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ミッションたぶんPossible

どこにでもいるシステムエンジニアのなんでもない日記です。たぶん。

Experience Vision ワークショップが終了しました。

勉強会



 今日で5回に渡って開催された「Experience Visionワークショップ」の全てが終了しました。元々はDevLOVEで開催された、著者の山崎先生が登壇された同名の書籍を紹介するイベントから「この本に書いてある内容を実際に素振り*1しようぜ」という@papandaさんの声掛けに応じたメンバーでひっそり続けてきたのが、大体月一ペースで6ヶ月も続いたものです。我ながらよく続いたもんだ。


 オレ達6人の成果なんで、オレの一存でこのワークショップの成果をお見せすることはできませんが、たった5回のワークショップなのに、膨大な記録が残っていて、その量に今日のふりかえりで改めて驚かされました。この記録を辿ればオレ達はいつでもこの5回のワークショップを辿ることができます。普通の勉強会では決してここまでできないし、オレ自身、ここまで真剣に記録を残したことも、宿題をやってきたことも、書いてきた付箋の枚数も、議論した言葉の数も、決して無かったと断言出来るワークショップだったと思います。


 このブログで書いてこなかったのは、たとえ素振りとはいえ「本気で新規サービスを作るつもりだったから」に他なりません。だってここで書いてアイディアが他人にパクられたら困るし。可能であればこの場で出たアイディアを実現させてマネタイズするところまで本気で考えていました。
 結果的にそこまで至りませんでしたが、全員が本気だったし、真剣だった。迷走も暴走もしましたが、オレ達で新しいビジネスを作ろうと思ったからこそ、かなりしんどい思いをしながらも妥協せずに今日までやって来れました。それでも最終的に「これだ!」と全員が思えるアイディアにならなかったのは、いきなり成功に結びつけられるほどスタートアップは簡単なもんじゃないって証明みたいなモンなんでしょうね。


 最終回の今日は、ワークそのものよりは前4回のワークの内容を振り返るディスカッションがメインでした。全員の口から一様に出て来たのは「このメンバーだったから、たった一人の脱落者も出さずにやってこれたからこそ、5回ものこんな充実したワークをやってこれた」ということ。これは決して身内びいきや自画自賛の言葉ではありません。オレ達は、SI、Webサービス、ビジネス、ゲーム、それぞれバラバラの立場で、別々のコンテキストで普段は仕事をしている人間です。ですが、未知の新しい技法を身に着けたい、未踏の「新しいビジネスを立ち上げる」というフェーズに対する思いについては強く強く思いを共にしていたと思います。誰かが斬新な意見を口にすれば、それに負けじと食らいついて行ったし、誰かが疑問を口にすれば、決してそれを曖昧なままでは終わらせなかった。全員で奪い取った成果であり、だからこそ誰かが欠けたらこの成果には辿り着けなかった。全員が異なるコンテキストだからこそ多面的な意見が出て、予想も出来なかった様な驚異的な気付きに辿り着くことができた。たった半日ずつの、5回しかないワークでしたが、オレ自身も、参加した全員にとっても、絶対に二度と得られない知見を得られた貴重な体験でした。


 一方で、今日のふりかえりで同様に全員が口にしたのは「明日からどうするか?


 オレ達は、確かにここで未体験の、普通に仕事してたら絶対に体験出来ないことを学んだ訳ですが、「新しいことが学べて良かったね」なんてキレイゴトで終わらす気なんてサラサラ無いんですよ。石にすがりついてでも、どんな痛みを伴っても、どんなに泥臭くても、このワークで経験したことを「明日の仕事に繋げる」ことしか考えてないんです。残念ながら、この5回の気付きを明日すぐ活かせる人間は、周辺的な事情まで含めて鑑みた時、我々の中には一人もいませんでした。でも一週間後は分からないし、一年後はもっと分からない。オレ達が今日の最後のワークショップが終わった瞬間から、オレ達は全員が次のステップに踏み出すことになります。


 これだけやってきてもオレの中にはまだ疑問がいくつかあります。
 「Experience Vision」という本に記されたワークは、オレの中では一応は「リーンスタートアップの手法のひとつ」という位置付けになっています(実際にはもうちょっと幅の広いものですが)。すると、リンスタが流行っている今現在ではリンスタ的手法としていくつか「競合」に値する手法が存在します。オレの中ではまだそれらとの折り合いというか、使い分けを付けることができていません。
 また、自分の会社で導入するには、自社の開発ロットが小さ過ぎて「Experience Vision」のワークが重すぎるんですね。アイディア出しだけで数人使って何日もかかってしまうのは、普通の会社だとそれほどでもないのかもだけど、基本的な開発が企画〜リリースまでで一週間未満が殆どという非常に小さいオレの会社では上に対して説明が出来ない。
 「Experience Vision」そのままでは使いづらくても、この「素振り」である程度どのポイントに気をつけるべきかは学びました。その上で、自分の現場にどうやって持ち込むかは、これからオレ個人で考え続けなくてはいけないことなんだと思います。それはツライ苦しいことですが、一方でとても楽しみで仕方ないことでもあります。早く自分のビジネスで、誰かを驚かせてみたいですね。


 最後に、このワークショップを一緒に付き合ってくれた最高の仲間である、@papanda、@jun116、@chachaki、@TAKAKING22、ひろやんに最大の感謝を。またこんな面白いバカ騒ぎをやりましょう!次はもっと面白いコトができますよ、オレ達なら!!!



*1:実案件ではなく失敗しても構わない場所で練習で実践すること