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ミッションたぶんPossible

どこにでもいるシステムエンジニアのなんでもない日記です。たぶん。

「打算」が「良い人」を作ることだってある

はじめに

 先週の水曜のこと。仕事がやや遅く終わって22時過ぎに高田馬場の行きつけの店に入りました。マスターとはすっかり顔なじみ。それもあって、この店で料理をきちんとメニューを見て注文することはまずありません。「肉」とか「野菜」とか「ガッツリ」とか、そんなあいまいな感じでオーダーを出します。まぁ何を頼んでも美味しいので、その辺はマスターを信頼しているというか、オレが選ぶのを面倒くさいというかなんというかかんというか。


 この晩、店内にはマスターと、カウンターに顔見知りの常連が1人。はっきり言ってしまえばこの日は閑古鳥が鳴いていました。平日たまにこんな日があるようです。まぁオレからすると、店が空いているのは非常に有難いのですが。


 その際こんな会話が交わされました。

マスター:「こんばんわー。そろそろ来ると思ってましたよ(笑)。
オレ  :「こんばんわ。マスター、お腹空いた。なんか晩御飯下さい。あと赤ワインのハーフボトル。勝手に出しちゃっていい?
マスター:「えっ、タキガワさん、場所分かるんですか?
オレ  :「うん、もう覚えた。グラス下さい。
マスター:「(笑)了解です。今日はドリアと鹿肉がありますよ。
オレ  :「ふーん。(どっちも食べたことあるなぁ。でも今どっちが食べたいってこともないし。)ちなみにどっちが作るの楽ですか?。
マスター:「う〜ん、どっちもそんなに変わらないですよ。
オレ  :「そうなの?じゃあどっちが明日まで材料残したくないですか?
マスター:「(笑)いやぁ、どっちも残っても大丈夫です。
オレ  :「う〜ん、じゃあ赤ワインだし、鹿にしようかな。
マスター:「了解です!
別の常連:「た、タキガワさん、今のなんですか?
オレ  :「何って…晩御飯の注文ですけど?
別の常連:「だって、タキガワさん気ぃ使い過ぎじゃないっすか!?俺、聞いたことないですよ、注文するときに店側の都合とか確認したりするの。ワインだって自分で出してくるし。
オレ  :「そうかな?
別の客 :「そうですよ!
マスター:「タキガワさん、優しすぎるぅ。
オレ  :「(違うんだけどな…。まぁいいか。)

オレがそんなに良い人なわけがない

 上記の会話にもあるように、オレという人間を良く知らない人は、たまにオレのことを「良い人」だと勘違いする場合があるんですが、まぁそんなことはないわけです。割と利己的ですしズボラですし優柔不断ですし、自分に甘く他人に厳しいし、人の不幸は蜜の味だし、感情でモノを言うし。大して自慢できるような人間ではありません。
 そうは言っても34.5年も生きているとそれなりに処世術というか、生き方のFWみたいなものも構築しているわけでして、他者から社交的に見えたり善人に見えたりするような方法は確立しています。その辺は以前ブログに書いたことがあるのでそちらをご覧くださいませ。


「人見知り」が「人見知り」のまま社交的にふるまう7つの方法 - ミッションたぶんPossible


 で、冒頭の会話もそのオレ的生き方FWの一環でして。今回の場合は「優柔不断に見せない為のコツ」が、副作用として別の面でプラスに働いた結果です。

「自由=不便」を軽減する「制約と誓約」


 上記のツイートは、たまたまリツイートされてきたのをTLで見かけて拾ったものなんですが、「自由」というものを非常に分かりやすく説明していると思ってよく引用させて貰っています。


 本当の「自由」って、すごく「不便」なものだと思うんですよ、オレは。
 たとえば、ただただ大きい一枚の紙を渡されて「好きに使っていいよ」と言われたら凄く困ります。でも、ここにシチュエーションが制約条件として加わると、割と次のアクションが動かしやすくなります。

 たとえば、紙と一緒に渡されたものが筆記具なら文字か絵を書けばいい。絵具やクレヨンなら絵、ハンコならスタンプ、ハサミやカッターならペーパークラフト、鉛筆やサインペンなら字(((絵も描けるけど、あくまで例で))。置かれた立場がワークショップなら付箋を貼ってもまとめポスターを作ってもいいし、仕事ならドキュメント書きに使えばいい。台所で生ごみが溜まっていれば包んでゴミ箱に捨てればいいし、弁当持って公園にいればランチマットに使えばいいし、トイレだったら尻拭けばいい。


 たぶん人が日常的に悩むシチュエーションとしては「食事」があると思います。晩御飯の献立でもサラリーマンのランチでもこれから居酒屋を予約しなくちゃいけない宴会の幹事でもなんでもいいんですが、割と何食べるかには困ることが多いんじゃないかと思います。飽食日本においては食についてありとあらゆる選択が可能ですが、それらから毎回毎回チョイスするのは困難な訳で、ほとんどの人が何らかの制約を自らに課して絞り込んでいるはずです。財布の中身、昨晩食べたメニュー、食事に使える時間、体調(疲労度合)、食べる時間帯、一緒に食べる人の好み、ダイエットしている、エトセトラ、エトセトラ。

結論

 冒頭の会話の時のオレも、それと全く同じことをやったにすぎません。ただ、この時は、オレ自身の中に絞り込みを行う為の材料が一切無かった。だから他人…この場合は、お店のマスターに絞り込みの材料を求めたのです。オレが「マスター」だったらおそらく考えるであろうこと…楽に仕事したい、材料を無駄にしたくない…といったことを彼にぶつけて、食べるものを絞り込もうとしただけだったんです。…まぁ今回の場合は上手く行きませんでしたが。



 冒頭の会話は、結果として他人の立場に立ってものを考えてのことだったから、一見「良い人」に見られたかもしれないけれども、実際のところそんなに他人のことばっかり考えてないし、むしろ自分で考えることが面倒だからそれを他人に押し付けただけの副作用なんだよ、と少しばかり声を大きくして言いたくなった一件ではありました。


………で?

 それは分かったけど、じゃあなんでこんな中身の無いどうでもいいことを長々と書いているのさ?というと、それにも一応理由がありまして・・・。その翌日くらいにこんな記事を目にしてしまったんですよねぇ・・・。


[ランキング]一生独身でいそうな気がする男性の特徴ランキング - gooランキング


 上位5位のうちだいたい半分くらい該当しそうで、なおかつ冒頭のマスターの言葉とランキングの文言が見事に一致したのが気になって気になって…。「オレは打算でやったんだから良い人じゃないんだ!だからオレはこの記事には当てはまらない!!まだ結婚できる可能性だってあるんだ!!!」と言いたかっただけなんです、どうもスミマセン。


 まぁあとは最近ブログ書くのサボってたので、リハビリ的な意味合いもちょっとだけありました。ボチボチちゃんと書き始めたいと思います、Jリーグも始まるしね。


オマケ

 ちなみに冒頭のお店は東京:高田馬場にあるフランス創作料理店で「GRILL DINING SOUJU(グリルダイニング ソウジュ)」というお店です。フランス料理なんですが気軽に箸で食べれるように料理がサービスされます。マスターと仲良くなるとメニューにない料理も出してくれることも。もちろん、味は超オススメできるくらい美味しいですよ。


http://www.grilldining-soujyu.jp/


 オレもだいたい週一くらいで出没しますが、おそらくマスターや常連客とワイワイ話しながらカウンターで酒飲んでいるので、見かけたら一声掛けてやって下さい。