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ミッションたぶんPossible

どこにでもいるシステムエンジニアのなんでもない日記です。たぶん。

映画「バクマン。」を観に行ったついでに感想戦と称して有楽町呑んだくれツアーをやってきた。

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はじめに

 文化の日の貴重な休日、皆さんいかがお過ごしでしたでしょうか? 前日のまでの寒々しい雨天が一転、清々しいまでの晴天に恵まれました。こんな素晴らしい天気に出掛けないなんてありえないですよね。……え、出掛けなかったの?本当に残念なヤツだな君わ。


 さて、白々しい前説はともかくとして、この秋の良き日に我々は、映画「バクマン。」を観に行きました。きっかけは以下の「ほぼ日刊イトイ新聞」主催の「糸井重里×大根仁監督」対談動画。あっけなく触発され、知り合いを誘って観に行こうと相成った次第。まぁそのついでに感想戦と称して有楽町のガード下を飲み歩いてみようぜ、というのが企画の大まかな主旨です。



 メンツはコイツら。右から、この企画のレギュラーメンバーのカメ、人生の迷い人:カワマタ、生ける酒乱伝説:ノードミの3名でございます。なんでコイツら同じポーズなんだ?


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 オレも含めたこの4人、実はちょっとだけ共通点があって、TOCfE Bootcampという、まぁ手っ取り早く言ってしまえばロジカルシンキングフレームワークを学ぶ勉強会に参加しています。近々(11/21)にこのメンツの1人が講師役でイベントをやるので、興味が多少あったら参加してみて下さい。でもまぁぶっちゃけ参加しなくてもいいです、正直色々メンドクサイし。


 毎度のこのイベントのルール説明。ルール自体はだいたいいつもと一緒です。ちなみに今回はこのルール、はなから守る気がサラサラありませんでした。

  • 一軒の店で飲むお酒は一杯まで。
  • 一人一品ずつ、上限1,000円を目処につまみを注文する
  • お残しは許しませんえ
  • より沢山の店を巡ることを目標にする
  • 目標:6軒
  • ルールにあまりこだわり過ぎず、楽しくをモットーに


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 さて、当記事では映画「バクマン。」を観終わったところからスタートします。一軒目に入るまでは映画の感想は喋っちゃダメなんだぜ。どいつもこいつも感想言いたくてウズウズしてる感じがなかなか面白い。
 ちなみに、この記事では映画「バクマン。」のネタバレを躊躇なく書いていきます。もしサラで観たい人は、さっさと劇場で観てから続きをお読み下さいませ。もう劇場でやってないかもしれんけどその辺は知らん。


一軒目:焼き鳥屋

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 とりあえず一軒目に、と入ったお店。いかにもガード下、といった風情です。なんとなく有楽町とか新橋とかはこういうお店が軒を連ねるイメージですね。
 後から気付いたんですが、この店、以前オレが遊びで山手線一周歩いた時にも見かけた店でした。この店に訪れることはきっと運命だったんだろうなぁ、知らんけど。


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 ファーストドリンクは勿論ビール。料理はもつ煮と枝豆……あれ、焼き鳥盛り合わせも頼んだはずなのに写真撮り忘れたな。ジューシーで美味しかったんだけど、ま、いいか。


 肝心の感想戦は乾杯の直後からスタート。ざっくり「良かったですか?」と聞いたところ、全員が「良かった」と答えてくれたのは、企画者としては嬉しい限りでした。これでつまらなかったら何を恨んだらいいか分からんからなぁ、とりあえず糸井重里さんでも恨んどくかw。「じゃあオレが原作でオマエが作画な。」なんて出来もしない話が出るくらい影響を受けたみたいだったので、本心から面白がってくれたのでしょう。


 最初に話題に上がったのは、やっぱり一番最後に見たスタッフロール。なにせ4人全員が「それがスタッフロール」だと気付くまでに随分時間がかかったほど、斬新でパッと見スタッフロールに見えないものだったのですから。「あのスタッフロールに名前載ったら本当に嬉しいだろうねぇ。」なんて話題も出ました。


 やっぱり話題に出たのは主役二人の配役について。ネットでも話題に上がってましたが、事前に原作を知っていたオレやノードミさんには、佐藤健→サイコー、神木隆之介→シュージンという配役は、やはり逆だと思えたのです。実年齢も上で茶髪の佐藤健はシュージンを演じるべきだろうし、黒髪で幼い顔立ちの神木隆之介がサイコーの方が合ってるんじゃないかと。でも、実際に映画を観るとこの配役でピタリと合っていることが分かる、というより、この配役しかなかったんじゃないかとさえ思うようになります。実際のところ、原作を読んでいない他の2人には全く違和感無かったとのこと。
 なんというか、佐藤健の骨っぽさというか、精悍さや鋭さが、サイコーの頑固さ・意志の強さを完璧に体現しているんですね。漫画のサイコーはあどけない顔立ちだし、やや柔らかい面もあるんですが、話をドライブするのは表に出ないサイコーのこの頑固さです。大根監督はここに注目して、ここを表現するために佐藤健を選んだのか!一方で神木隆之介は、シュージンのチャラさを上手に表現してるんですよ。茶髪に染めてしまえばビジュアルに殆ど違和感は無いし、これまたハマり役だなあと感じました。


 さて、そんな感想戦をよそに、ぼちぼち次の店に移ろうかという話になりました。ここまで飲み始めてから一時間程度、ジョッキは既に3杯を越え、ノードミさんは既に傾きかけているような気もしますが、まぁ気にせず次行きますか!


二軒目:肉バル

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 二軒目は、一軒目から歩いて1分程度の肉バル。店の看板の牛がインパクト大です。けっこう大きなお店なんですが、店員さんは2人だけだったのでずいぶん忙しそうだったです。注文もその辺を配慮して、さっさとワインボトルをドカンと持ってきてもらい、あとはフィッシュ&チップスとチーズ盛り合わせといった簡単なつまみでオーダーを済ませます。


 再び感想戦へ。ノードミさんのお気に入りはリリー・フランキー演じる佐々木編集長。彼の演技のひとつひとつ、特に話の中核となる川口太郎(宮藤官九郎)との絡みなんかには涙しそうになった、と言っていました。
 一方オレのお気に入りは、山田孝之が演じる服部哲ジャンプ編集者。原作から最も変更されたキャラで、おそらく大根監督の意図が最も反映されているキャラだと思います。そして映画「バクマン。」を「オレ達の物語」たらしめている要素の最たるがこの服部なんじゃないかな、と。
 なんというか、ナヨッとしてるんですよ。シャキッとしてない。小汚い恰好している以外は今時のサラリーマンぽい感じで、自己主張も仕事意識も薄い感じに見える。でも酒を飲むとその勢いで夢を語ったり、いざという時には立場を考えず自分の正しい事を貫こうとする。どこにでもいそうな、頑張ってる社会人、そんな印象を受けました。山田孝之は強いキャラクターばかり演じているイメージがありますが、こんな役も演じられるんですね、持ち幅の広い役者だなぁ。
 「努力・友情・勝利。ジャンプ編集の俺でもサムイと思っちゃうけど、でもちょっと信じてみたいんだよ。」という彼の台詞は、オレみたいなのにはジーンとくるものがありました。


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 さて、感想戦ばかりしているか、というとそんなわけはないわけでして、話は四方八方に飛び散ります。特に、カメは今回他のメンツと初顔合わせだったので、一軒目ではほぼ全く自分から話さなかったのですが、この店あたりからは積極的に会話にまざるようになってました。酒の力は偉大だ。
 話の内容もだいぶゲスな方に流れてきていて、その切れ端だけだとしても文面に起こすのが危険な内容ばかりなので、ここで書くのは自重したいと思います。オッサンばかり揃うとロクな事にならんな。


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 Amazonをながめるノードミ&カワマタのコンビ。カワマタさんは原作を読んでなかったので、すっかり影響されたのか、全20冊を一括購入するか随分悩んでました。You、買っちゃいなYO!



三軒目:大衆居酒屋

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 三軒目は肉バルのお隣の大衆居酒屋。焼きそばの他、いくつか頼んだはずですが、全然写真撮ってないなぁ。まぁ酔っ払いなんてこんなもんですわ。


 そういえば映画「バクマン。」はSLAM DUNKのオマージュが多かったように感じました。新人漫画家の飲み会には露骨にSLAM DUNKのシーンの物真似が行われていましたし、ラストシーンもモロにSLAM DUNKでしたし。他にも色んな作品のオマージュがあったようですが、そちらはオレは気付きませんでした。とりあえず、映画を観る前に読むなら、漫画の「バクマン。」よりSLAM DUNKの方を読んでおいた方が良いと思います。


 一方、漫画で重要なキーパーソンである小豆美保は、映画だとそれこそ物語のトリガーではあるけれど、あまり重要な要素では無いようでした。漫画では可愛らしい感じのキャラを透明感のある綺麗系な(でも演技が余り上手じゃない)小松菜奈が演じた事で、より空気感が増したというか。なおさら漫画の「バクマン。」は忘れて(あるいは読まないで)映画を観た方が楽しめると思います。



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 だいぶななめなノードミさん。空にしたジョッキの数はNobody knows。相変わらず話題はどんどんゲスな方へ。我々が学ぶTOCfEには、物事を正しく把握する為の「CLRs」という、いわゆるタフクエスチョンの手法があるんですが、それを使ったゲスな応酬が繰り返されておりました。有用な道具も悪用するとロクでもないことにしかなりませんな。


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 そして飲み歩きも最後のステージへ。全員千鳥足なのはご愛嬌♪


四軒目:寿司屋

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 最後の〆にラーメンでも、とウロウロしていたら、ラーメン屋が見つからず、かわりに寿司屋を発見。うっかり入っちゃったんだぜ。


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 〆に寿司という贅沢。酒のせいで金銭感覚が崩壊しているので、どいつもこいつもガンガン頼みます。どうしてこうなった?


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 挙げ句には丼まで頼む輩が出る始末。これはヒドイ。(どれもサイコーに美味しかったです。)


 感想戦もいよいよ終盤。そういえば、ジャンプの合い言葉が「努力・友情・勝利」なのは有名な話ですが、これはどうもジャンプ自ら発した言葉ではなく、自然発生的に定着したそうですね。映画のパンフレットや冒頭の対談動画でも、その旨は触れられています。
 この「努力・友情・勝利」、あえて「どれが一番重要か」を問うと、たぶん「勝利」じゃないかと思うんです。「努力」や「友情」だけでも美談や良い物語にはなるかもしれない。でも「勝利」がなければエンターテイメントにはならない、ましてや少年向けのエンターテイメントには。映画「バクマン。」でも「勝利」はとても重要な位置として描かれているように感じました。


 さて、飲んだくれた我々4人には勝利はあったんでしょうか? 少年漫画の登場人物ではない我々には、勝利が必須でないのが残念なところです。もっとも友情はともかくとして努力も皆無だった様な気もしますが。


総括

 ただ飲んだくれるだけでなく、映画の感想戦も兼ねて、というパターンは今回が初めてですが、なかなかに楽しかったです。こういうのも悪くないですね。映画が面白かったから感想戦も盛り上がったんでしょうなぁ。きっかけを作ってくれた糸井重里さんに感謝。


 それ以外の話題は、なにせメンツがゲスだったので、たいがい酷かったです。オッサン3人+α揃って話がまともなわけがないんですが、今回はとびきり酷かったなぁ。またぜひやりたいですね。


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 今回の飲み歩きの、その他の写真はこちらから。


 以前の飲み歩きはこちら。