ミッションたぶんPossible

どこにでもいるシステムエンジニアのなんでもない日記です。たぶん。

オレ的10大ニュース 2016年版 - ミッションたぶんPossible

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はじめに

 毎年のことではありますが、2016年を振り返るにあたり、(世間的なトピックではなく)タキガワの個人的なトピックで振り返ってみたいと思います。2016年という年を一年振り返って、次の年に繋げられれば良いのですが。


 ちなみに、過去の年末振り返りエントリはこちら。

1.御府内 & 四国お遍路 無事結願!

 2016年の大きなチャレンジとして、四国八十八ヶ所参りと、それの東京版である御府内八十八ヶ所参りを敢行、無事結願(八十八ヶ所全てをお参りすること)を果たしました。どちらも自転車での移動をメインとし、御府内お遍路はゴールデンウィークから土日祝日のみを使って、四国お遍路は12月丸々一ヶ月使って回りきりました。御府内お遍路は余暇の趣味と言った感じでしたが、四国お遍路は本当に大変で、それだけに色んなことを考えたり自分と向き合ったりする機会が多かったです。その辺は別途書いていますので、ここでは省略します。


2.退職 & 引継

 2015年12月に自社が再び事業売却、同じ会社にいながら4度目の所属変更となりました。その度に事業の一部を親会社となった企業に切り取られ、技術者は辞めていく。さすがにもうこれ以上ここでまともな開発をするのは無理だなと判断して、自身の将来と現担当案件への責任を秤にかけた結果として、2016年の仕事始めで上司に退職を宣言し、1年間引継期間を設けてある程度問題ない状態で引継を行った上で退職しよう、と考えました。
 あれから1年たった今、引継については、不十分ながらも残るメンバーの頑張りもあって、ある程度業務を回すのに支障ないレベルで引継ができたと思います。


3.転職活動

 上記2の退職に向けた準備と並行し、転職活動も行っていました。7月くらいから本格的に活動を行い、社外勉強会コミュニティで出来た知り合いをツテに、いくつかの企業に応募させていただき、結果2017年1月からエンジニアとしてSIerで働くことになりました。なぜか入社後に従事する案件も決まっていて、数週間の研修を経てすぐ顧客企業に常駐になることになりそうです。案件が相当忙しいらしいので、しばらくは新しい仕事に没頭することになると思いますが、できるだけ早く新しい案件に馴染み、自分の力を発揮して新しい能力を身につけ、前に進んだ手応えを得られるようにしたいと思います。


4.邦画超当たり年!「シン・ゴジラ」「君の名は。」「この世界の片隅で」

 オレは滅多に映画を見に行かない……それこそ数年に1度くらいしか行かなかったんですが、2016年は8回も映画館に足を運びました。……まぁ、見た作品数は4つだけなんですけどね。
 そのうちの3作品が「シン・ゴジラ」「君の名は。」「この世界の片隅で」でした。「この世界の片隅で」では「聖地」とも言える広島:呉市でも観てくることができました。まぁそんなこと言ったら「君の名は。」だって新宿TOHOシネマズで観たんで、聖地っちゃあ聖地なんですが。いやぁ、2016年は邦画の当たり年でしたねぇ。


 多分オレはこのブログで「シン・ゴジラ」についてだけは言及してないんですが、この映画についてのオレの捉え方は「SFコメディ」です。テイストはずいぶん違いますが、基本的にはゴーストバスターズエボリューションと同じジャンルだと思っています。カルト的に盛り上がれるネタがふんだんに盛り込まれており、大爆笑ではなくクスッと笑えるシーンがいくつもある。人間ドラマに全く触れてない分、本質に要素が凝縮していて、その中で目頭が熱くなる場面もある。面白いの一言で片付けるのがとても難しい、非常に心揺さぶられた作品でした。


 この3作品は、たぶんBlu-ray買っちゃうんだろうなぁ。また金が……。


5.松本山雅J1昇格ならず

 J1から降格した最初のシーズンである今年、反町康治監督率いる松本山雅FCは、2016シーズン序盤から、これまで走力をフル活用した堅守速攻スタイルに、ボールをキープしてつなぐパスサッカーの要素を追加する新たなスタイルにチャレンジ。新しいスタイルにチャレンジすると、どうしてもそのスタイルが馴染むまでに失速するものですが、それは松本山雅も同じ、序盤なかなか勝ち点を積み重ねることができず、ずいぶん苦労しました。
 それでも徐々に調子を上げていき、シーズン終盤ではJ2優勝も狙える順位まで駆け上がったんですが、最後の最後でゼルビア町田に痛い痛い黒星をつけられてしまい、松本山雅以上の追い込みで駆け上がってきたオリジナル10清水エスパルスにまくられてJ2:3位でシーズン終了。その後のJ1昇格プレーオフでもファジアーノ岡山に敗れ、1年でのJ1昇格を成し遂げることができませんでした。


 2017シーズンは既に始まっています。反町康治監督の続投が発表されたのは非常に喜ばしいニュースですが、一方でエルシオフィジカルコーチや田坂コーチ、喜山選手や白井選手などこれまで松本山雅を支えた選手らがチームを離れることが発表されています。特に喜山選手は、元々攻撃寄りのポジションだったのにチームの求めに応じてポジションを徐々に下げ、最終的に最終ラインをシーズン通して任されるなど、非常に柔軟で臨機応変な姿勢が個人的に好きな選手でした。喜山選手はファジアーノ岡山への移籍が発表されていますので、新天地でもぜひレギュラーで活躍してほしいと、心から願っております。


 2017年の目標は当然J1昇格!きっと成し遂げてくれると信じ、来年も応援していきたい所存です。


6.XP祭り & プロダクトオーナー祭りで登壇!

 今年はなんだかギャグみたいなきっかけで2度ほど、ポンデ先生こと伊藤英明さんとUX界の荒ぶる有袋類ことフジタジュンコさんと一緒に、UXとUXデザインに関するパネルディスカッション形式の発表を公募登壇してきました。


 2人ともとても優秀なUXデザイナー・インフォメーションアーキテクトで、元々お二人ともコミュニティでも活躍されています。たぶん昔オレがフロント周りの技術を担当してたこともあって、UXデザインや人間中心設計なんかに興味を持ってた頃にDevLOVEかなんかでお会いしたのが、オレが2人と知り合ったきっかけだったような気がします、昔過ぎてあんまり思い出せないけど。
 今は基本単なる飲み友達なんですが、ふとしたきっかけでこういう風に2人に新たな切り口で辣腕を振り回せる機会が作れたのは、個人的には良かったんじゃないかな、と思います。


 オレ自身はコミュニティ周りではファシリテーターっぽい役割をやることが多くて、それゆえに自分自身が他人に壇上からお伝えできるような特別秀でた能力を持ってはいないんですが、だからこそ友人たちの「メンドくさい」を肩代わりし、やる気を引き出して、何か面白いことをどんどんやっていけたらなぁ、と思っています。たぶん今後オレのIT業界の社外勉強会コミュニティでの立ち回りは、そんな動き方がメインになっていくんじゃないかな。


 オレの友人で、なんか面白いことやりたいと思っている方、いらっしゃればお気軽にお声がけください。とはいえ、オレの周りの人、自分でガンガン動いちゃうバイタリティのある人が多いから、あんま必要ないかもしれませんけどね。


7.鹿島アントラーズ クラブW杯準優勝

 今回のクラブW杯は、四国お遍路の合間に、ホテルのテレビで見ることになりましたが、いやぁ、まさか偶然でも誤審でも、世界最高峰の舞台でJリーグチームが準優勝できるとは思っていなかったので、本当にビックリしました。
 鹿島のクラブW杯出場権は、今季のJリーグが2ステージ制だったからこそ鹿島が手に入れたもので、本来は2016シーズン年間勝点1位の浦和レッズがあの舞台に立つべきだったと思います。サッカーが上手いのも強いのも浦和レッズだと思いますし、多くの人がそう考えているでしょう。でも年間勝ち点で15も差がありながら、チャンピオンシップという大舞台で浦和レッズを一瞬凌駕して2016シーズン王者の地位をもぎ取り、さらには南米王者を下してレアルマドリードをあと一歩のところまで追い込んだ。


 オレは鹿島アントラーズのサッカーは好きになれませんし、正直に言ってしまえば嫌いです。ですが、あの土壇場の勝負強さ、負けないための姿勢は、Jリーグ王者たるにふさわしいとも思います。あの姿勢はどのチームも参考にすべきでしょうね。鹿島には次はちゃんとACLを勝ち上がってクラブW杯にチャレンジしてほしいと思います(なんで毎回あんなに早々に敗退するん?)。


8.禁酒

 前述の通り5月と12月にそれぞれお遍路をやってたんですが、その間はまがりなりにも仏門の修行ということで、基本的にお酒は飲まないようにしていました。1ヶ月近く禁酒するのは、おそらく就職してから初めてじゃないですかね。2回という少ない経験から言うと、だいたい最初の一週間がけっこうしんどくて、そこを過ぎると酒を飲みたいという欲求はほぼ無くなりますね。なんで、周囲との付き合いがない状態で、ストレスがなければ、基本的にいつまででも酒を飲まずにいられると思います。実際、知り合いからの誘いや仕事のストレスがなかった四国お遍路よりは、東京にいながら仕事しながら回った御府内お遍路の方が、禁酒はしんどかったです。
 禁酒の敵はストレスと知り合い。辞めたい人は周囲の人の協力を得つつ、ストレスを極力軽減する方向で、また別のストレス発散方法を見つけて継続していくことが必要なんじゃないでしょうか。


9.ダイエット

 禁酒したらあっという間に5kg痩せました。お遍路で自転車で走り回ってたのも良かったみたいです。オレがビールや日本酒・ワインといったカロリーの高い醸造酒が好きなのも、酒で太る原因なんでしょうが、酒の機会は普段より食べてしまったり、飲み終わった後にラーメン食べちゃったりするのが更に良くないんでしょうね。


 ……オレ、11月の健康診断の結果と現体重がだいぶ違うんですが、この健康診断の結果をそのまま新しい会社に提出して大丈夫なんでしょうか? ちょっと聞いてみます。


10.TOCfE Bootcamp アンビシャスターゲットツリー回講師担当

 思考プロセスツール「TOCfE」を初心者向けに伝えるコミュニティ「TOCfE Bootcamp」が2/20(土)に開催したワークショップで講師をしてきました。


 通常このコミュニティでワークショップを開催する際、

  • サービスオーナー:1人+講師:3人の体制
  • 公式認定プログラムのワークショップ・カリキュラムをベースにワークショップを構築・提供

するのですが、オレが講師する時だけは(オレのわがままで)

  • サービスオーナーを冥土長固定+講師:オレ1人の体制
  • 過去の「TOCfE Bootcamp」のワークショップを参考
  • 完全オリジナルのワークと内容に刷新
  • ワーク全体を通して特定のジャンルに絞ってテイストを統一
  • 初心者がツールの使い方を覚えることに徹底的に特化する
  • エンターテイメント性を強く、参加者に楽しんでもらえる内容にする
  • 考える・悩むを体験してもらうのは二の次

と、完全に他の開催とは色合いを変えてワークショップを準備しています。なんでオレだけかというと、単にこんなメンドくさいことをやるのがオレだけ、っていうのもありますし、やることが多いのでオレのように裏方の中でも登壇慣れしている人間以外では準備が当日までに間に合わない、という理由でオレともうお一方以外に許可されていない、というのもあります。
 その分、コミュニティとしてチャレンジ要素がとても多くなり、課題や問題点をあぶり出して次に繋げることを目的としています。まぁ他の講師が開催するワークショップの方が無難で確実ではあるのですが、この回もふくめ、過去開催分に関しては参加者の方々には好評でした。


 来年も2月未定に講師を担当して「ロジックブランチ」の使い方を初心者の方に覚えてもらうワークショップを開催予定です。近々日程を確定して告知しますので、ご都合のよろしい方は是非参加検討頂ければと思います。


 また、広告用の記事も内容を刷新し、同人誌を作成して大きなイベントで頒布したいと考えております。こちらも完成しましたら告知しますので、ご購入を検討頂ければと思います。

おわりに

 今年はオレにとって、ほぼ「お遍路」一色な一年でした。それに比べれば転職・退職といった人生の一大イベントも霞んでしまうから不思議ですね。特に四国八十八ヶ所参りで得た経験は、今後オレにとって大きな影響を与えると思います。これについてはまた機会があれば改めてお伝えできることもあるかと思いますので、気軽に飲みにでも誘ってもらえると嬉しいです。


 来年もお遍路のように大きなチャレンジができるように心がけていきたいです。