ミッションたぶんPossible

どこにでもいるシステムエンジニアのなんでもない日記です。たぶん。

11/27(土)、vs山形、味スタ


FC東京 1 - 1 山形


 FC東京残留争いを続ける神戸は、この日先に開催されたvs清水戦で勝利。そしてホーム味スタでの最終戦。どうしても勝ち点3が欲しい状況に、選手たちは応えることができませんでした。


 この試合も前半からFC東京がハイペースで飛ばし、試合の主導権を握ります。ゲーム展開を完全に支配しながらもフィニッシュの精度がいまいち悪く、決定的なシーンを何度もため息で見送ることになります。そして前半40分に満たない時点で石川が負傷。リカルジューニョがスクランブル発進します。


 前半のハイペースが影響して後半は予想通り失速、その中でも再三ゴールチャンスを作りますが、やはり決め切ることができません。そんな中で後半29分ゴールを背負った状態からボールを受けた平山が180度を超えるターンからゴール右隅に叩き込むスーパーシュートで先制します。

 ところがこれ以降守備もどんどん悪くなり、試合終了間際には途中交代の田代に打点の高いヘッド弾を決められ、同点とされます。既に交代枠を使い切っていた東京は今野・森重などの選手を前線に送りパワープレイ体制を敷きますが時既に遅し、そのまま試合終了の笛を聞く事となりました。



 今回の失敗は、予定外の石川の負傷交代、そして前田俊介と米本です。この二人は本当に酷かった。でも、酷かったその理由は正反対です。


 米本はいわゆる「気負い過ぎ」です。色々やろうとし過ぎて逆にミスを連発する、ボランチと言う守備の要だけにそのミスがチームに致命的な危機をもたらす、その繰り返しでした。負傷以前のイメージと自身のプレイの質とのギャップに苦しんでるのかもしれません。攻撃にも大きく期待され、その期待に応えようとして先のプレイまで考え過ぎ、目の前のプレイをおろそかにしているのかもしれません。

 ともかく「気持ちは理解できる」んです。でもそれでチームに迷惑かけてたら意味無いだろ!?

 質の高いプレイもいくつか魅せてくれただけに、非常に残念でした。もっと目の前のプレイに集中して欲しい。だいたい元々器用なプレイスタイルじゃないんだから、そんな色々やろうとしたって出来るわけがありません。焦るのも分かるけど、着実に一歩ずつ取り戻して欲しいです。


 一方の前田は論外。走らない、プレイが雑ですぐセンタリングを放る、守備をしない、フォローをしない。


 やる気の無いヤツをピッチに上げるなよ、大熊さんよぉ!!


 大熊監督にとって、前田は可能性を感じる可愛い教え子だったかもしれません。でもアイツには魂が無い。For the Teamを感じない。何の為にプロのピッチに立ってるのかさえ分からない。
 はっきり言ってオレは前田に青赤のユニフォームに袖を通す資格は無いと思っています。あのシーンで羽生に代わって入ってきたのが大竹や重松だったら、局面は絶対に違っていたはず。個人的な思い入れはチームのこの致命的に危機的状況では不要!!甘えは排して非情に徹して欲しいです。


 さて、これで降格争いはついに最終節まで持ち越されました。FC東京が勝てば文句無し残留、神戸が引き分けた場合なら最悪FC東京が敗北でも得失点差で残留することができます。最終節は京都のホーム、西京極。どうか選手たちには吉報を持って東京に帰ってきて欲しいと願ってやみません。



今回のオマケ


 スタジアムの外では対戦相手の山形の特産品フェアみたいなのをやってました。メインの芋煮はなんと開門前に売り切れ。買えたのは写真の「炎のカレーパン」と「くぢら餅」。くぢら餅は食感はういろうっぽい感じなんですけど、もっと餅っぽくて火であぶって食べるようです。



 試合終了後の今季最後の挨拶。監督に代わり、村林社長が挨拶に立ちます。サポーターからは大ブーイング。拍手等はありましたが、最後まで声援も歓声もありませんでした。



 村林社長からバトンを受け取る形で挨拶の場に立った大熊監督。彼の声は良く通るのでピッチ脇から怒鳴る彼の声は頻繁に耳にしますが、こうやって落ち着いた声を聞くのは実は初めてでした。こちらも声援も歓声もなし。もしこの場に城福監督が立っていたら、果たしてサポーターはどういう反応を示したでしょうか?



 泣いても笑っても今季は次節の試合が最後。もう笑う事は難しいのかもしれませんが、せめて泣かなくて済むよう、あと一試合、たった一試合だけで良いから、選手たちには今年最高の奮闘を見せて欲しいです。