ミッションたぶんPossible

どこにでもいるシステムエンジニアのなんでもない日記です。たぶん。

ちょっと大きめのオンライン勉強会イベントで「副音声チャンネル」をやりたいって話。

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ご挨拶

 どーもご無沙汰してます、お元気ですか。このブログ、なんと半年以上も放置してたんですって、ちょっとびっくりしちゃう。インプットがないからアウトプットがないってバレバレじゃないですかヤダー!

 ……という訳で、タキガワは元気です。「元気」の定義は皆様の判断にお任せします。まぁ死んでもないし病んでもないです。料理とデレステはコロナ禍以前よりははるかに上手になりました。


 そんな久々の投稿なんですが、今回の内容はかなり読み手を限定します。具体的には「9/16(土)開催のXP祭り2020になんらかの形で参加される方」に向けて書いています。ただ、まぁ、やろうとしていることは、XP祭りと同規模かそれ以上の規模のイベントであれば、何かの参考になるかもしれません。




はじめに

 今日のテーマはタイトルまんまです。中・大規模……複数スレッドで講演が同時開催されるようなIT業界イベントに「副音声」があったら、もっと盛り上がるんじゃないかなーと思い、自身でやってみますってのと、それに対する協力のお願いです。
 直近、自分が参加する中・大規模のイベントだと「XP祭り2020」というイベントが今週末にあるんですが、これが良い意味で建て付けがユルく敷居が低いんで、試しにここで「副音声」チャンネルがあったらもっと面白くなるんじゃないかな、と思ったのがきっかけです。もうちょっとストレートに言えば、「XP祭り2020で副音声チャンネルやりたいんで協力してね♪」というお願いです。

xpjug.com
xpjug.connpass.com




「副音声」とは

 「副音声」とは、一般的には新聞のラテ欄で[解]とか[二]とか書いてあるアレです。通常テレビ番組というのは一番組につき主音声のみしか提供されませんが、洋画の日本語吹き替えを提供している番組が元の音声(外国語)を提供していたり、弱視者対策としてドラマの俳優の行動を逐一ナレーションしたり、といったものを指します。テレビリモコンにある[音声切替]ボタンを押すと、該当番組では主音声と異なる音声情報を享受することができます。

 そういった視聴者のサポート的な役割を果たす副音声のイメージが強いですが、一方で2007年で開催が終了したJOMO Jリーグオールスターカップの副音声が個人的には印象が強いです。TBSの放映で、副音声が加藤浩次小倉隆史スーパーサッカーコンビがMCだった記憶がうっすらあるんですよねぇ。話す内容としては以下のようなもので、コアなファン向けにライトなエンターテイメントに寄った内容をわざと提供している記憶がありました。

  • 出場前の選手の意気込み
  • 出場後の選手の感想
  • 目の前のプレーに対する過剰なリアクション
  • 裏方話、隠れ話

 こういったものを、主音声の真面目な実況&解説とは対比になるように、お気楽お手軽にちゃらんぽらんに話題を盛り上げていた印象が残っています。……まぁ10年以上前なんで、オレの記憶違いの可能性は大いにありますが。
 最近だと声優ライブのBDを買うと、特典としてオーディオコメンタリーみたいものが付いてきたりもしますね。あれも本質的には副音声だと思っています。


 今回指す「副音声」とは、後者の幕間座談会のニュアンスが強いです。



コロナ禍のIT業界のイベント

 2020年2月半ば以降、いわゆるオンサイトでのIT勉強会は、COVID-19騒動によって実質開催不可能になりました。ではそれらの開催がシュリンクしたかといえばそうではなく、開催の場をオンラインに移し、DiscordなりZoomなりYouTube Liveなりで開催され続けてきました。結果としてオンライン勉強会のノウハウがこの半年強で蓄積され、これまでのイベントの在り方とのメリット&デメリットが明確になってきたという実感があります。

 良かった点は、何と言っても開催場所がオンライン上なので、自分の現在地に関わらず参加がしやすくなったことです。北海道から沖縄まで、なんなら海外であってもイベントに参加できるようになったのは大きなアドバンテージです。

 一方、デメリットなんじゃないかと考察されているのが、参加者同士の横のつながりです。オンラインイベントですと、参加者同士が顔を合わせて何気ない会話を交わすことのないので、なかなか参加者同士でコミュニケーションしづらいという難点があります。顔も見たことないやつと会話をいきなりするのって、確かに心理的ハードル高いですしね。
 あと、参加する場所を選ばなくなった一方で、イベント参加中に家庭に侵食される、という事象があります。極端な物言いをしたので表現に悪意はありますが、自宅からオンラインイベントに参加していると、ご家庭の様々な事情で中断せざるをえない事態になることは多いように見受けられます。最近で一番エクストリームだったのは、深夜23時に「これから妻にステーキを焼いて食べさせたいので中抜けします」と一言残して中座された方がいたことですかね、その時間にそれ食って奥さんとお前の胃は大丈夫か?と若干心配になりましたが、それはさておきとして、そのくらいイベント開催側が想定してないことはいくらでも起こりうるので、都度イベント参加を中断→中途半端な時間からイベント参加に復帰、というようなことが無数にあるんじゃないかなと思っています。最近はアーカイブを録って後から視聴できるよう配慮されたイベントも見られますが、やっぱり「その日その場で参加したかった」という邂逅があるかもですね。



「副音声チャンネル」 とは?

 中・大規模のオンラインイベントにおいて、前述のテレビ中継、特にスパサカコンビのような「イベント本流に対して局所的な話題は脱線上等というスタンスだが、内容としてはイベント自体には併走した形での情報発信」を、個人的には目指したいなと思っています。メディアはDiscordを想定しています。
 先に述べたように、オンラインイベントは様々な離脱ポイントがあり、様々な復帰ポイントが生じます。マルっとイベントを提供された形そのもので楽しむことはむしろ困難だと考えた方が自然かもしれません。そんな中、細切れでも構わないからイベントに参加している感覚を楽しめる存在・雑に話を聞ける居場所として、情報量が細切れだったり過不足があったりといびつではありながらも、なんとなく横断的に情報提供できる「副音声チャンネル」という存在があった方がいいんじゃないかなと思っています。



やりたいこと

 オレが今回提言する「副音声チャンネル」は大前提として、中・大規模……具体的には、複数スレッドを設けて同時に複数のセッションを同時開催するようなカンファレンス形式のイベントで設けることを考えています。イベント全体をフォローし、イベント全体を話題のタネとして提供するラジオチャンネル、みたいなものをイメージしています。媒体はDiscordを想定しています。
 複数・同時開催されるセッションを1副音声で網羅するのは当然不可能ですが、だからこそ、ひとつひとつの話題をライトに掻い摘んで行く感じに取り扱うのが望ましいんじゃないかと思っています。
 また、副音声は他のセッションが開催している最中にも行われるので、本講演そのものを聞くことができません。「聞けない」から、敢えてそれをレギュレーションとして組み込んで「登壇前の発表者に宣伝しに来てもらう」「登壇し終わった後の人に感想を言いに来てもらう」みたいな立ち位置がいいのかな、と思っています。それは登壇者だけじゃなくて、参加者・聴講者から聞いてもいいと思っています。リアルタイム性は失われるかもですが、疑似同期的なポジションを目指したいですね。
 それは登壇してくれた花形の人にとどまらず、準備に奔走した裏方役をやってくれた人、イベント自体の運営を担当されていた人の話なんかもお願いしたいと考えています。イベントの裏話って普通はあまり聞けないので、これからスタッフに参加したい人や、イベントを運営してみたい人には大いに参考になると思うんですよね。



 ちょっと言いたいことがとっ散らかっちゃったんで、箇条書きで整理します。やりたいことは以下のような感じですね。

  • これから登壇する人に宣伝してもらう
  • 登壇し終わった人の感想を聞く
  • イベントスタッフに開催までの準備の裏話を聞く
    • スタッフ初参加の人
    • ご意見番・長くやっている人
    • オンサイトからオンラインに移った際の苦労話
  • 直前まで開催されていたセッション・ワークショップの感想を聞く
  • LT(XP祭りで例年昼休みに開催されていたゲリラ的なやつ)
  • XP祭り本会に絡めた独自規格(スポンサー提供の書籍を紹介したりとか?)
  • アジャイル関連のコミュニティ・イベント紹介
  • その他雑談
  • なんちゃって疑似同期レベルでなんとなく参加できてる感を目指す (リアルタイム実況や、個別セッションとの完全な同期は目指さない)
  • etc...


 あ、ただし、横断的なイベントを集約するようなセッションがある時間には何もやらない想定です。XP祭りだと、イベント直前の仙人漫談と基調講演は特に何もやらず、昼休みから何かしらやることを想定しています。終盤のLT祭りとクロージングは……なんかやってもいいかもですね。これは今後ご意見頂いた際に考えてみたいと思います。


 オレ自身、やること・やりたいこと・やるべきことをちゃんと全部イメージしきれているわけじゃないです。が、諸事情でうまくイベントに参加できていない人が、雑に参加した感を感じられるような居場所が作れればいいかなと思っています。それはオンサイトのXP祭りでの自身が割とそんな感じで、色々余所事に手を出してると本流に乗り遅れる感があってしょうがないから懇親会から挽回するか、みたいなところがなきにしもあらずなので、そういうオレみたいな人間にとって、あったらいいなと思うものをやってみようかな(正確には「誰もやらなそうだから自分でやるしかないか」)とか思った程度です。
 もしかしたらこれはイベント運営サイドがやるべきことで、一参加者のオレがやるべきではないのかもしれませんが、そこまで含めて実験という位置付けでできたらいいんじゃないかな、と考えております。



XP祭り2020へ参加される方へのお願い事

 まぁそんなわけで「副音声チャンネル」をやってみようと思い至ったわけですが、これどう考えてもオレ一人でできるわけがないんですね。イベント本流に寄り添った内容にするためには、どうしてもイベントに本気でがっつり参加している人……具体的には、登壇される方やスタッフの方のような、一般参加者の方が聞きたいと思える話題を持っている人の協力が不可欠でして、それがないと全然面白くないチャンネルになっちゃうわけです。オレ自身、ラジオパーソナリティーみたいなことをやる形になるんですが、非常に残念なことに大して話が面白いわけでも訓練積んできたわけでもでもないんで、助けていただけると非常に助かります。


 あと、単純にトイレ行ったりとかご飯食べたりとかの生理的なイベントで副音声チャンネルにい続けられないこともありますし、また、オレ自身XP祭り2020ではビブリオバトルに出場予定なので、その間はもぬけの殻になっちゃうんすよね。そういうポイントポイントをサポートいただける方いたら手伝って欲しいなぁとか思っています。


 どちらの役割も随時募集してますんで、SNSでタキガワまで声かけていただければ嬉しいです。大変申し訳ないことに金銭とか物品とかでお礼はできませんが、もしかしたらちょっと変わった体験できるかな、くらいで気軽にトライしていただけると非常に助かります。



おわりに

 オレ、例年のXP祭りだとだいたい2次会の会場セッティングするのが役割なんすよね。誰が呼んだか飲み会番長なんで。今年はオンラインなんでそういう役割は果たせないんですが、さりとてなんかうまく参加者同士のコミュニケーションが促進できればなーとか思っています。今回のXP祭り2020でアフターイベントどうするのかは基本的に把握できてないんですが、それに今回の副音声チャンネルがうまくアシストできたらなーとか思っています。
 オレも初めての試みなんで、上手くいくかどうか全くわからないですが、上手く行ったら儲けもんくらいでトライして行きたいと思ってます。