読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ミッションたぶんPossible

どこにでもいるシステムエンジニアのなんでもない日記です。たぶん。

BMGをネタに集まって素振りする会#2 に参加してきました。

勉強会


はじめに


 昨晩は東京都飯田橋クラスメソッド株式会社で開催された「BMGをネタに集まって素振りする会#2」に参加してきました。@take3000さんを中心にFacebookで募った集まりで、「ビジネスモデル・ジェネレーション ビジネスモデル設計書」で学んだ内容の素振り(実案件でいきなり活用するのではなく勉強目的で練習でやってみること)を目的とした会です。
 ちなみに、この勉強会自体はこれが2回目、前回は品川のどっかの居酒屋で、ふすまに付箋貼り付けてやったらしいです。注文取りにきた居酒屋の店員さんはびっくりしたでしょうねw。


 アジェンダはこんな感じ。






フォームチェック


 最初は素振りの前のフォームチェック。まだ「ビジネスモデル・ジェネレーション」をきちんと理解できてない・完読できてない(すみません、オレ自身もまだ読み切れていませんでした)という人の為に、キャンバスの説明を@take3000さんから行って貰った後、各自で実際に書いてみます。ほとんどの人は自分の会社のビジネスモデルを書いたみたいですね。上記は記入例を@take3000さんが自身の会社について書いている様子。





素振り本番


 続いて実際にみんなで素振りしてみます。実在するビジネスをひとつ取り上げて、ホワイトボードに書き込んで(付箋を貼り付けて)行きます。
 前回はmixiを対象にしたそうですが、今回は「不動産があるビジネスの方がいいんじゃないか」「話題がホットなものがいいよね」という意見から、来週火曜(5/22)に開業する「東京スカイツリー」を題材としました。だいたい30分くらいみんなでブレスト的に書き込んで行きます。




 一通り終わったら書き込んだ内容をみんなで見ながらディスカッション。スカイツリーなんで電波塔としての役割、観光資源としての役割、学習施設としての役割(水族館などがあったり、修学旅行生が来ることを考慮して)にフォーカスして、それぞれの枠が埋まっています。

 面白かったのが「ゆるキャラ」がCR(顧客との関係性)に入ったり、「スカイツリーの高さ」がVP(提案価値)に入ったりと、一見するとあんま意味ないようなものが意外なところに分類されるということがまま起こりました。




 ここで更に発展。@take3000さんから「もし『うらわタワー(高さ:1,000m)』というライバルが登場したら?」という新しい課題が投入されます。競争相手はKP(パートナー)に分類されました。

 この段階で、電波塔としての役割は新タワーに全部取られちゃうだろうな、とテレビ局やタクシー会社、電波・通信に関するものが全て剥がされます。その上で、「うらわタワーと比較した時の東京スカイツリーの強みは何か?」が議論されます。これは立地…東京:浅草にあるという意見が一番多かったと記憶しています。


 最後にみんなでまとめ。以下のような意見が出ました。

  • ネガティブな要素をキャンバスに掲載するのが難しい
  • 会社が持つ事業を全て列挙するとゴチャゴチャして見づらくなる
    • 事業単位で行う
    • 関係性が見えるようにする
    • キーになるところだけ残す
  • キャンバスに頼ると埋めすぎる傾向になってしまう
    • ポイントを抑える程度にする
  • 全てをビジネスモデルキャンバスだけで表現はできない
  • パワーのある人(ex:社長)がディスカッションに参加すると、自分(会社)に都合の良い要素しか上げない懸念も
  • 差別化の要因になっているかを意識して書く必要がある

 あと、解散間際の雑談時に出た意見ですが、このビジネスモデルキャンバス、SIerの人は書けるんですが、それ以外の人には案外書けないそうです。SIerは四六時中顧客のビジネスを業務システム化しようとしているので、フォーマットは違えど業務分析は日々トレーニング出来ているんですね。ところがその他の業種の人や、同じIT業界でもServicer所属の人なんかはどこに何を分類してよいか、検討が着かないことがままあるそうです。終わるだ滅びるだと散々な言われようのSIerですが、所属していてそのスキルが損になる、ってことは決してないということが分かって喜ばしい次第です。



打ち上げ


 そして舞台は居酒屋へ。会場はいつものここ


 そこでは「ビジネスモデル・ジェネレーション」の内容では不足があって、これだけでビジネスの分析や計画を行うことはできない、あくまで現時点のビジネスのスナップショットしか取れないので時系列でビジネスの変化を追うことはできない、など、ビジネスモデルキャンバスの弱点について色々教えて頂きました。
 じゃあその不足分を補うにはどうしたらよいか、と尋ねた際、オススメ頂いた書籍群は以下。飲みながら取ったメモ書きを参考に探したので、実は違ってる可能性もありますが…。近々購入して読んでみたいと思います。



 前日のリーン・スタートアップの勉強会とメンバーがかなりかぶっていたので、リーン・スタートアップやインセプションデッキとの共通点・相違点を話してみたりも。ビジネスの話だったんで、今話題のソーシャルゲームの話も結構出てました。


 その他、@nawotoさんも参加されていたので、先日のスクラム道フルブーストも話題に上がりました。オレがブログでdisる形になっちゃったんでお詫びもしつつ「フルブーストのようなイベントだとプロレスのマイクパフォーマンスの応酬みたいになると面白いよねー。」「もっとみんなプロレスから学ぶべき!」なんて話をしたりもしました。近日中に「@nawotoユーザー会」なるイベントが開催予定なことも伺いました。…@nawotoさんを使う集団なのか!?


総括

 この手の社外勉強会には珍しく、参加者にスーツの方が多かったです。3/4くらいはスーツだったんじゃないでしょうか。「ビジネスモデル・ジェネレーション」が気になっている人の傾向として、スーツを着ている≒企業のお客さんの近くで仕事をしている人が多いことを表しているのかもしれません。


 座談会なんで通常の勉強会より疲れるのは当然として、それでも結構やった内容が頭に入ってきたのはうれしい驚きでした。お恥ずかしいながら、本を全て読み切ってない状態で参加したので、ついていけるか心配だったんですが、@take3000さんが周到に準備して下さったこともあって、一回練習した後はすんなりトライすることができたと思っています。


 反面、このビジネスモデルキャンバスだけで全てがまかなえないこともなんとなく見えてきました。例えば、RS(売上)やCS(コスト)は、要素は分かっても大きさは分からないので、儲かってるのか儲かっていないのか、儲かっているならどこの要素が最も強いのか、というのがこれだけでは分からない。P/LやB/Sと既存のツールや、他の知識体系があるともっといろんなことが見えてくるんじゃないかとは感じました。他の知識を吸収した上で、体系立てて活用方法を整理できれば面白そうです。この勉強会に#3があるならば、それまでにその辺をちょっとでも強化して臨みたいと考えております。