ミッションたぶんPossible

どこにでもいるシステムエンジニアのなんでもない日記です。たぶん。

12/18(水)、「100本ノック企画第4弾「108つのビジネスモデルでキャンバスを打ち鳴らせ!」」に参加してきました。 #bmgwork

はじめに


(@take3000さん、写真お借りしました。)


 昨日は秋葉原:クラスメソッド株式会社で開催されたBMG Works勉強会イベント「100本ノック企画第4弾「108つのビジネスモデルでキャンバスを打ち鳴らせ!」」に参加してきました。ビジネスモデルキャンバス100本ノックはBMG Worksで不定期開催しているイベントで、書籍「ビジネスモデル・ジェネレーション(BMG)」で提唱されているビジネスモデル分析ツール「ビジネスモデルキャンバス」を描きまくることで、キャンバスに慣れ、より早く分析と考察を行えるようにしよう、というのが目的です。



 いつもは主幹事の@take3000さんがファシリテーターを務めるのですが、今回は@take300さんの「どうしても参加者側で体験したい!」という希望もあり、オレがファシリテーターを務めることとなりました。…最近司会業多いな、DevLOVE現場甲子園とか。


 参加者は多少のドタキャンもあって、最終的にオレ含め8名。うち半数が今回が初参加というフレッシュな顔ぶれでした。中には「BMGも読んだこと無い」という方もいらっしゃり、初心者ファシリテーターとしてはなかなかハードルの高いイベントの予感が漂います。


フォームチェック

 一番最初に全員でフォームチェック、つまり、キャンバスの正しい書き方を全員で同じキャンバスを描きます。今回は初めて参加された方の中に塾講師をやってらっしゃる方がいたので、それにちなんで「今でしょ!」で有名な「東進ハイスクール」を扱いました。



 当初参加者の中で「東進ハイスクール」と他の進学塾との差別化情報が無く、「実力派講師が揃っている有名進学塾」程度の位置付けで描き始めたのですが、途中で「実は東進ハイスクールはVOD(ビデオオンデマンド)が中心で通常の講義を今は殆ど行っていない」という事実が発覚し、それでも押し切って最後まで描き続けた、という経緯があります。なので、出来あがったキャンパスは実際の「東進ハイスクール」とは乖離した内容に仕上がっているかもしれません。


100本ノック

 参加者7名を3名・4名の2チームに分けて、それぞれキャンバスをひたすら描いて貰いました。お題となるビジネスは予め用意したもので、時間も限られるので、知らないお題についてはスキップ自由、全てのマスを埋める必要はなく、必要なビジネス要素がおおよそ書き上がったら次のキャンバスにドンドン進んで貰う、というルールです。目安は1枚5分ですが、1枚5分というのは割と早いスピードなので、ディスカッションしながらだと達成は難しいだろうな、と予測していました。


 ちなみにキャンバスのお題はオレが用意しました。年末開催ということもあり、その年に話題になったキーワードや「日経トレンディの2013年ベストヒット30」からチョイスさせて頂きました。


 時間が45分程度しか無かったこともあり、最終的に2チーム合計14枚のキャンバスが描き上がりました。半数がキャンバス初体験であることを考えれば、かなり上々な成績だったんじゃないかと思います。


発表・クロージング

 最後に各チームで一番気に入ったキャンバスを紹介して貰ってイベントは終了。描き上がったキャンバスは全て後日デジタル化してBMG WorksのFacebookグループで共有する予定です。当ブログでの公開予定はありませんので、あしからず。


総括

 BMG Worksでは初のファシリテーターを務めましたが、準備不足もあって最初のキャンバス解説がグズグズでした。理解しているようでも、他人に説明するとなるとやっぱりなにかとあやふやだったりして、スマートに解説出来ないモンですね。ちゃんと他人に自分の言葉で分かり易く説明できるように、事前に準備しておかなかったのは失敗でした。


 ただ、後は概ねスムーズに進められたと思います。これは、@take3000さんが普段やっている様子を見ていて、そのままトレースするだけだったから簡単だった、というのと、@agnozingdaysさんや@Akapon2010さんといった、ご自身でもファシリテーターを務めることが可能なレベルの人たちが、参加者の立場からアシストしてくれていたのも大きかったです。本当に感謝。


 今回、自分が他人に教える立場になって、改めてビジネスモデル・キャンバスは良く出来ていることに気付かされました。隣り合った要素が関連しているので、流れで説明し易いし、どこからでも描き出すことが出来る。最終的にまとめた要素を、下の欄の収益とコストに落としていく、というのも、非常に理にかなっていて、スムーズに筆が進む。全体のバリューストリームを確認しながら要素を付け足したり引いたりできる。今回は初心者の方が多かったんですが、最終的には他人とディスカッションしながらでも描き上げることが出来るのを見ても、取っつき易くて手軽に扱えるツールだなぁと再確認できました。


 あとまぁ、今回運営役を仰せつかったから、というのもありますが、今まで@take3000さんに任せきりだった「BMG Works」というコミュニティの今後についても、ちょっと気になるようになったのが、今回のイベントを通して自分の中で起こった変化でした。


 書籍「ビジネスモデル・ジェネレーション」が出版されてから2年ほどになるんですが、当初はITエンジニアの参加率が非常に高かったのです。ところが最近はITエンジニアの参加は殆どなく、どちらかというとその他の業種の方が多くなってきている傾向にあります。それが良い・悪いということは無いんですが、オレ自身がエンジニアなので、やっぱり同業者にBMGに対して興味が無くなる・飽きられるのは、ちょっとさみしいなぁ、とか思ったり思わなかったり。


 あとは、オレら自身が飽きずにどうやって続けて行くか、というのも考えたいなぁと思っています。初心者向けと常連向け、両方が成り立つコンテンツがあるか、というと、かなり難しい気もしますが、そういう意味では、今回の100本ノックとかは、常連も初心者も同じように学べ楽しめる内容だったんじゃないかなと思います(@agnozingdaysさんの受け売りです)。また四半期に一度くらいのペースでやりたいですね。




オマケ


 会場に早めに着いたらクラスメソッドの社員の方が卓球を楽しんでいました。…休憩時間の息抜きってレベルじゃねーぞ