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ミッションたぶんPossible

どこにでもいるシステムエンジニアのなんでもない日記です。たぶん。

IT業界に「青春」を取り戻す勉強会イベントが開催されます。

勉強会

http://www.flickr.com/photos/shingomizutani/9309004267/

(via:http://www.flickr.com/photos/shingomizutani/9309004267/)


 オレもいつの間にか35歳になっていました。35にもなると、ふと「自分の青春ってなんだっけ?」なんてことを思い返すことがままあります。(まぁだいたい独りで酒飲んでる時です。) 学生の頃だったのか、フリーターの頃だったのか。そもそも「青春」という言葉が指すものが曖昧で良くわかりません。なんとなく色恋沙汰と強い結びつきがあるイメージがありますが、そうすると今も昔も色恋沙汰とは縁遠いオレには「青春」なんて無かったんじゃねーの? なんて悲観的な見方もできたりします。結局のところ、「青春」ってなんなんだろう?


 分からない時はGoogle先生に聞くのが一番。検索すると以下のような説明がありました。

青春とは、元は春を表す言葉である。古代中国の五行思想では、「春」には「青」が当てられる。同様に、「夏」を「赤」、「秋」を「白」、「冬」を「玄(黒)」に当て、それぞれ「青春(せいしゅん)」、「朱夏(しゅか)」、「白秋(はくしゅう)」、「玄冬(げんとう)」という。これらは季節を表す言葉であり、これが転じて、日本では特に「青春」について人生における若く未熟で、しかしながら元気で力に溢れた時代を指すようになった。ちなみに、「青春」以外が人間の年代を表す言葉として用いられることは、一般的な用法ではない。
日本では古来より、「青臭い」や「青二才」といった言葉のように、「若さ」や「未熟さ」をしばしば「青い」と表現してきた。


    ― 青春 - Wikipedia


 なるほど、元々は季節の「春」を意味するものだったんですね。季節を人生になぞらえた時に若い時分が「春」やそれを表す色の「青」に例えられたのが語源のようです。

もともと中国で、季節の「春」を指す言葉である(ナンノコッチャ...)。

古代中国の五行思想においては、季節それぞれに色が割り当てられている。春は青、夏は赤(朱)、秋は白、冬は黒(玄)で、それぞれ、「青春」「朱夏」「白秋」「玄冬」と呼ばれる。

また、日本においては緑を「あお」と呼ぶことが多く、果実の緑色をした未成熟な状態から、「青」に未成熟さ、若さを表現する言葉としても用いられている(青二才、青臭いなど)。

それらから転じ、「青春」は、まだ大人としては未成熟な若い世代を表す言葉として用いられている。

ちなみに大人になってから「青春を取り戻す」という言葉が用いられるが、上記より、「子供に戻ろう」という意味になるので、かなり恥ずかしい表現になる。青春を謳歌できるのは、大人になる前の若い世代に限られるのである。


    ― 青春とは (セイシュンとは) [単語記事] - ニコニコ大百科

 こちらではいきなり本エントリのタイトルを全面否定されてしまいましたが、まぁそれはそれとして、書いてある内容としてはWikipediaとほぼ同じのようです。


 ついでに以下のような記事も見つけました。やはり若い時代を思って発言された言葉が多く見られます。


 上記をまとめると、総じて「青春」とは、「春」「若い時期」「未熟な状態」といったような意味を持つようです。
 一方で、人が若い・未熟な時期の特徴として、「後から振り返って最も輝いていた時代」「感情を大きく揺り動かされた時代」といったような意味も、「青春」という語感は持つんじゃないかと思います。


 さて、再びオレの話です。今のオレは35歳、いわゆる「アラフォー」です。さすがに年齢的には「青春」からはずいぶん遠ざかっていると認めざるを得ません。ささやかな抵抗として「17歳と6638日です♪」などと言おうものなら、「おいおい」程度のツッコミで済ませるのはちと難しいでしょう、全力グーパンチくらいは覚悟せにゃあなりません。白髪は目立つし腰は痛いし体を動かすと翌日はまともに動けなくなるし。若さってなんだっけ?オレにはもうねーよ。

 でもこういっちゃなんですが、「未熟」だってことにはちょっとばかし自信があります。不惑の四十を目の前にしてますが、悟りとは程遠いです。感情揺れ動きまくりです。不条理なこと・納得いかないことがあると無駄と分かっていても全力で抵抗します。「成長してねーなー。」なんてセリフは、さすがに自分で言い飽きました。


 つまり、さすがに「青春」ではないけれでも、「青春的要素」なら、まだオレは持ち合わせているんじゃないかな、などと年甲斐もなく思ってみたりしているわけです。「恋は遠い日の花火ではない」なんてキャッチフレーズが、その昔サントリーのウィスキーのCMにありましたが、「青春」にもそんなところがあるんじゃないでしょうか。全く同じではないけれど、目を向ければきっとあるもの。目を向けるか向けないかの差が、気付けるか気付けないかの差なんだと思います。
 それは自身に限らず、他の人にもそういう人がいると感じています。「この人、青春してるなぁ」と感じる人は、決して少なくありません。そういった人の多くは、オレの場合、IT勉強会のコミュニティで出会うことが比較的多いんじゃないかと思っています。IT業界は未成熟な業界です。最先端なイメージを持たれる割に、非効率や不条理が跋扈し、それに抗おう・向き合おうとした一部の人が社外に飛び出して何かヒントを得ようとする。そういった熱意や闘争心を見て、そのどこかに「青春的要素」を感じるのだと思います。


 とある小説のキャッチフレーズに、こんなのがあります。


青春は、「ほんもの」になるための戦いだ。


    ― 西尾 維新(偽物語)


 オレはこの書籍、店頭で見かけただけで読んだことはないのですが、このキャッチフレーズは「的を射ているなぁ」と強く印象に残りました。


 誰しも最初から「ほんもの」になんか、なれるわけがありません。「偽物」でさえないでしょう。「なにものでもないなにか」からスタートし、学び、覚え、試し、挑戦し、歓喜し、時に敗北や挫折を味わいながら、徐々に「ほんもの」に近付いて行くんだと思います。「ほんもの」になれずに終わることも多いはずです。もしかしたら、永遠に「ほんもの」になんてなれないのかもしれません。
 それでも、目指す目標があるからこそ、思い描いた理想があるからこそ、それに近づく為に足掻くんだと思います。そんな「ほんものになるための戦い」を続けていけるのなら、その人は、逆説的ですが、若かろうが年取ってようが「青春」なんだと思うんです。



 そんな「ほんものになるための戦い」をたくさん発表して頂くためのイベントを、来たる11/09(土)にDevLOVEで開催致します。


DevLOVE現場甲子園2013

イベント名:DevLOVE現場甲子園2013
申込 URL :http://devlove.doorkeeper.jp/events/5464
日時   : 2013/11/09 (土) 11:00 - 20:00
開催場所 :楽天2号館(東京都品川区東品川4-13-9 楽天タワー2号館)
最寄駅  :JRりんかい線 品川シーサイド駅


 DevLOVEではこの一年くらい「勉強会で得た知見を現場に還元する」ということを念頭に置き、活動してきました(まぁ実際に主に活動してきたのは、船長の@papandaさんだったり@chachakiさんだったりするわけですが)。
 勉強会に参加された方が自分の現場に帰った時、単に自身の知見として完結させるに留める人が多いんじゃないかと思います。
 一方で、勉強会で得た知見や思いを自らの現場に展開し、現場を変えようとした人たちが少なからずいます。そういった方々の相談に乗ったり、またDevLOVEイベントに登壇頂いて経験をお話頂く、ということを繰り返し行ってきました。この「DevLOVE現場甲子園2013」は、これまでのそういった現場をピックアップする活動の集大成という位置付けです。




 「DevLOVE現場甲子園2013」では、9/30(月)まで発表頂ける方を募集しております。1枠の発表時間は「20分」。お一人で発表される方が多いですが、チームで発表して頂くのも大歓迎です。


 お話しいただきたい内容は「現場の話」です。偉い誰かや、ある技術に特出した有名な誰かの話は、このイベントでは基本的には出てきません。ごく普通の「日々の現場で奮闘されている話」を聞かせて下さい。(ちょっと有名っぽい人も混ざってるように見えるかもしれませんが、たぶん気のせいです。)


 野球になぞらえて、「創 (開発技術、プログラミング、UIデザイン)」「考 (サービス企画、スタートアップ関連、UXデザイン)」「守 (インフラ、運用保守)」「団 (開発プロセス、チーム運営、組織改革)」といういづれかのテーマにエントリー頂き、そのテーマに沿った現場の話を発表して頂きたいと思います。



 なぜ「現場」にこだわるのか? それを説明する前に、もうひとつ紹介させて下さい。以下は、2010年南アフリカW杯の日本の初戦、vsカメルーン戦の試合開始時の下田恒幸アナウンサーの口上です。



ドーハの悲劇でアジアの列強との僅かな差を痛感し、
フランスのピッチで世界とはまだ距離があることを実感し、
自国開催の熱狂で世界と互角に渡れると錯覚し、
ドイツで味わった痛烈な敗北感。
私たちは4年ごとに世界と向き合い、
悔しさも喜びも糧にしながら右肩上がりに邁進して来ました。


しかし誤解を恐れずにいえば、
この数年の日本サッカー界と代表チームには、
幾ばくかの閉塞感が漂っています。


おそらく今の閉塞感を打破する特効薬などありませんが、
それでも尚これからピッチに立つ彼らが今できる最大限のことはあると信じます。


表面的に一丸となって戦おうと声を掛け合うよりも、
Jリーグの舞台で最も輝いている自分を存分に発揮して欲しいと思います。


肩に力を入れて世界を驚かしてやると宣言するよりも
Jリーグで輝き、だからこそ海外のクラブが投資しようと感じた
自分の魅力を100%出し尽くして欲しいと思います。


それが即ち一丸であり、それが即ち全力です。


2010FIFAワールドカップ南アフリカグループEの初戦、
日本にとっての4回目のワールドカップ、
相手は「不屈のライオン」の異名をとるアフリカの雄、カメルーンです。


    ― 【名実況】日本vsカメルーン スカパー現地実況下田アナ第一声 by keisuke6b19 スポーツ/動画 - ニコニコ動画


 サッカーW杯に出場する日本代表選手らにとって、「現場」とは日々の練習であり、Jリーグを主とした各クラブの試合です。日々の練習で頭角を現したからこそJリーグで試合出場の機会を得ることができ、試合で結果を残したからこそ代表に召集されます。集められた中で競争に打ち勝った選手だけがA代表に残り、そのチームでアジアを勝ち上がらなければW杯に出場することさえできません。その過程には我々の目に映るもの映らないもの、失敗・挫折・苦悩・喜び・手応え、様々な形で存在し、それらが積み重なって、我々見ている人々に感動を与えるのだと思います。一方で、普段は見えていないストーリーをふとしたきっかけで知ることがあれば、深く共感することもあります。長友選手が、かつては明治大学サッカー部の太鼓持ちだった話は、あまりに有名です。


 オレらが働くIT業界の「現場」の話も同じだと思うんです。既に実績のある有名な人の成功した話は、確かにためになるでしょう。でも、「なにものでもないなにか」からスタートした、まだ「ほんもの」ではない人の日々の様々なトライが役に立たないか、というと、そんなことは絶対にないはずです。たとえ道半ばであっても、失敗や挫折で頓挫したとしても、自分に出来てない何かを他者が実行している体験が聞ければ、大いなる刺激になるはずです。むしろ、自分たちに近い立場の人の話だからこそ、他人事ではいられないはず。
 それに対して羨望や尊敬と言った感情のみならず、妬みやっかみといった負の感情を抱くこともあるでしょうし、自分が出遅れていることに危機感や焦燥感を抱くこともあるでしょう。その感情の起こり自体が、別の「現場」に漂う「幾ばくかの閉塞感」を打破するカンフル剤になるかもしれません。
 
 
 この「DevLOVE現場甲子園2013」を、終わった直後から居ても立ってもいられなくなるような、何かジッとしていられないような、そんなイベントにしたい。動くのであれば普段頑張っている自らの「現場」にしてほしい。「ほんものになるための戦い」へもう一度踏み出す為のきっかけをこのイベントで作りたい。少なくともオレはそんな風に思っています。


 そのためにも、独りでも多くの方にご登壇頂きたいと思っております。試しに他の人に伝えてみたら、自分ではなんでもないと思っている自身の体験が、もしかしたら誰かの背中を押すかもしれない。自身の体験は、ありふれたものなんかではなく、特別で尊いものだと実感できるかもしれない。それはとても素敵なことだと思うんです。
 



 是非、貴方の「ほんものになるための戦いのストーリー」を聞かせて下さい。スタッフ一同、心よりお待ちしております。


 (発表者申込はこちらから→ http://devlove.doorkeeper.jp/events/5464)








p.s.

 ・・・あ、オレも一応発表する予定です。このイベントでは最大60名近い方に発表頂けるように準備していますが、おそらくイベント内での発表の中で、おそらくは最も役に立たない…、いや、この表現は正確ではないですね、おそらくは最も「みなさんに役に立てて頂きたくない話」をさせて頂く予定です。あまりにアレな内容なので後日資料公開等も一切行いませんし、申し訳ありませんがツイート等も禁止させて頂くつもりです。もし、聞いてみたいという奇特な方がいらっしゃいましたら、お手数ですが是非ともイベントへの聴講参加をして頂けると助かります。聴講者の募集は10月からを予定しております。