はじめに
先月7月24日に幕張メッセで開催された「ワンダーフェスティバル2016夏」に行ってきました。今回も目的は写真。あと、前回から「ここでしか見れない面白いものを見に行く」を目的にしていて、今回も引き続き面白い何かを探してみたいと思っていってみます。
過去のワンフェスレポートはこちら。
- 熱射病とガレキの山とヒトの群れに酔うワンフェス2010 - ミッションたぶんPossible
- 益荒男と行く漢のワンフェス2011冬 - ミッションたぶんPossible
- 益荒男と行く漢のワンフェス2012冬 - ミッションたぶんPossible
- 益荒男と行く漢のワンフェス2012夏【総まとめ編】 - ミッションたぶんPossible
- 益荒男と行く漢のワンフェス2013冬 #wf2013w - ミッションたぶんPossible
- 益荒男と行った気がしなくもない漢のワンフェス2013夏 #wf2013s - ミッションたぶんPossible
- 漢のワンフェス2014冬 #wf2014w - ミッションたぶんPossible
- 漢のワンフェス2014夏 #wf2014s - ミッションたぶんPossible
- 漢のワンフェス2015冬 #wf2015w - ミッションたぶんPossible
- 漢のワンフェス2015夏 #wf2015s - ミッションたぶんPossible
- 漢のワンフェス2016冬 #wf2016w - ミッションたぶんPossible
待機列
今回は海浜幕張駅到着が9:30頃、つまり開場30分前だったので、とりあえず待機列の最後尾に並びます。う〜ん、9:30の段階で待機列がまだ角を曲がってないあたり、いつもより待機列がちょっとだけ短い気がしますね、参加者が減ってるのかな?
企業ブース
今回は割合早く入れた(とは言え10:30すぎですが)ので、思い切って企業ブースにチャレンジ。人気のフィギュアがある分、もっとも混んで、もっとも写真を撮るのに効率の悪いエリアです。空いてる……わけないよな。
腐女子に大人気、おそ松さんの等身大フィギュア。これ売り出したら飛ぶように売れるんじゃないかな。
「iDoll」というコミュニケーションロボットだそうです。ユーザーの声に反応して初音ミクが喋り、歌い、踊るんだそうな。GateBoxというVRというかARというか、3Dホログラムを利用したコミュニケーションツールが開発中なんだそうですが、これはそれをフィギュアを使ってちょっと先取りした形になるんでしょうかね。
これまでに出た初音ミクのねんどろいど色々。今年はねんどろいど10周年だそうなので、その積み重ねがここに現れています。
人体モデルなfigma。絵を描く練習をする人は重宝しそう。
パシフィックリムのフィギュア。結構でかいです。迫力満点。
たまたま通りかかったところでやってた着色講座。戦闘機のプラモを着色する過程を丁寧に説明してくれています。思わず見入ってしまい、ここだけで15分くらい居着いてしまったんですが、もっと見たい欲求を振り切って次へGO!
毎回これ見るな。新乳素材使用生フィギュアという、おっぱいとかお尻とかだけ特殊素材で、触ると柔らかいというフィギュアです。係の人に毎回のように「触っていきませんか?」と声をかけられ、ホイホイ触っていくまでがテンプレ化しつつあります。う〜ん、どっからどう見ても変態だな、オレ。
イラストが元になっているフィギュア。イラストの再現度の高さには感嘆しますが、机の上に乗ってパンツ半脱ぎとか、そんなシチュエーションないよなぁ。もしあるなら、なんでオレの青春時代にその機会が訪れなかった!!?
北斗の拳、ではなく、北斗の拳いちご味、というパロディ漫画のフィギュアなんだそうな。見分けがつかん。
長野県を代表するフィギュアメーカーのPLUM。諏訪姫をはじめとした長野県の寺社やお城をモチーフとしたフィギュアを出しています。毎回言ってる気がするけど、いいかげん松本山雅とコラボしてなんか出してくれねーかな。
劇場公開中で大人気のシン・ゴジラ。ワンフェス2016夏開催時にはまだ公開前でした。そのキャンペーンもあって、シン・ゴジラの展示がけっこう大きなスペースを取っていました。庵野秀明監督つながりでエヴァともコラボしたりと、ファン垂涎の品が多く展示されていました。
これ、前日の多摩川クラシコでも見たなぁ。
セガのクレーンゲームがワンフェス会場に出張中。5,000円で取れるまでチャレンジできるというもの。今回の景品は艦これの長門のようです。以前は3,000円前後だった気がするので、たぶん景品が豪華なんでしょうね。
……オレの知ってるモンキー・D・ルフィとなにかが違う。
こちらはドラゴンボールから、人造人間18号。…・18号ってこんなバインバインだったっけ?
聖帝サウザー様。クオリティもサイズも聖帝クラスなら、お値段も聖帝クラス。
ToLoveるからモモの等身大フィギュア。相変わらずのスーパークオリティで胸とかもうちょっと下の方とかにグッとクるものがありますな。
コスプレグッズ販売の「コスパ」のブース。オレは変な言葉が書いてあるTシャツが好きなので、中には欲しいと思うものもあるんですが、高かったり布がチャチかったりするのが難点なんですよねぇ。
一般ブース
一般ディーラーのみなさんがひしめき合うエリア。ここで面白いものを見つけるのがワンフェスの醍醐味なんですが、実はオレはこの日、ここにたどり着く前にすでにバテてます。
お下劣パロディ漫画で有名な田中圭一さんの同人誌。「お願いです!訴えないでください!!」って、ダチョウ倶楽部のフリと同じと考えていいんだろうか。
ワンフェスでは数年前から3Dプリンタのディーラーが増えつつあります。講座を開いたり、実演してみたり。3Dモデルさえ作れれば一般の人でもフィギュア原型が作れるので、今後もっと3Dプリンタが活用されていくんでしょうね。
こちらの等身大フィギュアは「3Dプリンタ」だからこそ実現できたものなんだそうな。へー、そうなのか。
「ウォーハンマー」というテーブルゲームのキャラクターのフィギュアです。いや、ゲーム自体に用いるのかな?ちょっとわからないですが、パッケージからしてカッコイイですね。フィギュア自体は当然未着色なんですが、カラーもすべて同じブースで揃えており、塗り方も教えていました。至れり尽くせり。
これも等身大フィギュアかな? 2mくらいと結構でかいです。
こちらの外国人の方、有名なイラストレーターさんらしく、ブースに訪れる人にずーっとサインを書き続けていました。知る人ぞ知る、的な。
その昔ナムコからアーケードと家庭用ゲームで発売された「スプラッターハウス」というゲームのフィギュア。昔はこんなグロいものがゲームとして一般に売られていたんだから、すごい時代だったんだなぁと思っちゃいますねぇ。
実際のグラビアを再現したフィギュア。フィギュアの方も頑張ってるけど、やっぱり元の方がエロいな。
前回のワンフェスでも売られていた、ラブライブのドール。前回は南ことりだけでしたか、今回は東條希が増えています。次は……真姫ちゃんかな。
ちょっとなつかしいアニメの美少女たちもフィギュア化されてました。昔のヒロインたちはデザインがシンプルだったんだなぁ、というのが、立体化するとよくわかります。
小公女セーラの金属皿。持つとずっしりと重いです。ディーラーの方に聞くと、用途はなんでもよい、とおっしゃってましたが、どう見たってこれ灰皿じゃ……。セーラにタバコ押し付けるの? ついディーラーの方に「どうしてこれを作ろうと思ったんですか?」と聞いてしまいました。残念ながら製作された方はちょうど席を外されていたんですが、聞くところによると小公女セーラのファンだとのことでしたので、きっと深い意味はないんだろうなと信じたいです……。
コスプレエリアでよく見かける「N・E・E・T」のTシャツ販売。これを着れば貴方も今日からNEET!
「不安の種」という実写映画化もされた漫画に出てくる「あそぼうおじさん」というキャラクターだそうです。名前ほどファンシーでないことは見れば分かります。
毎度おなじみジョークポストカード。今回はお土産がてら2枚ほど買いました。
艦これから鹿島の等身大フィギュア。まさか一般ディーラーでも等身大フィギュアを扱っているとは。
たまたま他の参加者がお買い上げの瞬間を見かけました。「これください」と言われた時のディーラーの方が「ホンマに!?いやぁ、長い時間無駄話した甲斐があったわ(笑)」とジョーク交じりに答え、さらにそれに「いやあ、こういう変態的っていうかマニアックな話聞かされたらたまらないっすよ。大好きです、こういう人!」とやっぱりジョーク交じりに返しているのをみると、ワンフェスの醍醐味はこういう人と人とのふれあいにあるのだなぁと、しみじみと感じます。
ロープで作られたガスマスク。よく思いつくなこんなこと。
こういうの欲しいなぁ、と毎回思うんですが、どこに置くか、とか、どうやって管理するか、とか考えると怖気付いちゃうんですよねぇ。一回くらいそんなこと気にしないで、一目惚れしたものを買ってみたい。
歯車剥き出しの時計キット。これの日時計があって、ぜひ欲しかったんですが、手持ちが足らず断念しました。次回見つけられたら絶対買おう。
化物語&キュウベエのコラボバッグ。アニメ制作会社つながりですかね。
妖怪ステッカー。これもお土産に買いました。魔除け代わりに職場に貼って欲しい。
恐竜をモチーフにしたシルバーアクセサリ。通販もやっているそうですが、ワンフェス会場では数量限定で大幅値引きして売っていらっしゃるとのこと。オレも付けさせて貰ったんですが、どうも指の鳴らし過ぎで関節が太くなりすぎて、関節が通らないかブカブカかのどちらかでサイズが合いませんでした。シルバーアクセサリを楽しみたい人は指を鳴らさないようにしましょうね。
ふたたび企業ブースに。ここはカーテン娘というキャラクター柄のカーテンを扱うブース。俺妹は汚いなぁ、オレがうっかり買っちゃったらどうしてくれるんだ。
THE iDOLM@STERの女性向け、つまりアイドルが男性バージョンのSide M。その人気ユニット「Jupiter」と「W」のジャージが発売されますよという展示。「THE iDOLM@STER Side M」、通称「Mマス」大好きのうちの妹にこのことを教えたところ、しばらく狂喜乱舞してました。喜んでもらえてなにより。
グッドスマイルカンパニーって、バスまで作ってたのか。何に使うんだ?
プラモデルの組み立て実況の様子。男性がプロで、女性がナビゲーターなんだと思うんですが、女性が作るのに夢中になってて全く喋らず「お前の仕事なんだからしゃべれよ」とツッコミ受けてたのが面白かったです。
今回割と良く撮れた写真達
今回自画自賛したい写真はこちら。今回は割とよく撮れたなぁと思うのがいつもより多かったんですよ。やっとマニュアル撮影に慣れてきたってことなんでしょうか。結果的にチョイスしたものの中にラブライブが多いですが、特に他意はないです。展示してくれている人がライティングに気合い入れてくれてたからじゃないかな。
感想
今回は早々に体力切れして、午後に入った頃にはすでにヘトヘト、いつもよりだいぶ早い16時ちょっと回った頃に会場をあとにしました。いつもだと、直前1ヶ月前くらいはしっかり歩いて(毎日10kmくらい)当日バテないように準備してから行くんですが、今回はすっかり忘れてました。そのせいでこの体たらく。完全にコンディション調整ミスです。実になさけない。
あと、割と早く着いたこともあって、企業ブースから攻めたことも失敗でした。いつも時間切れで企業ブースを回りきれない印象もあってのことだったんですが、開場30分前から並んだくらいじゃ企業ブースに太刀打ちするのは全然無理ですね。
そもそも、「面白いものを探す」のであれば、企業ブースなんか見てたらダメなんですよ。一般ディーラーの中に埋もれたキラリと輝く変なものを見つけるには、やっぱり一般ブースを回らないといけない。企業ブースなんかにある売り物のフィギュアにうつつを抜かしてたらいかんのですよ。いかんのですが、その辺の作戦があいまいなまま今回のワンフェスに臨んでしまいました。う〜ん、反省点だらけだ。
そうはいっても、写真は割合よく撮れたのが多かったし、反省点だらけだというのは次回への課題とモチベーションができたということだし、次にポジティブに臨むためには悪くなかったのかなと思います。
ワンフェス全体としては、3Dプリンタとか新しい要素が混じり合うことで、全体として少しずつ進化はするものの、フィギュア・ガレキがやっぱり技術的にハードルが高い、とっつきにくいものであるのは変わらないようでして。それに対して企業だけでなく、一般ディーラーでも創意工夫をして一般の人に近づいてもらおうという様子が数年前から継続的に見られます。フィギュア製作を教える専門学校なんかも出展していたりしますし、今後もしばらくは楽しい遊び場としてい続けてくれるんじゃないでしょうか。