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ミッションたぶんPossible

どこにでもいるシステムエンジニアのなんでもない日記です。たぶん。

社外勉強会の登壇者や有名人を過剰に尊敬してはいけない

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 昨晩は毎月恒例参加のLeSS Study。「LeSS (Large Scale Scrum)」は大規模開発向けスクラムのことで、この勉強会では、各々持ち回りで原典を翻訳したりその内容についてディスカッションしたり、といった活動を月一で行っています。前回と今回は番外編ということでちょっと主旨が異なり、今回はソーシャルゲームメーカーのアカツキさんから@yunon_physさんが「自社でLeSSっぽいことやってるよ」と事例を紹介してくださいました。LeSS Studyの参加者はSIerだったりサービスやってる会社だったりの開発者が多いこともあって、ゲームメーカーの話はどれも目新しさに満ちており、本当に面白かったです。最終的にLeSSどころかアジャイルスクラムの話さえそっちのけでゲーム開発の話ばかり質問してしまったのはここだけの話。ぜひまたお話を伺いたいです。


less-study.doorkeeper.jp
hackerslab.aktsk.jp
qiita.com


 さて、本記事の本題は、アカツキさんの話でもLeSSやスクラムの話でもなく(大変申し訳ない)、その後の懇親会で出た話。@takaesu0さんの話に感銘を受けたというか、本当にその通りだなぁと思ったのでここでご紹介。とはいえ、タイトルでほぼ完結してしまっているような気もしないでもないですが。


 我々がどこかで開催される社外勉強会だったりカンファレンス・セミナーだったりに参加すると、当然「花形」なのは登壇者になります。彼らは往々にして他でも登壇経験があったり、書籍を執筆・翻訳していたり、はてブホッテントリ取るような記事をいくつか書いていたり、とその日の登壇以前から有名人だったりすることも珍しくありません。
 そうすると、そういう場に慣れてない人は、どうしてもそういう「花形」な人たちを尊敬からなのか遠い存在だと思っているのか、遠巻きに見ているだけで質問したり話しかけたりしないことが多いように感じます。日本人はシャイなので、そうなってしまうことは非常に分かります。オレ自身も典型的な人見知りなんで、勉強会に参加して講演だけ聞いて質問もせずに一人寂しく帰る、といったことは過去何度もありました。


 でもそれだと、せっかくの勉強会の機会を十分生かし切れたとは言えないんですよね。せっかく情報元が目の前にいるのに、講演聞くだけで帰っちゃうと、家でブログ読んだり動画見たりしてるのと大差なくなっちゃう。会場までわざわざ来たことを考えると、移動時間や交通費の分だけ損してる、と言えなくもないです。もちろん、必ずしもブログや動画中継があるわけではないので、勉強会参加で聴講だけなのは損、と結論付けるのは暴論ですが、でもまぁそれだけで終わっちゃうのはヤッパリ勿体無いかな、と。


 社外勉強会の醍醐味は、やはり同じ興味や悩みを持つ人と知り合えて、話ができることだと思うのです。それが登壇者であれ、ちょっとブログやSNSで有名人だからと言っても同じです。オレ自身、何回か勉強会などで登壇したことがあるので分かるのですが、登壇したりブログ書いたりしたからと言って全然凄くないんです。オレ自身、登壇する人たちに対して凄いなぁと憧れのまなざしで遠巻きに眺めていた立場でしたが、あの頃のオレと今のオレに、そんなに大した違いはないです。人はそんなに急に成長したりはしないもんですよ、実績もまた然りです。その自分の経験を他の人に照らし合わせると、今まさに壇上で輝かしい発表をしているあの人も、SNSをにぎわすあの人も、実はオレと大して差がないんじゃないかな、と思えたりするのです。


 そして実際そういった人たちとつながって話してみると、勿論凄いのだけれど、基本はやっぱり自分と同じなんだと良くわかります。何かに悩んであがいてもがいて、その結果として掴んだ何かをふとしたきっかけでアウトプットしているに過ぎないんですよね。


 昨晩一緒に飲んでいた@takaesu0さんも@iwaoRdさんも、元々はオレにとって雲の上の存在でした。彼らは壇上で、オレは聴講席。それがどこかの勉強会でふとしたきっかけで知り合って、だんだん仲良くなって、気安く話せる・相談できる・飲みに行ける関係になったんです。登壇している側だって悩みは尽きないし、誰かと話したり質問されたりすると、やはり新しい発見がある。そうやって相乗効果で互いに成長できる環境は素晴らしいと思いますし、目の前にそういうチャンスがあるのに逃してしまうのは、やっぱり勿体無いと思うのですよ。




 サッカーには「相手をリスペクトし過ぎる」という言葉があります。相手を強者と認めるあまり、警戒しすぎて及び腰になってしまい、普段の自分たちの持ち味が出せない、受け身なってしまう、消極的なプレイに終始してしまうような際に、このような表現を使います。まぁこの言葉を監督が試合終了後インタビューで使うときは、その試合には大体負けてますね。そんな「相手をリスペクトし過ぎる」プレイよりは、相手の胸を借りるつもりで積極的にプレイする、どころか、相手を削るくらいのつもりでプレイする方が姿勢としては正しいとされていますし、監督もサポーターも喜びます。


 社外勉強会には勝ち負けも勝ち点3もサポーターも監督も関係ないので、相手を削る(トマホークを投げる)必要は全くないのですが、相手の胸を借りるつもりで積極的に話しかけ質問したりする方が、相手にも喜ばれますし、場も活発になることが多いです。ちょっと有名だろうが偉そうだろが、しょせん相手も自分も同じ井戸の中の蛙。仲良く遠慮なくゲコゲコ鳴き合いましょう。独唱よりは輪唱の方がきっと楽しいと思うんですよね。



オマケ

 そうは言っても人見知りだしそんなに簡単に声を掛けられないよ、という人は、以前こんな記事を書いたんで、良かったら読んでみてください。もしかしたら何か参考になるかも。
 個人的には、別の……例えばたまたま隣にいた聴講者に話しかけるよりは、登壇者に話しかける方が楽なんじゃないかなと思います。ブログでも講演でも事前に発表してくれている分、何考えているかある程度分かるので、話しかけるきっかけが作りやすいんじゃないかなぁとか思ってたりしてます。

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