はじめに
先週末、2/09(日)は千葉県は幕張メッセで開催されたガレージキットの祭典「ワンダーフェスティバル2014冬」に参加してきました。
お目当ては毎度の如く写真撮影。星の数ほど出展されたフィギュアやガレージキットを撮影して一枚でも良い写真を撮るのが目的です。ちなみに今回のお供はKこと@seiran777。@seiran777とは今回ずっと一緒だったので、結構会話はしていたのですが、前回までのお供である益荒男ほどネタになるトークは無かった(益荒男がいぢりやすかった)ので、今回は通常のレポートでいきたいと思います。
本来なら開場の10時前には現地に着いている予定でしたが、皆さんご存知のように、前日の2/08は関東は大雪、京葉線にも影響が出て大幅に遅れており、現地入りは11時くらいになりました。
過去のレポートはこちら。
- 熱射病とガレキの山とヒトの群れに酔うワンフェス2010 - ミッションたぶんPossible
- 益荒男と行く漢のワンフェス2011冬 - ミッションたぶんPossible
- 益荒男と行く漢のワンフェス2012冬 - ミッションたぶんPossible
- 益荒男と行く漢のワンフェス2012夏【総まとめ編】 - ミッションたぶんPossible
- 益荒男と行く漢のワンフェス2013冬 #wf2013w - ミッションたぶんPossible
- 益荒男と行った気がしなくもない漢のワンフェス2013夏 #wf2013s - ミッションたぶんPossible
著名なブログのワンフェスレポートはこちら。
R-18ブース
免許証が無いと入れないエリア。今までの経験から、企業ブースが15時頃まで非常に混んでいることから、会場の正反対に位置するこちらのエリアからスタート。年齢制限もあって非常に空いているので、ここで1時間ほど撮影の練習をしてから臨む事にしました。今回導入した外付けフラッシュやらデフューザーやらもここで初めて試したんですが、どうにも上手く使いこなせず……。結局標準の装備のみで今回も挑む事になりました。
大人のオモチャ。フィギュア以外にもエロ漫画やこういうものもR-18ブースには売っています。
ただ、全体としてはR-18ブースの中は出展数も以前より少なく、閑散としていました。フィギュアの出展もあまり無かったですねぇ。
オナホの感覚分布図。全部試したのかしら? ……試したんだろうなぁ。
「都合により、ディーラー活動を休止させていただきます。長い間、ありがとうございました。」と言う掲示。フィギュアにせよガレキにせよ、趣味としてはかなり時間が取られるヘビーな部類に入ります。ずっと続けて行くのは、たとえ趣味とはいえ、難しいんでしょうねぇ。他人事ながらなんだか寂しくなりました。最後の頒布物が全部売れたならいいんですけど。(ちなみに作品はR-18ブースながらエロ要素少なめにとどまっていました。)
一般ブース
ここからは一般ブース。一般のディーラーがガレキやフィギュアを出展・販売するエリアです。こちらでは、ちょっと目に着いた面白いものを紹介してみたいと思います。
根付けっていうんですか? スマートフォンのイヤフォンジャックに挿すやつ。ちょっと変わってたので撮影させて貰ったんですが、「本当にこんなの撮りたいんですか!?」って驚かれました。自分で驚く様なものを売る気だったのか。
伝統的な染め物の手ぬぐいを、アニメ柄(エヴァ)で作ったそうです。職人さんはこれが何の柄か分かっていないで染めてたそうな。手ぬぐいだけじゃなくて、浴衣も作れるそうです。値段がお手頃だったので買おうかとも思ったんですが、気に入った柄が無かったのが残念。
妖怪の箸置き。随分趣き深い食事風景になりそうですな。
センサーが根元に仕込んであって、手を近付けると噛み付きます。発想が凄い。
木製の洋剣(鞘付き)。お値段も手頃でした。「色も自分で着色出来ますが、オススメはこのまま使ってもらう事ですよ。」と言ってました。男子中学生とか買いそう。
一見、初音ミクをアレンジした唐傘お化けですが、傘を取るとリアルな内臓が。なぜそこにこだわったし。
知ってる人には有名な「げんれい工房」。「挫折禁止」の標識が懐かしいなぁ。色んなギャググッズが既に完売状態になっていました。
最後のは艦これ人気にあやかった「提督メガネ」だそうです。「見えるんですか?」と尋ねると「間から目を細めればなんとか」という答えが返ってきました。……それ、メガネか?
某社のトレードマーク。まぁ記念ってことで。……え、なんの記念かって? なんのでしょうね。
今回のワンフェスはこういう「戦車と女の子」の組み合わせが非常に多かったです。ガルパンの影響なんでしょうねぇ。
こちらは戦艦(正確には空母)のプラモ。戦車同様、今回のワンフェスでは艦船のプラモも多く見られました。傾向として、怪獣やロボットといったジャンルが減って、その分戦車や艦船が多くなったように感じられます。
ちょっと分かりづらいんですが、左側が実際のドール、右側がそのドールの内部に仕込まれた骨組みなんだそうです。胴体部分が日本の針金で構成されているんですが、これによって自然に体をひねることができ、かつドールがねじ切れたりしないんだそうです。
あと、このドールは部位によって柔らかさが異なるのだそうな。胸は腕に比べて柔らかい素材が使われているんだそうです。……ま、まぁ重要な要素なんでしょう。
この小さい、直径5mm程度の一粒一粒が髑髏になっています。「力作です!」って説明をしてくれましたが、髑髏はちょっと……。サイズも、買ってもすぐ無くしそう。
今回は予想通り艦これのフィギュアが多かったです。特に戦艦大和が多かったですねぇ。島風が一番!だって早いもの!が多いと思ったんですが、いやまぁ実際島風は多かったんですけど、大和の方が多かったように感じますねぇ。大和が凝ってるから印象に残り易い、ってのはあったと思うんですけど。
パロディポストカード。センスが凄いw。
Squareでカード決済が出来る個人出展ブースが。凄い時代になったもんですね。
「進撃の巨人」の巨人柄のタイツを履いたお嬢さん。……タイツの女性を見てこんなにガッカリしたのは初めてでした。柄って重要やな。
戦国武将をイメージした手鏡。丁寧な作りで凄く綺麗だったんですが、手が混んでいる分お値段が……。もうちょっと安ければ妹へお土産に買って行ってやろうかとも思ったんですが、さすがに手が出なかったです。
企業ブース
こちらは企業ブース。前回までの経験で、終了間際に行くと空いていると学んだので、15時半頃から終了まで見て回っていました。
コンパニオンさんによる艦これのコスプレ。彼女らが宣伝しているのはキャラクターのイラストが入ったタンブラーです。
そういえば、今回は大雪のせいで、いつもとコスプレエリアが違う場所になっていたようです。余裕があったらのぞいて見たかったんですが、そもそも場所がどこなのか分かりませんでした。
ねぎマンとか言ったかなぁ。ミニチュアのセットの中で着ぐるみの人がポーズを撮ってくれるのを、自由に撮影して良い、というコーナーでした。撮るの楽しかった♪
なんかのアイドルグループのミニライブ。@seiran777は「歌唱力が残念過ぎる……。」とうんざりしてましたが、アイドルなんてこんなもんですよ。
たまたま見かけた撮影中のコスプレイヤーさん。東方のフィギュアを東方のコスプレした人が撮っている、というなかなか興味深いシチュエーションだったので、ついつい撮影しちゃいました。
グッスマのイベントステージ。この時はアイマスライブのようでした。@seiran777が、あまりに観客のコールと動きが揃っているので「訓練され過ぎワロタwww」とか言っていましたが、そういえば彼はこういうのは初めて見るんでしたなぁ。初見の人には相当インパクトがあるシチュエーションだと思いますが、見慣れるとこちらもこんなもんだなぁって思うようになるもんですね。
すげー装備の一般参加者。オレも最終的にここまで行ってしまうんだろうか? ……ヤダなぁ、流石にここまでやりたくない。
本物のカウンタック。グッスマのブースに展示されていたので、レーシング関連だと思うんですが、意図は分からず仕舞い。ちょっと乗らせてくれないかな?
艦これの連装砲ちゃんの着ぐるみ。オレがカメラを構えたら、移動中にも関わらずわざわざポーズを取ってくれました。いいヤツだな、連装砲ちゃん。
オレです、オレオレ。
……えーと、「蒼き鋼のアルペジオ」っていうアニメのヒロイン「イオナ」こと「潜水艦イ401」です。潜水艦ですけどヒロインです。共通点は潜るところです。
歩くデスノート(笑)。
映画も大人気だったまど☆マギですが、フィギュアの数は前回のワンフェスよりかなり減ったように思われます。ブームも長続きしないもんですねぇ。
版権に五月蝿いディズニーですが、公式で出されてるなら撮影しても問題無かろう。
我が故郷:長野県が誇る国宝:松本城と、諏訪のフィギュアメーカーのオリジナルキャラクター:諏訪姫。同じメーカーの作品とは思えん。
好きに遊んでいいよ、というコーナー。アイアンマンの無惨な姿が……。
フォレスターのCMで使われたようなリアルな巨人。迫力が凄い!
同じく進撃の巨人のfigma。構図は一緒で、ピントを当てる対象を変えてみました。結構印象が違うかな、と思うんですが、いかがでしょう?
動く乗用二足歩行ロボット:クラタスランドウォーカー(※2/13訂正)。たまたま試運転シーンに遭遇しました。歩く、というよりは、すり足で動く、と言う感じです。ガンダムの世界には程遠いですが、あれだけ大きいものが自立して動くのは感動しますね。
総括
今回のワンフェスの為に購入したフラッシュとデフューザー(フラッシュの光量を遮るための白い布製やプラスチック製の道具)が使いこなせなかったのがショックでした。ワンフェスの直前で予定が立て込んでしまい、自宅でリハーサルして来れなかったのが痛かった……。
なので、という訳でもないですが、今回は撮影してきた写真のどれもか非常に光量が少なく全体的に暗めのものになってしまいました。あまりに暗いものばかりだったので、Webにuploadするにあたり、全部PCの画像処理ソフトで色調補正を行っています。
ただ、色調補正を行うとそこそこ見れる写真に落ち着いたのかな、と勝手に思っています。総じて前回よりはレベルを上げることはできたのかな、と。
そうは言っても、光量調整は今後の課題ですねえ。みんなどうやっているんだろうなぁ。
それとは関係無く、背景画像を用意してくれていると良い写真になる傾向がありました。背景があるときはフラッシュ焚かない方がいいですね。背景に影が投影されてせっかくの背景が台無しになっちゃう。(空の背景とかだと嘘臭さMAX)
あと、今回は自身のコンディション調整に完全に失敗しました。今回のワンフェスに備えて年始から毎日10kmくらい歩くようにしていたんですが、先週に寝込むレベルの風邪を引き、トレーニングを中断せざるをえず。再開出来ないどころか、前日には大雪で雪かきに体力と筋力を使い果たしてしまうという体たらく。
ワンフェスは体力勝負の部分が大きいので、体力にはかなり気を使っていたんですけど、直前で全部台無しにしちゃいました。うーん、難しい。
会場の様子としては、雪の影響か、来場者がいつもと比べて少なかったように感じました。お仲間(=撮影目的の人たち)も少なく、撮りやすかったように感じます。
同様に、出展側も少なかったような。ブースは確保されてるけど何もない、というケースもありましたが、会場自体が以前と比べてやや小ぶりになったというかコンパクトにまとまっているというか。前者は雪の影響やそもそも準備が間に合わなかったとかが理由だと思うんですが、後者は、ガレージキットやフィギュア作成を趣味にする人……出展するほど本格的にやっている人たち……が減ってきているのかな、と。
ガレージキットやフィギュアは趣味としては非常に時間も取られるし技術や専用の道具も必要な、とてもハードルの高いジャンルです。こうやってワンフェスに出展されているものも、ほとんどが着色もされていない、組み立てられてもいない品ばかりです。買う側もホイホイと買えないし、最近は企業が完成したクオリティの高いフィギュアを売っていますので、みんなそっちに飛びつくのでしょう。一生懸命作ったものが買って貰えなければ、出展側もモチベーション維持が難しいのではないでしょうか。
個人的にはワンフェスは面白い文化だと思うので是非今後も盛り上がって欲しいですが、言うは易し行うは難し、なかなか難しい問題だと思います。
全体の傾向として、艦船と戦車が全体的に増え、怪獣やロボットものが減ったように思えます。ガルパンや艦これの影響だと思うんですが、やっぱりアニメやゲームの影響は顕著に受けるみたいです。
オレの探し方が悪かったのか、ワンピースやNARUTOといったジャンプ系のフィギュアが全然見つかりませんでした。人気ジャンルだから、無くなった、ってことは無いとは思うんですけど。
結論とかは無いんですが、成果物にもそこそこ成長が見られたし、総じて良いイベントになったんじゃないかと思います。次回は光量調整を何とかしたいなぁ……。