まぁタイトルまんまです。先週だったかな?立て続けにこんな記事を読みました。
togetter.com
tsubuchan.blog.jp
※Togetterの方は権利侵害か何かで記事が既に消えていました。
「喪女」とは
喪女と呼ばれる定義は
交際経験が皆無
告白されたことが無い
純潔である(処女)
恋愛感情をもたれたことが無い
などである。
他にも色々書いてありましたが、「喪女」の定義はざっくりこんな感じなんだそうです。2ちゃんねる派生の言葉なので、おそらく「喪女」を自称する女性の多くもおそらくは2ちゃんねらなんじゃないかと思われます。
上記記事を読んで貰えればわかるのですが、「喪女」のみなさん、どなたも言葉遣いというか言葉の選び方が特異で面白いですよね。その発想はどこからやってくるのか? 「喪女」であることと表現が多彩であることに因果関係は無いような気もするのですが、仮に2ちゃんねるに居着いているなら、そこから様々な表現を習得してるのかなぁとある程度の想像はすることができます。
anond.hatelabo.jp
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「腐女子」とは
「腐女子(ふじょし)」とは、やおいやボーイズラブ(BL)と呼ばれる男性同士の恋愛を扱った小説や漫画などを好む女性のことである。「婦女子(ふじょし)」をもじった呼称である。以前はヤオラー、やおい少女とも呼ばれていた。
腐女子という言葉は、1990年代末にネット上で使用が確認されており、2005年頃から一般にも認知されるようになった。元々やおいやオタクは社会にとって病理的な現象の一つだったが、大きなイメージギャップのあるボーイズラブ、腐女子という新しい言葉が使われるようになったことで、男性同性愛を題材にした作品やその愛好者のイメージを刷新することに一役買った。やおい・BLジャンルを好む女性に限らず、オタク趣味を持つ女性全般を指す言葉として用いられることもある。ただし女性オタクでも、男性同性愛をテーマにする作品を好まない人には、腐女子と呼ばれたり、一括りにされることを嫌がる人もいる。腐女子でない女性のオタクは単にオタク、または「女オタク」とも呼ばれる。腐女子は、女性のオタク趣味への罵倒語(蔑称)として使用されることもある。メディアでは2015年頃からメディアで取り上げられることが一段と増え、やおい・BL作品を読むことを公言する芸能人・有名人が増えたこともあり、腐女子の扱いはポジティブになってきている。
年齢の高い腐女子をさす派生語として貴腐人(きふじん)もある。同様の趣味を持つ男性は、腐男子あるいは「父兄」をもじって腐兄(ふけい)などと呼ばれる。
こちらは「腐女子」の方。途中で狂犬から牙を抜かれたチワワにクラスチェンジし、最終的に旦那様にも同人活動を認められて幸せな生活を送っているようですが、元々は根っからの「腐女子」だそうです。文章からはイベントでさらっと自費出版の頒布本を完売したりSNSで注目を集めている様子が伺い知れ、どうも相当実力のある同人作家さんなんじゃないかと思われます。この文章だけ読んでも、ご自身の状況を非常に丁寧に整理しておられ、かつ感情も読み手にわかりやすく乗せられており、素晴らしい文才をお持ちであることが見て取れます。
「喪女」にしろ「腐女子」にしろ、心に鬱屈した何かを抱えていて、それがわずかに漏れ出したものが、上記記事に見られるような多彩な表現となって他者を驚かせたり感動させてたりするんだと思います。小説家や作家も変わった人が多いと聞きますし
*1。
オレの友人にも、ちょっと(だいぶ)特異なキャラクターの友人がいるんですが、彼女の文章も面白いです。*2このブログというかTumblrは、そのエントリのほぼ半数が彼女の好きなアーティストのライブレポートなんですが、そのエントリ1つ1つの文量だけでも狂気を見て取れます。かと思えば、彼女が専門とする分野に関する真面目な意見を論述していたり、ちょっと気持ち悪いポエム*3とかも書いてあったり。そのどれもが非常に面白いと思っています。オレが個人的に気に入っているものをいくつか列挙してみます。
- 2013*09*16 田村ゆかり LOVE ♡ LIVE 2013 Autumn *Caramel Ribbon* - べらんめえセブン
- 私の好きな狂気 - べらんめえセブン
- うつくしきもの、あるいは - べらんめえセブン
- さまよえる銀の弾丸 - べらんめえセブン
オレは彼女の文章が好きで、その割にちっとも更新してくれないので独り途方にくれてたりするんですが、それはさておき、彼女には非常に文才があるというか、文章自体に得も言われぬ魅力があると以前から思っていました。そういう経緯のうえで上記記事らを読んだ時に「もしかして喪女とか腐女子界隈にはあのレベルの才能がゴロゴロしてるのか!?」と思ったわけです。それをそのまま友人に伝えたところ、以下のような答えが返ってきまして。
「いると思うよ!!」
「わたしなんて才能ないほうだよ!!」
「雑魚オブ雑魚」
マジかよオメエよりすげーヤツいっぺえいるのかよ。オラすっげえワクワクすっぞ!
個人的にはこんなすごい才能の持ち主たちがそのまま野放し(失礼、適当な表現が見つからなかった)になってるのは、本当に勿体無いと思いました。彼女らの才能をもっと表舞台に出すべきではないか、単純にそう思いました。
一方で、それが非常に難しいのもなんとなく察しています。「喪女」も「腐女子」もメンタリティ的には日陰者というか、目立ってはいけない、表に出てはいけない、とご自身で思っている人が大半のようです。オレはなぜか友人に変人が多くて*4、その中には喪女の方も腐女子の方も何人かいるのですが、開口一番「生まれてきてすみません。」と言い出すくらい自己の存在に対してネガティヴな人もいます。「才能があるから表舞台に出て行こうぜ!」なんて言ってもホイホイついてはきてくれないでしょう。現実はアイドルマスターじゃないし、オレはプロデューサーじゃない。輝く舞台はそうそう容易く作れない。
なので、それなりに対策というか、準備は必要かなぁ、と思っています。
仮に本を執筆して出版するとした場合、その担当編集者なり出版責任者なりは、元もしくは現役の喪女・腐女子*5であることが必須であると思います。実際に喪女や腐女子でなくても、彼女たちに気持ちで寄り添える人でないと、協力関係を築くことは難しいでしょう。もちろん、編集者なり出版責任者として必要な基本的な事務能力やマーケティング能力は持ち合わせていることは大前提になるでしょう。
ただ一方であまり距離が近すぎるのも考えものでして、腐女子同士で同ジャンルで掛け算の話(説明は省略。)で逆カプ(同じく省略。察しろ。)なことが発覚すると戦争にまで発展することもあるそうでして。そうなってしまうと本作りどころじゃないわけです。程よく距離を取り踏み込まず、あくまでメンターとメンティーのような関係で創作活動に取り組み世に発信することを目指すのがいいんじゃないかな、とか思いました。
女性特有の人間関係の難しさは男のオレには分からんので割愛。
そんなわけで、喪女や腐女子の方々が活躍してくれれば、もっと面白い世の中になりそうな気がしますので、ぜひ誰かに彼女らをアシストするような活動を頑張ってもらいたいなぁと勝手に応援したりする次第です。じゃあオマエやってみろ、って言われそうな気もしますが、オレは創作活動自体をちゃんとやったことないんで、あんまり役に立たない気がするなぁ。まぁやれと言われれば可能な限り頑張ってみる努力はしてみるような気はします。
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