ミッションたぶんPossible

どこにでもいるシステムエンジニアのなんでもない日記です。たぶん。

4/3(日)、vs松本山雅、松本平広域公園総合球技場アルウィン【東北地方太平洋沖地震復興支援チャリティーマッチ】


FC東京 4 - 0 松本山雅


 3/11の大地震で中断されたJリーグに代わりチャリティマッチが関西圏で開催されていますが、我らがFC東京も長野県松本まで足を伸ばして開催する事となりました。
 対戦相手の松本山雅FCは長野県松本市を本拠地とするチーム、チームカラーは緑です。そのサポーター数はJFL屈指だそうです。一昨年の地域リーグ所属ながら天皇杯ではJ1浦和を撃破するというジャイアントキリングを見事やってのけ、勢いそのままにJFLに昇格、今季のストーブリーグで元横浜の松田直樹を獲得し、今年は念願のJ2へ昇格できるんじゃないかと注目を集めています。長野県出身のオレは当然このチームをフォローしており、試合結果も逐次チェックしています。FC東京サポーターとしても信州人としてもこのカード観ない訳には行きません!!



 と言う訳で、今週末は急遽里帰り、翌朝(つまり今朝)には母やその友人のサッカーファンの方と一緒にアルウィンへと向かいました。これが本当に素晴らしいスタジアムなんですよねぇ、松本山雅台頭以前はろくに使われず非常に残念な扱いでしたが、間違いなく日本有数のスタジアムだと思ってます。こういうところでサッカーが観れるのはサポーター冥利に尽きますね。



 FC東京は怪我人が多いのか、台頭メンバーは18人に満たない状態、サブにはGKも入れて4人しかいない状態。今月末にはJリーグも再開すると言うのに、不安がよぎります。一方の松本山雅は万全かどうかまでは分かりませんが、話題の松田もスタメンCBに名を連ね、相手に取って不足無しと言った様子。



 試合は序盤、松本山雅のペースでスタートします。激しいプレスと玉際の厳しい当たりにFC東京は満足にボールをゴール前に運べません。山雅に何度もゴール前まで攻められますが、決定的なシーンにはなんとか持ち込ませずにやり過ごします。

 FC東京ペースになってきたのは前半15分を過ぎたあたりから。徐々にボールが回るようになりゴール前にも運べるようになります。前半30分には新加入のMF上里の強烈なミドルシュートで先制。1 - 0のまま試合を折り返します。



 後半もFC東京ペースながら随所で山雅が見せ場を作ります。足の速い選手が何人かいて、彼らがDF陣を切り裂くシーンが何回か観られました。一方でFC東京は体力切れなのか集中力切れなのか、散漫なプレーが徐々に目立つようになりました。75分に相手のミスから谷澤がゴールを生むも、どうも全体的にダレてしまった様子。

 その空気を変えたのが鈴木達也。後半になると一気に運動量が増え、最前線からDF最終ライン、右サイドラインから左サイドラインまで縦横無尽に駆け巡り、ドリブルとフリーランでゲームメイクをこなします。86分にはセンターライン付近から単独ドリブルで何人も抜き去り、見事なビューティフルゴール、87分には平山の厳しいセンタリングを強引に足先で押し込んでトドメの一撃を叩き込みます。
 最後の山雅の猛攻撃をなんとか凌いで試合終了。なんとかJ2最強の面目躍如を保った結末を迎えることができました。



 FC東京側は怪我人が多いのが気になりますが、それ以外は特にこれといって特筆すべき点もありません。梶山が調子悪そうなので(おそらく怪我が完治しておらずシュート級の力でボールを蹴ることができないはず)、その点は気にかかります。



 松本山雅に関しては敗れはしましたが、及第点以上の闘いを見せてもらったと思っています。足の速い選手を何人も揃えており、攻撃は多彩。守備も粘り強く相手が進むことさえ許さない壁を築き上げていたのは驚嘆でした。無理に選手交代を行わなければ(松田が下がった辺りから点が取れ始めた)1 - 0で試合は終わっていたかもしれません。それを考えるとJ2に今すぐ上がってもそこそこ戦えるチームがもう出来てる、と言えるかもしれません。今後が非常に楽しみなチームだと思います。是非今後も応援し続けたいです。





 今回のオマケ



 義援金の募金を募る両チーム選手。お袋が羽生選手に募金したいと言うので写真に収めてみました。オレ自身も募金させて頂きましたが、その際大熊監督と握手させて頂きました。やー、なんか知らんがラッキーw。




 松本山雅FCマスコットキャラクター。長野県の県鳥「雷鳥」だそうです。隣にいるのはやっぱりマイマザー。



 スタジアムバックスタンドに掲げられた「You'll Never Walk Alone.」の大横断幕。




 松本山雅ゴール裏。こちらにも「You'll Never Walk Alone.」の横断幕がありました。まさかユルネバが震災復興ソングになろうとは思いもよりませんでした。FC東京サポとしてはユルネバが日本中で歌われているのは本当に嬉しい限りです。