ミッションたぶんPossible

どこにでもいるシステムエンジニアのなんでもない日記です。たぶん。

4/14(土)、vs鹿島、味スタ


FC東京 1 - 2 鹿島


 本当に悔しい敗戦。ただ、原因もはっきりしているだけに、「たら」「れば」が入る余地が無い、完璧な負け試合でした。



 雨のスタジアムはパスサッカーを主体とするFC東京にとってはやや不利な状態。ただ、鹿島が引き気味で守っていたこともあって、ボール支配率はFC東京が圧倒します。鹿島は今季いまだ勝ち星なしの18位、慎重に試合に入ってきた印象がありました。


 試合が動いたのは前半29分、スルーパスに抜け出した鹿島FW興梠と権田が接触して権田が負傷退場。タイミング的にはやや権田が遅かったので、権田がファウルを貰わなくて良かった、ともいえると思いますが、前半早期に交代カードを使わなくてはいけなくなったところに誤算が生じます。


 権田と交代で入った塩田のFKから試合再開。


 前半のアディショナルタイム8分はオレのサッカー観戦経験の中でも最長!


 GKは代われど試合の流れに大きな変化はなく、そのまま前半をスコアレスで折り返します。


 後半開始直後の13分、塩田がバックパスを取られ、イエロー。なんとPKの位置からの間接FKという珍事が発生。これはゴールライン上にずらりと並んだFC東京選手がすんでのところで跳ね返します。あんなことあるんだなぁ、と思っていたら、その直後同じ光景を反対のゴールで目にするわけですが。


 後半もほぼFC東京ペース。ただ、リトリートした鹿島の壁を突き崩すことができず、相手ペナルティアークを避けるようにパスが回るのみ。そんな折、太田と羽生のパス交換を鹿島に狙われ、一気にカウンター、散々ブーイングしてきた興梠に先制点を決められてしまいます。このシーンは完全に太田と羽生のミス、一片の言い訳の余地もない油断と怠惰が招いた失点でした。ポポヴィッチもこれに激怒したのか、即座に太田を下げて田邊草民を投入します。
 その5分後には谷澤に代えて大竹を投入。大竹は数年前に鹿島相手に決勝ゴールを決めたことがあったので、サポーターの期待も高まります。


 そして後半33分、再び珍事が。曽ヶ端がバックパスを取られ、再び超至近距離からのFKに。こちらのFKは直前に壁が動いたということで何度かやり直しに。吉田主審から鹿島選手にイエローカードが4枚も出される事態になりました。最終的にFKは跳ね返されるも、2度目のリバウンドを草民がボレーで押し込んで同点。試合は終盤で振り出しに戻ります。



 この後もFC東京が圧倒的に責め続けますが、それが裏目に。後半ロスタイム、高い位置まで駆け上がった徳永がボールを奪われると、逆に強襲を受けることに。最後塩田も一度はファインセーブで止めるものの、そのリバウンドを遠藤に押し込まれ、それが決勝点に。最後の最後で勝負強かった鹿島の姿は、2年前の天皇杯準決勝でロスタイムに点を決められて負けたあの試合を彷彿とさせました。



 今回の敗因は、どちらも「ボールを高い位置で奪われてそのままカウンターで決められる」というパターンからでした。つまりFC東京は、極端に「ドン引きカウンター」に弱いのです。

 リトリートしている相手を打ち崩して得点するのは非常に難しいですし、今後こういう事態には何度も出会うでしょう。リトリート対策は今後もじっくりやっていかなくてはいけません。
 一方でカウンターに弱いのは非常に問題です。点が取れなくても逆に完封できれば負けることはありませんが、それができなければリトリートされて点が取れない以上、負けるのは必然です。今野抜けた後のDFラインの脆弱性、より攻撃的にシフトした前がかりでDFラインの高い布陣、どれもカウンターを喰らい易く、早急に対応が必要です。そういう練習をどの程度積んでいるのか、ポポヴィッチは攻撃主体の監督だと思っているので、その辺りは非常に不安に感じます。


 あと、今回言い訳できないほどひどかったのが太田と羽生。失点につながったあのシーン、あの意味のないパス交換はなんだ!!?ありえない!!!おそらく羽生は太田にサイド深い位置まで切り込んでほしくて、逆に太田は中央にボールを戻したかったんでしょう。あの局面、オレが見ている限り、正しい判断だったのは羽生です。SBとして適切なリスクテイクが出来なかった太田の罪は、果てしなく重いと思っています。当分スタメン落ちでいいんじゃないか、椋原もいるし。彼には猛省を促したいですね。


 非常に残念だったのは、鹿島の今季最初の勝ち星がFC東京になってしまったこと。元々地力も個の能力も他のチームとは比較にならないほど高いチームです。これで調子づかせることになってしまわなければよいのですが。




 今回のオマケ



 毎試合恒例のキッズマッチ。雨の中元気に走り回ってました。


 ONE PIECEのチョッパーと我らが東京ドロンパの人形。この日からコラボ企画で、FC東京ユニを来たルフィーとチョッパーのフィギュアが数量限定発売だったので、その繋がりだと思います。うちの母もチョッパーを買ってましたが、写真撮らせて貰うの忘れたなぁ。



  フードコートでは「アウェイスタジアムフード」ということで、もつ煮と豚ソーセージドッグが販売されてました。もつ煮、滅茶苦茶美味かったけど、最後こぼしてiPhoneやらカメラがあああああああああああ。豚ソーセージドッグは何故かソーセージが2本も入っていて食べごたえ十分でした。ホットドッグでお腹いっぱいになったの初めてだw。



 試合開始直前の阿久根社長からの挨拶。最近何故かホーム開催で雨天が多いので「雨を吹き飛ばせ」企画ということで来場者にテルテル坊主を持ってきてもらう、というイベントをやってたんですが、そのお礼でした。



 そのテルテル坊主。選手ベンチに飾られました。やっぱり青赤。



 社長に続いて、前節イエロー二枚で退場になって、今節出場停止の長谷川アーリアジャスールからお詫びの挨拶。早速サポーターからはブーイングがありましたが、挨拶終わって引き上げるときには長谷川コールが鳴り響きました。



 毎度おなじみ我らが東京ドロンパ。この日はENEOS DAYということもあって、エネゴリくんと共にハーフタイムを盛り上げます。なんか石油タンクみたいなのでパフォーマンスしてたけど、残念ながらそこは写真に収めることができず。くそぅ。