ミッションたぶんPossible

どこにでもいるシステムエンジニアのなんでもない日記です。たぶん。

3/20(土)、vsC大阪、味スタ


FC東京 0 - 0 C大阪


 今季初のナイターゲームは春の到来を知らせる暖かい風が吹く中で…と書けば聞こえは良いですが、サッカーをやるには明らかに風の強すぎるバッドコンディションで行われました。空を舞うゴミ、網膜を襲う砂埃、ボールと体を押し戻す強風。そんな荒れた環境に反して試合展開は随分と落ち着いた、結果的に見所の少ないつまらないもので終わりました。


 前半はFC東京優勢、ボールを高い位置で保持しC大阪守備陣を押し込んで優位に進めていましたが、シュートは少なく危険なプレーも出来ずに折り返すと、松下を下げ久々にベンチ入りした大竹を投入した辺りから流れが変わります。別に大竹のせいではなく、どちらかというとチーム全体の疲労のせいのように見えましたが、これまでとうって変わってC大阪に猛攻を仕掛けられる展開に。この後、リカルジーニョ鈴木達也を投入するもFC東京の拙攻は変わらず、終盤にまたボールポゼッションを戻したものの結局攻めきれずにスコアレスドローで終戦となりました。試合展開がタフな状況だったのは見て取れましたが、それ以外にも風が強い中でプレーするのは非常に負担が大きかったのでしょう。終了の笛と同時に何人もの選手がピッチに倒れこんでいました。


 C大阪は今季J1に戻ってきたチームで、この冬に播戸、上本大海、家長、高橋大輔らを獲得し大補強を行っています。そのせいか既存メンバーとの連携がまだうまく行かず、チーム作り半ばという印象がありました。それだけに取りこぼしたくない試合でしたが、この結果は非常に残念です。敗北に等しい、と言ってよいでしょう。

 ゲーム全体を通してボール支配率が高かったのは東京のはずです。にも関わらず、シュート本数はたったの10本、点を取りたくないとしか思えないようなやる気の無さです。正直あきれました。試合終了のホイッスルが鳴り響いた直後、スタンドからは自チームの選手に向けて大きなブーイングがこだましました。サポーターは分かってるんです、これは「姿勢の問題だ」と。


 今季既に3戦行われましたが、現在までの成績は1勝1敗1分、1得点(PK:0)1失点(PK:1)。

 守備に関しては3試合やって実質無失点です。これは非常に大きい!Jリーグ最小失点を目標に掲げるだけはあると思います。実際に見ていて守備は非常に安定していますし控えも充実しています。今日は前節レッドカードの森重に代わって平松がCBに入りましたが、彼は時にはスピードを生かして相手FWに喰らい付き、時には身を投げ出して相手のシュートを弾き返しと、魂のこもった非常に素晴らしい守備を魅せてくれたと思います。加入後初出場のキム・ヨングンも、ミスはちょいちょいあったもののテクニックのあるところを何度も見せてくれました。やはり米本不在は実感せざるを得ませんが、誰が怪我しても、代表に呼ばれても、この安定感は保てるのではないかと安心感があります。


 今日は問題は攻撃力。3試合やってたった1点しか取れていません。シュートを打たないとゴールは生まれませんが、そのシュートが圧倒的に少ない!FC東京の今季のシュート数は以下の通りです。(引用元:J's Goal)

  • 第1節 9本
  • 第2節 4本
  • 第3節 10本

 昨季王者の鹿島は、今季これまでの試合全てに14本以上、一試合平均16本以上のシュートを打っています。それでもスコアは2-0、1-1、1-0と飛びぬけて高い得点にはなっていません。今節の横浜FMのように、17本のシュートで4得点という比較的得点効率の良い試合も無くはないでしょうが、そうそうそんなにバカスカ入ることは期待しない方が良いでしょう。ならば「下手な鉄砲数打ちゃ当たる」とまでは言いませんが、もっと遠くからでもシュートを打っていかないと、この状況は打破できないでしょう。


 来週にはナビスコ杯の予選リーグが始まりますが、初戦は今季大補強を行った名古屋グランパスが相手です。多分今のままではどうあがいても勝てないでしょう。時間は殆どありませんが、攻撃力を上げる為の秘策を城福監督とFW陣に期待したいところです。


 補強といえば、昨季までFC東京にいた茂庭が、この試合ではC大阪のCBに入っているのが今日はインパクト大でした。試合中も石川vs茂庭というマッチアップも目にすることが出来ましたし、試合開始前には両サポーターから「モ・ニ・ワ」コールが大合唱されるという微笑ましい一幕もありました。以前同様にプレー出来ているようですし、このまま活躍してくれると良いと思います。ぜひ「放出して悔しい!」と我々に言わせて欲しいと願って止みません。





 今回のおまけ。


 今日は「ゲゲゲの鬼太郎デー」ということで、鬼太郎ねずみ男、近日中に始まるテレビドラマ「ゲゲゲの女房」から俳優の大杉漣氏が来たりとちょっと賑やかでした。上の写真は選手入場時の鬼太郎ねずみ男と我らがドロンパ。…狸なんでほぼ妖怪ですね、違いが皆無。





 今年も多摩川クラシコがやってきます。(4/4 等々力競技場)上記はそのキャンペーンPVなんですが、これ観るだけでも力の入れ方が今までと全然違うことが分かります。なんだこのクオリティ、どこのハリウッド映画ですか!?


 ちなみに今回はクラシコのテーマミュージックも作られていて、CDも先週発売されています。…オレ?勿論購入済みですよ。

多摩シコCD早速買って来たぁ!!お店の人も「たった今入荷したばかりなんですよ」って言ってた。... on Twitpic