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ミッションたぶんPossible

どこにでもいるシステムエンジニアのなんでもない日記です。たぶん。

会社を辞めたので自転車で四国八十八ヶ所参りをやってみた。其之一:東京出発

四国八十八か所参り

 昨日(12/02、金)は、4年間勤めた会社での実質最終出社日だった。「実質」というのは、有休消化を経て、最後の納会(12/28)だけは出勤する、という意味だ。さすがに1ヶ月休んだあとの納会の日に仕事があるとは考えたくない(ありそうだけど)。

 というわけで、今日(12/03、土)からオレは有休消化に入った。おそらく人生でそう何度とないこの長期休暇で、一度はやってみたかった「四国八十八ヶ所参り」通称「お遍路」に挑戦することにした。それも自転車で。
 本来であれば徒歩で行うべきなのだろうが、休みは一ヶ月程度しかなく、徒歩でのお遍路は50日近く必要とするらしい。さすがにそれほど長い期間を確保するのは経済的にも社会環境的にもオレには不可能なので、自転車でのチャレンジとなった。あと単純に自転車が好きだからというのもある。


 なお、通常このブログでは「ですます調」で書いているのだが、旅の記録を書くのにどうも「ですます調」だと調子がでないので、普段の記事とは異なり口語体で書かせていただく。いつも当ブログを読んでいただいている(奇特な)方は違和感を覚えるかもしれないが、特別編のエッセイテイストな何かだとご了承いただけると幸いである。



 東京から四国に自転車で渡るのに、今回オレが選んだのは「フェリー」だ。オレの自転車は安物のクロスバイク輪行(自転車を解体しバッグに詰めて交通機関で移動すること)に適しておらず、そのまま自転車を四国まで運べる手段を選ばざるをえなかった。東京から四国に向かうフェリーは、徳島行きのフェリーが日に1本ずつ有明から出ている。
 オレの自宅から有明までは40km弱ある。フェリーに乗り込むまでで既にちょっとした旅行だ。加えて、有明に行くにはレインボーブリッジを超えなくてはならない。レインボーブリッジは自転車に乗ったまま渡ることはできず、自転車を押しながら遊歩道を歩いて渡ることになる。しかも、「自転車を押して歩く」ことを強制するために、レインボーブリッジのふもとで自転車の後輪を台車に載せ固定する必要があるのだ。


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 この台車があると「自転車を押して歩く」のも通常のそれと比べてかなり重労働となるのだが、歩行者の安全を考えるとやむをえないのだろう。にしても、もうちょっと上手い方法は無かったんかなぁ。


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 フェリーは19:30発。レインボーブリッジの遊歩道の最終入場可能時間が17:30だったこともあり、かなり前倒して18:00には乗り場に到着したが、既に乗船手続きは始まっていた。係員の指示に従い、切符を購入後、車の列の最後尾に並んで(フェリーなので車ごと乗り込むのだが、車もバイクも自転車も同じ扱いなので、順番で乗船し倉庫で管理してもらう)10分程度で乗船を果たす。


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 「フェリーが徳島に着く直前まで倉庫には入れないので、全部荷物を客室に持っていけ」と言われ、係員が見守る中モタモタと荷物を下ろし、大量の荷物を抱えて客室へ。10名ほどが泊まれる大部屋にカプセルホテルのようなキャビンのベットが用意されていて、そこがオレの一晩の宿となった。10名の大部屋とは言ったが、客はオレも含めて3人だけらしい。


 食事は共有のロビーに自販機があり、そこで買ったものをレンジで温めて食べる形。オレは事前にコンビニで買ったにぎりめしで簡単に済ませた。朝飯の分まで買ったつもりだったが、ここまでの道程で腹が減りすぎていて、すべて食べてしまったのが悔やまれる。ちなみにこれを書いている今現在、既に腹が減っていて困ってる。カレーでも買って食ってしまおうかしら。でもいやしかし……。


 ロビーでは体躯の良い数人の男性が料理をしていた。野菜や魚など素材を丸ごと持ち込み、やはり自分達で持ち込んだ包丁やまな板で手際よく下ごしらえしていく。コンロはないので、レンジで加熱調理を行っているようだった。大量の酒も見られたので、ここで彼らは酒盛りをするつもりらしい。おそらくはフェリーでの移動に慣れた、なにかガテン系の職業の人たちなのだろう、フェリーでの立ち振る舞いがまるで我が家のようだ。もしかしたら、ああいうことを楽しみにしないとやっていけないような過酷な仕事なのかもしれない。彼らの行動が自由すぎるので他の乗客は怪訝な顔つきをしていたが、彼らがとても楽しそうだったこともあって個人的にはあまり悪い印象は持たなかった。


 このフェリーにはその他、大浴場やコインランドリーもあった。テレビも見れて、リラックスルームでは先客がJリーグチャンピオンシップ決勝第2戦:浦和-鹿島を観ていたのでオレも便乗した。結果は鹿島が1-2で勝ち、第1戦の結果も含めアウェイゴール数で勝ったことから2016年のJリーグ王者となった。浦和と比べて年間勝ち点で15点も少ない、つまり勝利数で5試合も足りない鹿島が、たった2試合の結果だけで年間王者になってしまう。Jリーグとしては2ステージ制の最大の汚点が出た年になってしまったと言えるだろう。来年からは1ステージ制に戻るので、こんな茶番は無いのがせめてもの救いだ。
 とはいえ、試合自体はその妙なレギュレーションのせいで非常に見応えのあるものだった。内容も良かったし、真剣勝負であることがひしひしと伝わる試合だった。結果さえ違っていたら、とても良い試合だったと振り返ることができたかもしれない。


 フェリーでの旅は、ぶっちゃけとても暇だ。携帯電話やPocket WiFiの電波のつながりも悪いので、ネットサーフィンもままならない。だからこそオレはこんな長文をダラダラと書いているわけで、この文章を読んだ貴方が「内容が薄い」「無駄に長い」と思ったなら、それはフェリーのせいにしてもらえると大変助かる。
 フェリーが徳島に着くのは明日の昼過ぎの予定。それまでどうやって暇をつぶすか、今まさに思案に暮れている。どうしたもんかなぁ、デレステもあんまできないんだよなぁ。

この日の走行距離

  • 37.2km