ミッションたぶんPossible

どこにでもいるシステムエンジニアのなんでもない日記です。たぶん。

他人に迷惑をかけないためのの「自撮り」のススメ


 昨晩、こんなツイートをタイムラインで見つけました。Twitterでは割合良く見る類のツイートですが、犬猫や自転車ではなく、認知症のご老人でもなく、若い男性を探している、というのは、その類の中では珍しいかな、と思って注目しました。一日も早く樋口一樹さんが見つかることをお祈りしております。


 この1つ目のツイートを見て、オレは正直「これはこれだけだと100億%見つからないな。」と思いました。写真があまりに人探しに向いてないんですよね。正面からの写真でもないし、表情も特殊だし。常にこんな表情をして歩いてる人、見たことありますか? オレはただの一度もありません。
 そのことに実際に言及し、結果として2つ目のツイートを追加で呟いて貰いました。どうやらこの樋口さん、劇団員ながら日常的に写真を撮られる習慣や環境にはなかったようで、ご自身の写真が殆どなかった(少なくとも周囲の方は持っていらっしゃらなかった)らしいんですよね。2つ目のツイートに貼られた写真も、ずいぶんと時期が古かったり、そもそも劇中の写真しか無かったりと、やはり人探しには向かない写真ばかり。とにかく、無いものは無いんです。それでも情報を増やして探しやすくするしかない。ありったけの写真を出して貰った結果としての2つ目のツイートでした。正直まだ厳しいですが、それでもちょっとでも誰かの目に留まるように、情報を増やし続けて拡散し続けるしかないのでしょうね。



 今回の一連のやりとりでの気付きは「自分の顔写真は、ある程度定期的に撮って、他者と共有しておかないと、何かしら迷惑をかける」ということです。家族がいるなら家族内でいいし、そうでないならSNSに共有(個人的には現時点ではFacebookが一番適していると思う)して知人・友人から見えるようにしておく。でないと、このような突発的な事件や事故が遭った時に近しい人が困る事態になってしまいます。



 遺影なんかもそうで、オレの祖父はそれまで元気でバリバリ仕事人間だったのが、ある日突然脳梗塞で倒れ、以降寝たきりのままこの世を去ったので、遺影になる写真が無くて凄く困った、と親父が言っていました。結果、亡くなる20年くらい前に家族親戚で撮った集合写真から切り取って無理やり引き伸ばして遺影にしたので、なんというかコラージュくさいというか、できの悪い合成写真というか、とにかく解像度の低い写真が祖父の仏壇には飾られています。こういうのいくない。
 オレも自転車に頻繁に乗るので、正直いつ車にはねられて死んでもおかしくないんですよね。今元気だから明日死なない保障は無い。不測の事態に備える、は元気なうちにやっておかんと。


 自分の写真はあまり撮りたくない、好きではない、という人は少なからずいると思います。特に自撮りとなると、オレみたいなアラフォーのオッサンには「自意識過剰だと思われるとやだな」と正直忌避しています。しかし、それを徹底しすぎてしまうと、不測の事態の時に、自分が、ではなく、他人、それも近しい人が困ることになるのだなぁ、と改めて思いました。
 「私が行方不明になっても探す人なんか誰もいない」と思う人もいるかもしれませんが、オレからは「少なくともそれを決めるのは貴方ではない」ということだけは言わせてください、結果的にそういう状況になるよう選択をし続けてきた可能性はあるかもですけどね。



追記

 これを読んだ元同僚から、以下のようなコメントが。

独身の知人女性が出会いを求めていたので、タッキーなんてどうだろうと思い話題に出したのだが、手元にまともな写真がない。
んで、タッキーのFB探って、胸に大きく「自宅警備員」って書いてあるTシャツ着てる風貌が分かりやすい写真を見せたら、反応が微妙だった…

どうしてそういう余計なことを!!!