ミッションたぶんPossible

どこにでもいるシステムエンジニアのなんでもない日記です。たぶん。

9/12(日)、vs浦和、味スタ


FC東京 0 - 1 浦和


 浦和と対戦した試合の後は毎回このくだりを書いてる気がしますが、浦和には2004年のナビスコ杯決勝から一回も勝てていません。オレは当時はまだレッズサポで翌々年からFC東京のサポーターになったので、オレが応援し始めてからただの一度も浦和に勝ててないのです。チームは降格圏まで低迷しているものの、いや、だからこそどうしてもこのゲームは勝ちたかった!今日のこの結果は、今季の敗戦のどれよりもショックで苦しい結果でした。


 試合開始直後はFC東京優勢でゲームが進みます。というか、明らかなFC東京のオーバーペース、理想的な試合展開ではあったものの、オールプレスをかけているし空走りも多いし、いつかトーンダウンすることは目に見えていました。いや、4日前の清水との惜しい悔しい同点劇で覚醒し、これが実は本当のFC東京であったと信じたかったのですが・・・。
 案の定、開始10分頃にはペースが落ち、個の力で勝る浦和が優勢になります。FC東京は凡ミスを連発して自らの首を絞め、何度となくピンチを迎えますが、それをなんとか退けます。また予定外の事態も発生。前半20分には羽生が、37分には高橋秀人が負傷し、それぞれ今野と石川が交代で入ります。


 後半は一進一退ながらややFC東京ペースで試合を進めます。梶山が、徳永が、大黒がシュートを打ち、ことごとくキーパー正面もしくはクロスバーを叩くという惜しいシーンを頻発します。ただ、油断してるとあっという間に危険な状態に持ってくるのが浦和です。後半21分にエリア内で浦和選手を倒してしまいPK献上、これをポンテに決められます。
 FC東京も直後にリカルジーニョに代えて平山をピッチに送り出し、さらに攻撃色を強めますが、惜しいところまではいけるものの得点には至れず。後半40分くらいには鈴木達也が負傷してピッチを去りますが、もう既に交代枠は使い切っており10人で戦う羽目に。猛攻むなしくこのまま試合終了の笛を聞く事となりました。


 PKのシーンは、その直前のスルーパスの時点でオフサイドだったと思うんですが、今更そんなことを言ってもしゃーないので、結果をそのまま受け入れたいと思います。個人的にはリカルジーニョが非常に良かったと思います。彼はブラジル人にしては非常に希有な「シュートを殆ど打たないFW」なんですがw、今日もその点は全く一緒です。ただ、守備意識が非常に高くて、かなり後ろの方まで戻ってボールを奪い返すシーンが何度もありました。その分攻撃が手薄になってしまったことは否めないのですが、実際のところリカの守備に助けられたところは大きかったので、それは賞賛してあげたいなぁと思います。
 あとは達也、怪我が非常に気になります(なにせ自分でユニフォームを脱いでピッチを出てしまうくらい酷かった様なので)が、それまでは攻守にわたり非常に走り回ってくれました。彼はあんまりテクニックはないので、ちょいちょい「勘弁してくれよ・・・」と思うプレーもしでかしてたんですが、走り回ると言う事に関しては本当に頑張ってくれたと思います。


 それ以外で今日の試合で残念だったのは、両チームともに負傷交代が非常に多かった事。どちらのチームも怪我人が多く、ベストメンバーにほど遠い布陣しか組めない状況下で、さらに怪我人を出して仕方なく交代枠を使うシーンが目立ちました。試合終了までに5人も負傷退場者が出てしまった、これでは監督は采配を振るいようがありません。戦術的な交代がなかったのは、単純にサッカーファンとして残念ですし、彼らの怪我の具合が非常に心配です。


 さて、この試合でFC東京はさらに順位を落とし、14位になりました。降格圏の16位ヴィッセル神戸と同じ勝ち点21、J2の足音が本当に近くで聞こえるようになりました。選手は自信を失っているようですが、特効薬は勝利以外ありません。ぜひどんな形でもいいので、できれば味スタで、勝利の雄叫びを聞きたいものです。



 今回のおまけ



 味スタが満員になる可能性はvsレッズ戦しか実質あり得ないのですが、この試合は残念ながら3万人に50人ほど足らない動員数。両チームの低迷は、しっかり観客席の空席の数に現れているようです。

 まぁそうはいっても、今回も大挙して押し寄せてきて下さったレッズサポの皆さん。試合開始ちょい前に突然ゴール裏サポが中央に密集しチャントを歌いだす、という場面がありました。こういう時は「さすがJリーグNo.1サポーター」と言わざるを得ません。
 しかし、彼らがいつまでたっても残念な存在なのも相変わらずで、今回も試合終了後に会場に居座り続け、挙げ句どうしようもないメッセージの書かれた横断幕を掲げてくれたようです。・・・オレ自身は敗戦がショックでさっさと帰ってきてしまったので、この横断幕は見てないんですが。


センスのない垂れ幕だ、晒してやる。 on Twitpic


 この写真では分かりにくいですが「J2で東京ダービー開催」と書かれているようですね。こんなメッセージ、面白くも何ともないし、彼らにしてもイメージを悪くするだけなのに、何の意味があるんでしょうか?
 こういった行為は、浦和だけでなく、Jリーグ全体のイメージを落としかねません。自分たちの利益の為にも本当に止めて頂きたい!


 あ、あと上記とは全然関係無い話なんですが、オレの隣の席に座っていた若い男性がかなりハッスルしていて周囲で注目の的でした。酒に酔っぱらって口汚いヤジを自チームの選手に怒鳴り続けるんですよね。もう女性とか子供とか怖がっちゃって。その怒鳴っている内容はある意味正しくて、戦術的にはむしろ正解なんですが、叫んだところで選手には聞こえませんしねぃ(ましてや日本語の分からないリカルジーニョに向けたものが多かったですしw)。
 で、この兄ちゃん、試合終盤で急に静かになったなぁと思ってふと見てみると、泣いてるんですよ!! もうお前どんだけ飲んだんだ!? サッカーは楽しく観るものなので、スタジアムでのお酒は程々にしましょうねw。