛さです。でもカレーなのでご飯ほしいです。タイ米で食べると美味しいですね。
タイ料理の定番、トムヤムスープ。ドアラの配ぜんで食します。スープがちゃんと注げるってことは、まだ酔っぱらってないってことか。
で、このトムヤムスープ、めっちゃくちゃ辛いです。いや辛過ぎたりはしないんですよ、食べれるし辛くて水ガブガブ飲みたい、なんてことにはならない。ならないんですが、汗腺という汗腺から汗が噴き出て止まらなくなります。なにあれまじないでもかかってんの!?
タオル無しでは耐えられない発汗量。この日暑い日にこれ食ったら汗しっかりかけて健康維持にはちょうどいいんでしょうね。個人的には酸っぱ辛いスープは好物なんですが、さすがにシンドイなぁ。冬場にした方が良かったかしら。
http://tabelog.com/tokyo/A1305/A130503/13000066/
タイ屋台料理:カオタイ
五軒目:焼鳥屋(オーソドックス)
さて、次は裏馬場へ……と思ったんですけど、どこの店もオープンな感じ。とてもトムヤムスープにやられた直後の我々には冷房の効き具合がMAXでないと有袋類でなくとも荒ぶる危険があるため、もう少し足をのばして新目白通りの方へ。
ここもオレの行きつけの店のひとつで、焼鳥屋さんです。場所はあんまり便利な場所じゃないんですが、味は抜群に美味いです。
お通しの鳥もつ煮。いつもは豆腐がお通しの場合が多いんですけど、売り切れたかな?
焼鳥:ひな鶏。ストロングスタイル。
焼鳥:砂肝。ジューシーポーリーYeah!!
この貼り紙にセンスを感じずにはいられない。
オレがいつも飲んでる「梅肉サワー」。梅干しじゃなくてペースト状の梅肉が入っているので、撹拌し易いです。梅好きにはオススメ。酎ハイ系ドリンクは、シャリキンでの提供もしてくれますが、オレは普通の方が好きかな。
串焼きとお酒 かんむり
http://tabelog.com/tokyo/A1305/A130503/13172905/
六軒目:バー
さて、16時から飲み続けてきましたが、終電も近くなってきたので、〆の一杯へ。今までとはちょっと趣を変えて、シックなバーへと移動しました。
自転車が趣味のマスター。店の前にはお店のテーマカラーと同じ自転車が停めてあります。
珍しいお酒がいっぱい。ベルギービールとかの品揃えも多いです。すっごい酸っぱいビールがあるから、是非頼んでみて下さい。一発で酔いがさめるから。
我々はそれぞれ異なるフルーツのフレッシュフルーツカクテルを注文。上から桃、スイカ、巨峰です。スイカはちゃんと塩がついてるのがそれっぽい。
オレはついでにもう一杯。たしかシェリートニックだったかな、ちょっと記憶が曖昧。(名探偵コナンの話になったから、その辺のお酒だとは思うんだけど)
BAR blue moon
http://www.bar-bluemoon.com/
ここで終電、タイムアップとなったため、お開き。16時から23時まで飲んで、飲み歩いた店が6軒。飲み歩きツアーとしては及第点じゃないですかね。
総括
この企画は「知らない東京に会いに行く」という裏コンセプトがあるんですが、この街はオレが東京に上京してから約20年間遊び歩いている街なので、ちょっとコンセプトはずれな感はありました。どちらかというと、オレの良く知っている街を紹介する、といった感じでしたね。
飲み歩きしてて思ったのが、一日だと案外行ける軒数が少ないなぁ、と。今までの飲み歩きツアーと違って「当たるも八卦当たらぬも八卦」みたいな入店の仕方は殆ど無く、自分がオススメできる店を中心に回っていました。そうすると、あれ、あの店もこの店も行けてない、って思うわけですよ。高田馬場は冒頭で述べたように学生街です。でも、一本裏路地に入ると、学生の近づかない、美味しいものを出してくれて落ち着いている店がいっぱいあるんですよね。それらに二人を連れて行けなかったのがとても残念です。
そうは言っても、エスニック系の店は行ったこと無かったし、個人的にも新たなチャレンジになりました。エスニック系に限らず、気にはなるけどまだ行けてない店も多いですし。もっともっとこの街の面白さを知ってみたいと思う、よいきっかけになったと思います。
さて、次はどの街に行こうかな。新宿あたりという噂も、あったりなかったり……。
今回の飲み歩きの、その他の写真はこちらから。
以前の飲み歩きはこちら。
- 秋の気配に誘われたので吉祥寺ハモニカ横丁呑んだくれツアーをやってきた。 - ミッションたぶんPossible
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