最新技術とキャンギャルで踊るTGS2010
東京ゲームショウ2010
この週末9/19(日)は幕張メッセで開催された「東京ゲームショウ2010(以下、TGS」に行ってきました。TGSは年一回秋に開催される日本最大の家庭用ゲームのイベントで、今後発売されるゲームや機器が一同に会します。業者やメディアを対象としたビジネスデー(木、金)と、普通のゲームファンを対象とした一般デーに分かれており、4日間で20万人強を動員したそうです。
元々オレはゲームクリエイターになりたくて東京に上京してきました。その後様々な方向転換があって現在に至る訳ですが、今でもゲームには興味だけは強くあります。…仕事やなんやが忙しくてやってる暇は全く無いんですけどね。
TGSは上京当時に一回だけ来た事がありますが、その時はこんなに盛況では無かった気がします。ゲーム業界はマジコン問題もあったり消費者離れも進んだりと苦境に立たされていると聞いていましたが、この盛況振りを見るとまだまだポテンシャルを秘めているように感じます。
師匠と行くTGS
さて、今回のTGSですが、友人のツテでなんと業者チケットが手に入れる事が出来そうでした。一回行ってみたかったんですよ、ビジネスデー。しかし、自身の仕事が忙しくて木 or 金に有休を取れる目処が立たず、あえなく断念。今回も参加は見合わせるつもりでした。
ところが会社の先輩、オレが新人の頃に面倒をみてくれた人なので、師匠にあたります*1が、この人が…
「モンハンの新作やりたいなぁ。今週末のTGSに行こうと思うんですけど。」
「…いやいやアンタ何言ってんだ。こないだ娘が生まれたばっかりでしょ、しかもまだ上の娘だって保育園通ってない年なのに。どーすんすか?」
「だから上の娘は一緒に連れてこうと思うんですけど。」
「イヤイヤイヤイヤ、無茶にも程があるでしょjk。」
「そんなに混みますか。」
「当たり前じゃないですか。」
「それじゃ娘を連れてくのは諦めます。しかし困ったな。どうしてもやりたいんですよ。」
「娘さんがオレに懐いてくれてるなら師匠がモンハンやってる間みててあげられるんですけどねぇ。」
「それは無理ですね、凄い人見知りだから。」
「まぁそうすね。(何度か会った事がある)」
「まぁ嫁を説得してみます。上手く交渉に成功したら一緒に行きますか?」
「へ?」
とまぁそんな感じでトントンと話が進み、期せずして師弟でTGSに行く事になった次第です。
今回のミッション
突然決まったTGS行きなので、無計画にも程があるんですが、それでも一応プランを立ててみました。
モンハンの整理券ゲット
師匠の主目的であるモンハンは整理券無しではプレイする事が出来ない、しかもその整理券が開場直後に無くなるほど人気があります。兎にも角にもこれを手に入れないと話にならない。
…で、オレはこの衝撃的事実を、前日の、しかも飲んでる最中に知ったのです。…えっ、このコンディションで明日は朝5時起き?
いざ出陣 & 炎天下放置プレイ再び
駅ではいきなりこんなのがお出迎えしてくれました。良く分かんないけどモンハンかな?
当日はなんとか朝5時に起きたものの準備に手間取って、結局現地:海浜幕張駅に着いたのは8時ちょい前でした。早速師匠に連絡を取ると、既に入場待機列に並んでいるとの事。…アンタどんだけモンハンやりたいんだ。そこからえらく遠回りさせられながら待機列最後尾にたどり着き、無事に師匠との合流に成功しました。
待機列に向かう際、偶然見かけたキャンギャルの出勤風景。多分関係者は8時入場というルールなんでしょう。彼女らがどういう風に変身するかは後のお楽しみ♪
既にコスプレしてる人が! 会場までコスプレで来るのは禁止なので、コスプレイヤーは用意された専用ロッカールームで着替えます。
この日はコミケの日ほどでは無いにせよ、かなり強い陽射し。周囲*2は暑さでピーピーギャーギャーとうるさい状態。
そこ行くと師匠もレッズサポなので炎天下での待ちぼうけもお手のもの、何食わぬ顔でプリキュア見てます…ってアンタ何やってんのw!?
この放置プレイの間に、コスプレに着替え終わって待機列の最後尾に向かうレイヤーを数多く見まして、我々は各々の暇潰しの合間に彼女らの品評に余念がなかった訳でございます。
「ちょっと顔が残念過ぎませんか?」
「胸のボリュームが足んないッスねぃ」
「足太過ぎないですか?」
「なんのコスプレだかサッパリ分かんないんですけど」
我々が周囲からどんな目で周囲から見られてかはご想像にお任せします。
整理券ゲットならず、orz しかし…
非常に残念なことに、師匠のお目当てのモンハンのマルチプレイ整理券は、我々の入場前に全て無くなってしまったそうです。まだ10時をちょっと回ったくらいなのに・・・恐るべしモンハン人気。しかし師匠は代わりにシングルプレイのチケットの入手に成功!良かったッスねぇ…って、これ「プレイ受付時間15:50〜」って書いてあるけどもしかしてそれまで待たなくちゃいけないってこと!!?
いもうとのおつかい
次に我々は物販ブースへ。妹に頼まれたD3パブリッシャーとかいうメーカーの「ビタミン」「聖帝学園」とかいうゲームのグッズ購入。こちらもものすごく混むらしいんですが、開場直後だったせいかガラガラでした。で、対象の店もあっけなく発見。ただ、妹から受け取ったメモの内容が一文字も読解できなかったので、諦めて店員のお姉さんにメモを渡して品を購入しました。
これでしめて\4,000-。高いと思うか安いと思うかは思い入れ次第でしょう。・・・オレは要らね。
同じく物販コーナー。ラブプラスの等身大POPが売ってました。…売り物なんかぃ。なんと寧々さんだけが売り切れ。寧々さん人気スゲーな。オレなら愛花の方を買うけどなぁ(←単にショートヘア好きなだけ)。
いざゲーム!
さて、ミッションも全て果たしたところで、せっかくゲームショウに来たのだからゲームをやらないと!
…とは言え、めぼしいゲームは既に整理券を全て配布済み。ディシディアもラブプラスも指を咥えて見ているしかありません。*3
元々我々は2人とも短気なので、「出来る & 待たないゲームを出来るだけやる」という方針を取ります。
我々が最初にプレイしたスクウェアエニックスのXBOX360ゲーム「GUN・LOCO」。いわゆるFPSゲームです。10人くらいが2チームに分かれて、勝った方だけカウガール(カウボーイの格好したキャンギャル)と記念撮影出来るというので釣られてみた次第。オレはまるっきりダメでした、orz
ちなみに師匠はどうしてもカウガールと写真撮りたかったらしくて、2度目のチャレンジをするものの、オレが足を引っ張ってあえなく失敗。申し訳ない限りです…。
モンハンの体験プレイブース。大盛況ですが、みんなPSPの画面の中に必死で盛り上がってる感はパッと見分かりませんw。
気合の入った等身大フィギュアも。上はキングダムハーツで下は…なんだっけか?
中国の国際展示ブース。ここだけは常にガラガラでした。交流用のスペースを多く取ったからでしょうが、何があるのかパッと見でわかんないのが良くないと思うんですよねぇ。ま、ビジネスデーは賑わっていたと信じましょうw。
ジャンプ系コンテンツのブース。ドラゴンボールとNARUTOの最新作ゲームがありました。オレの幼馴染が関係者なんですが、今回は家人が病気ゆえ不参加との事。これも何かの縁なので写真を送ってあげたついでにNARUTOの新作「ナルティメットストーム」を体験プレイしてきました。いわゆる格闘アクションなんですが、やー、簡単操作ですぐ技が出せて面白いですねw。
ちなみにこの日、オレはこれの色違いのTシャツ着てたんですが、プレイ後にブースのお姉さんに「素敵なTシャツですね」とお褒めの言葉を頂きましたw。
ARヘリコプター
ちょっと前にネットで動画が話題になった、iPhoneで操作するヘリコプターです。待ち時間が長過ぎて(90分!!)断腸の思いで諦めたんですが、う〜んやっぱり動かしてみたかった。
操作している様子を見るとけっこう難しいようで、なかなかみんなヘリポートに着陸させる事が出来ない様子でした。風貌はUFOっぽいですね。案外速度や高度は出るようです。もう実際に購入する事も出来るようです。欲しいけど飛ばすところが無いなぁ。
事前情報では、AndroidやiPhoneらスマートフォン向けのコーナーが今回のTGSでは多いとのことでした。が、個人的にはあんまり目立ってた印象はありません。装飾も控えめだし、スペースもあまり広いとは言えず。やっぱり大手のゲーム専用機のと比べると扱いが小さいのかもしれません。またiPhoneにモンハンでも出れば話は違ったんでしょうけど。こちらは今後に期待しましょう。
Playstation Move
Playstationの新デバイスが上の写真の「Playstation Move」。Wiiリモコンより多彩な遊び方ができるみたいですが、こちらも整理券は配布終了済み、説明受けなかったので機能は良く分かりません。多分Wiiリモコン+光センサーって感じなんじゃないでしょうか。
Kinect
XBOXのブース。XBOXのコントローラーはやたらめったボタンが多かったんですが、あんなのオレは覚え切れねーよw。硬派なゲームに混じって話題(笑)のアイマス2やドリクラがなんとも良い味出してましたw。
同じくXBOXのブースで音楽に合わせて踊るキャンギャルの皆さん。撮影したらやっぱり怒られましたw。
・・・いやいや、別にやましい意図で撮影した訳じゃないですよ。これ、なにしてるところだか分かりますか? 実は彼女たちはレーシングゲームの真っ最中なんです。今回XBOXが目玉製品として出店して来たこの新製品「Kinect」、なんとコントローラー無しにゲームを操作できる次世代ゲームインターフェースなんです。
人感センサの前で手や足を動かすと、それに反応してゲームを操作する事が出来ると言うもの。Wiiのコントローラーやバランスボードを更に発展させたものといえます。以前「プロジェクトナイル」とか「プロジェクトナタル」とか呼ばれていたコンセプトムービーを見た事がありましたが、まさかこんなに早く製品化されるとは!!
この他にも床を足で後ろに蹴る仕草をすると加速し体を傾けると左右に移動するスケボーゲームや、ダンスダンスレボリューションの要領で流れてくるマーカーに合わせて手足を動かすダンスゲームなど、来場者が体感できるゲームもいくつか用意されていました。
オレにとってこれはこのイベントで一番驚いた製品でした。ゲームのみならず色々なことに活用できそうな製品だと思います。パッと思いつく限りでは、スポーツ選手のトレーニングや自衛隊員や消防士の訓練用、看護の現場でのリハビリなんかにも活躍しそうです。いづれにせよ発売が今から待ち遠しいです。
イベントも各所で開催
これはコナミだったかなぁ。コナミブースはしょっちゅうイベントやってました。ちなみに撮影したら怒られましたw。
これはコーエーのイベントかな。人気シリーズ「遥かなる時空の中で」の新作です。…うちの妹がこのシリーズ、大好きなんですよねぇ…また大騒ぎするんだろうなぁ。
このコーエーのブースは会場の入り口付近だったので、入り口を締め切った後はかなり広大なスペースがありました。この時はマサヤングこと声優の小野坂昌也さんがトークショーをやってましたが、休憩がてらトークショーを聞いてる人が結構いました。
これはなんのゲームのキャンペーンか分からないんですが、水着ショーっぽいことをやってました。カメラ小僧ホイホイ。個人的にも眼福でございましたw。
SEGAのブースでやっていた初音ミクのライブです。
…なにぃ、ただの映像だぁ!? ライブだっつってんだろうが!!
この後声のサンプリングをした声優さんとアイマスの声優さんが出て来てコラボトークショー & ライブを行ってたらしいです。あまりの人の多さにオレはさっさと別の所行きましたが。
ファミ通のトークショーだかラジオの公開録画だか。やっぱ人が多くて話聞くドコロじゃありません><;
人間すごろくのカードゲームバージョンとでも言うんでしょうか、人間大のカードでカードゲームやってました。内容は全く見えなかったんですが、萌え絵がデカデカと描かれているところを見るとまぁそういうゲームなんでしょう。
写真集:キャンペーンガール
キャンギャルの皆さん。プロだけあって皆さん非常にスタイルが良くて美人さんですねぇ。もし美人に見えなかったらそれはオレの腕かiPhone4のせいです。
ちょいちょい暗くてちゃんと写ってない写真がありますが、この辺がiPhoneの限界みたいです。iPhone4には一応フラッシュが付いてるんですが、イベント会場の暗がりで人物を撮影するには全然光量が足りません。
で、暗いところでの撮影はどうしたかというと、連続撮影しまくって他のもっと本格的なカメラ小僧のフラッシュにたまたまタイミング合わせて撮れた何枚かを採用! という「下手な鉄砲数打ちゃ当たる」作戦を採用しました。まぁコレばっかりはどーしようも無いっすね。せっかくポーズをとってくれた彼女らに申し訳ない限りです。
写真集:コスプレイヤー
こちらはコスプレの皆さん。
今回はゲームショウなので、みんなゲームにちなんだコスプレです。素人とは思えない位みんな本格的でした。その衣装いくらかかってんの!?
1番多かったのはFF13のヒロインでしたかね。…オレはFF13やったことないので、その辺は師匠が教えてくれました。
このコスプレ広場は一見さんにはよく判らない秩序があるみたいで、撮影者が列をなして一人ずつ順番待ちして撮影してたり、かと思えばぐるりと囲んでみんな一斉に撮影してたり。
ちなみにコスプレ広場以外ではコスプレイヤーの撮影は禁止らしいです。ま、そこら中で撮影会やってると通行の邪魔になるしねぇ。またコスプレのまま会場内を巡るのはOKらしくて、いたるところでレイヤーを見かけました。あの光景は独特ですな。
蛍の光とお見送り
閉会間際には場内に「蛍の光」が流れ、キャンギャルもお見送りモードに。自分たちのブースの前に一列に並んで来場者を見送ります。…って、カメラ小僧増えたぞ逆効果だw。
終了間際にはモンハンやり行ったっきりはぐれていた師匠とも無事出口で合流。
今回最も良かったのは、パートナーが師匠だったことでしょう。…いや、会社の先輩だからおべっかを使ってる訳じゃなく。
師匠の趣味はJリーグ(浦和レッズ)観戦、競馬、アイドルの追っかけ(見習い?)と、妻子持ちとは思えぬダメ人間っぷりですが、どの趣味も炎天下だろうが極寒の雨の中だろうが平気でよく待たされるしよく歩かされます。つまり今回のような普通の人なら体力勝負のイベントでも全く支障無いだけの下地が元々出来上がってるんですね。
後は趣味が近かったこと。「ゲームが駄目ならキャンギャルのケツ追っかければいいじゃない!」という短絡的エロ思考を双方持ち合わせていた為、行動が非常に気楽でした。(師匠の方はどう思ってるか知らないけど)
ちなみにオレはこの後別の先輩と約束があって、新宿で終電過ぎまで飲んでました。やー、遊び尽くしたw!