ミッションたぶんPossible

どこにでもいるシステムエンジニアのなんでもない日記です。たぶん。

3/15(金)、「キャンバス100本ノック2 THE REVENGE #bmgworks 」に参加してきました。


はじめに

 昨晩、3/15(金)は東京:秋葉原はクラスメソッド株式会社で開催された勉強会「キャンバス100本ノック2 THE REVENGE #bmgworks - BMG Works(旧ビジネスモデルジェネレーションで何かやる) | Doorkeeper」に参加してきました。BMG Works(旧ビジネスモデルジェネレーションで何かやる)もこの回で10回目なんだそうです。そんなにやってたのかぁ。



 今回のテーマは「キャンバス100本ノック」。ビジネスモデルキャンバスに代表されるキャンバスを描いて描いて描きまくろうというトンデモ企画です。
 ちなみに「THE REVENGE」とついているのは、昨年末にも同企画を企画したものの、ビアバッシュ形式にしたら見事に全員酒に飲まれてキャンバスが一枚も書き上がらなかった、という大失態を犯した、その再企画であるためです。あれはあれで楽しかったけどなぁ。


フォームチェック


 一番最初は毎回恒例、フォームチェック。要するにビジネスモデルキャンバスの描き方をもう一回確認するため、@take3000さんがキャンバスの描き方を実演します。今回のフォームチェックのお題は書籍:「ビジネスモデル・ジェネレーション」にもあった「AppleiPodITunesのビジネス」です。本の内容そのままに描いていくのですが、イマイチ本の記述に分からん(いいかげん?)なところがあって、ちょいちょいみんなでツッコミを入れながらの確認になりました。



 チェックポイントとしては「きちんと各領域に書いた内容がそれぞれ繋がりを持っているか」。それぞれのキーワードが繋がりを持ってバリューストリームが作れていないとビジネスとしてブツ切りであることになってしまうので、きちんと流れが出来ているかをチェックして欲しいとの事でした。


100本ノック!


 フォームチェックが終わったら本題の100本ノック。@take3000さんが予め準備してくれた「お題」が書き込まれたキャンバスを受け取り、3人1組でひたすらキャンバスを描いていきます。この会の参加者は12人、4組が結成されました。ちなみに最近どこぞで話題に上がったドタキャンは、仕事が終わらなくて来れなくなったという連絡があったお一方のみ。素晴らしい。
 お題には「新日本プロレス」とか「Google」とかいったように企業や団体、製品・サービス名が書いてあるんですが、たまに無記入のものがあって、そういうのはお題から考えることになります。何を書き込むかはチーム毎のセンスの分かれどころですね。



こちらの写真は@take3000さんがFacebookグループに貼ってくれたものを勝手に拝借しました。


 100本ノックは1イテレーション約20分程度の全部で3イテレーション実施しました。大体1枚当たり5分程度というハイペースで描いて行くんですが、丁寧に描いて行くととてもじゃないけど描き切れない。なので主要なバリューストリームを構成している要素のみを書き込んでいくのがポイントになります。言い換えれば、如何に早く重要なポイントを抑えられるかが勝敗を分けます。・・・えーと説明をここまで書いてませんでしたが、このキャンバスノックはチーム戦で、描き上げたキャンバスの数を競っていました。



 3イテレーション目はビジネスモデルキャンバスの派生であるパーソナルキャンバスを描きます。やっぱりこちらも「タイガー・ウッズ」とか「与沢翼」とか「檀蜜」とかいった有名人が書かれていて、彼らのパーソナルキャンバスを描いて行きます。・・・「与沢翼」とか「檀蜜」とかなんだよ、知らねーよ。




 しかも厄介な事に、時々@take3000さんが以前ネタで作った「ヒーローキャンバス」が混ざっていて、これがまた時間を食う原因に・・・。うっかり引いてしまうと「アンパンマン」とか「中村主水(必殺仕事人)」とかのキャンバスを描くことになります。そういえば意外にも仮面ライダーが全然入ってなかったなぁ。


発表


 3イテレーションが終了した時点で各チームで最も出来が良かったキャンバスを発表。一番枚数が多かったチームのを見ると、やっぱり書き込んである要素の量が圧倒的に少ないんですよね。書き込み過ぎると時間が掛かり過ぎてしまう。ポイントを如何に早く抑えるかが重要だったかが分かります。


 ちなみに上の写真は我々が発表した内容。Key Resourceで「鳥山明すぎやまこういち堀井雄二」と言いたかっただけです。この3人がいないとドラクエじゃないですもんねぇ。



 最終的に、4チームで描いたキャンバスの合計は41枚でした。2時間で41枚、残り59枚を描くには、慣れてペースアップしたことを考慮しても最低二時間か・・・。シンドイな・・・。

懇親会

 ・・・は写真撮り忘れました。今回の100本ノックを受けて「練習したい人向けに、ガラガラポンでお題が出て来て短時間でキャンバス描いて、アップしたら他の人がコメントくれるみたいなWebサービスがあったら需要があるかもねぇ。」みたいな話題で盛り上がりました。その時は面白そう、流行りそう、と思っていましたけど、よくよく考えるとそんなもの欲しいのオレら以外にいるんですかね?


総評

 いやぁ、疲れました。2時間ほぼ休憩無しにキャンバスを集中して描くと非常に疲れますね。


 ビジネスモデル・キャンバスやパーソナル・キャンバスは分析の為のツールなのですが、気軽に手軽に分析出来るのが最大のメリットなので、反対に書き込み過ぎるのはスピードが遅くなり過ぎて意味無いのかもしれませんね。ちゃんとやるならP/LやB/Sを書いた方がいいのかも。パーソナルキャンバスは他人のを描くのは、面白いけど何に役立つのかはよう分からんですな。ヒーローキャンバスはネタで。


 今回はリーンキャンバスは「難しい」という理由で@take3000さんが取り扱うのを意図的に避けたんですが、リーンキャンバスを扱うならビジネスの仮説を作るところからやらなくちゃいけないので、2時間じゃ収まらない気がしますね。VPキャンバスというリーンキャンバスから2要素だけ取り出したツールでさえ、描き上げるのに1時間以上平気でかかりますし。100本ノックでいきなりやるにはハードルが高過ぎるので、避けたのは正解だったんじゃないかなぁと思います。


 今回の100本ノックは、要は「ツールに慣れる」ところが狙いだったんですが、そういう意味では目的は達成出来たと思います。キャンバス自体の熟練度を上げる意味はおそらく各々異なるので、いちいち「こうでないと駄目」と定義せずに、その人が使いたいように使えば良いんじゃないかなぁと思います。オレ自身はイマイチどうやって活用するかが見えてこない(自分がビジネスを立ち上げる時のトレーニングくらいに考えている)ので、できれば日々の業務でも何かしらの形で使えるように考えてみたいなぁと思います、せっかく使えるようになってきた訳だし。

宣伝!

 次回の「BMG Works」の活動は3/27(水) 19:30から東京:四谷で開催される「ピクト図解×ビジネスモデルキャンバス 」になります。既に満席のようですが、キャンセル待ちにしておくと話題のドタキャンが発生した際に参加出来るはずなので、是非ともキャンセル待ち登録してみて下さい。


 また同様に、Facebookグループへの参加もお待ちしております。非常にユルい集まりですので、是非お気軽に♪