ミッションたぶんPossible

どこにでもいるシステムエンジニアのなんでもない日記です。たぶん。

Decorate the Generation



 先ほどまでNHKでやっていたスティーブ・ジョブズ特集を見ていました。オレはAppleシンパのつもりは無いけれど、自宅ではMacBook使ってるしiPhoneは3Gから使ってるし、音楽は殆どiTunesから買っています。専門学校に入学して始めてPowerMacに触り、当時発売したばかりのカラフルなiMacに、どちらかというと見た目より低価格に惹かれた記憶があります(スペック足らなくて買うの止めたけど)。案外ジョブズの影響を多大に受けてるんだなぁ、と番組見ながら改めて実感しました。


 上の写真は、オレが専門学校時代に課題で作成したポスター。当時はバイトばっかりやってて課題とか全然真面目にやってなかったんですよねぇ。とにかく手抜きして見栄え良くする事ばかり考えてて、別の課題で作った3DCGの蜘蛛にアップルカラー(今はシルバーだけど当時はレインボーでした)のテクスチャ貼って、ドロップシャドウをアップルマークにしただけのシンプルなもの。「Think Different」というキャッチフレーズだけ変えたくて、日本語でそれっぽいのを考えて帰国子女の友人にカッコ良く英訳して貰ったのが「Decorate the Generation (時代を彩れ!)」でした。でも今考えるとAppleっぽいようで、でもちょっと過剰すぎるフレーズになってしまったような気もします。
 この作品だけは学生時代に作ったものの中で唯一気に入っていて、あれから10年以上経ちますが未だにプリントアウトしたものを部屋に貼っています。元データはもう無いんじゃないかな。ちょっと惜しいことをしました。


 「未来を見て、点を結ぶことはできない。 過去を振り返って点を結ぶだけだ。 だから、いつかどうにかして点は結ばれると信じなければならない。」とはスティーブ・ジョブズスタンフォード大学卒業式での演説にあったフレーズです。
 オレはゲームが作りたくて上京し、学生当時はCGを専攻して、今は受託開発のエンジニアをしています。全て刹那的な判断で選んだ、「点」で終わるはずだったもの。でも今になってみれば、画面設計書が人より上手く解り易く描ける、PhotoshopやIllstratorが使える、UXやゲーミフィケーションにいち早く取り組んでいる、会社の中では希有な人材として地位を確立出来つつあります。なんのかんの言って点と点を結んで線が見えてきてるんですね。


 ポスターを見ていると色んなことを考えますが、とりあえず今やってることは間違ってないと信じて、やれることをやって行きたいと思います。「Stay hungry,Stay foolish.」