ミッションたぶんPossible

どこにでもいるシステムエンジニアのなんでもない日記です。たぶん。

2017年の25枚 ― No.7「悪意の視線」

IMG_8860


 7枚目は夏コミ(C92)のコスプレ広場から。女性コスプレイヤーのスカートの中を撮ろうとする、通称「ローアングラー」と呼ばれるカメラ小僧たちです。


 当然のことながら、これは立派な「犯罪」です。オレは刑法には詳しくないので軽く調べた程度ですが、どうやらこれらの行為は地方自治体ごとに定める迷惑防止条例違反に該当するようで、東京都の場合「1年以下の懲役又は100万円以下の罰金」に処されます。撮影した写真をネットにばらまいたり脅迫に用いたりすればさらに量刑は増えます。

 たしかに、女性コスプレイヤーの中には、人気目的や承認要求からか、非常に過激な格好をしている方も珍しくありません。それが男性を挑発している、と言われれば、そう見えなくもない。
 だからと言ってやって良いことと悪いことがある。特別な関係にある間柄でさえ、局部をどアップで撮らせるなんてことはまずしません。それを見ず知らずの他人がやっていい道理があるわけがないのです。
 コミケは参加者の善意と協調で成り立つコミュニティ活動です。それを忘れ自分勝手に振る舞うどころか、反社会行為にまで及ぶとは言語道断!彼らは絶対に許されるべきではないでしょう。


 カメラを持って歩いていると、何気ない良い風景が撮れることがあるように、反面日常から覆い隠されているような悪意を目にした時にそれを写真として切り取れてしまうことがままあります。この写真は、そんな負の一枚だったと思っています。