ミッションたぶんPossible

どこにでもいるシステムエンジニアのなんでもない日記です。たぶん。

#devlove0729 「DevLOVE PF あなたのチームは、もえているか?」に参加してきました。

 先月29日に渋谷サイバーエージェント社で開催されたDevLoveに参加してきました。DevLoveへの参加、というかそもそも社外勉強会の参加自体が縦サミット以来なので随分久々な印象があります。既に10日くらい経っちゃってて今更感も無くはないですが、せっかくなので感想を書いておきたいと思います。


 その前に、「PF」とは何ぞや?についてですが、正確には「Project Faciliatation」と言い、チームが前向きに楽しく仕事に取り組めるよう、プロジェクトチームを円環の理円滑に回しゴールに導く為のTipsというかノウハウというかを指します。アジャイルから生まれた言葉のようですね。詳しくは以下のスライドを見て下さい。



あまのりょー氏「MY JOB WENT TO VIETNAM?」


 公然不倫暴露大会でした!なんて羨ま…もとい、はしたない!!

 …もちろん半分くらい冗談です。著名な書籍のタイトルになぞらえたセッションで、オフショア先のベトナムと日本側のチームで如何にプロジェクト成功の為にコミュニケーションを密に取ったか、そのポイントポイントとそれによって得られた効果を紹介して頂きました。

 開発の進め方自体は特別アジャイルという訳でもなく、一般的な泥臭い案件であったことを強調されていましたが、その中にPF的な要素を要所要所で取り込むことで、ベトナム - 日本という立地も言葉も離れたチームがひとつのチームとして信頼関係を築いていく様子を嬉しそうに語ってくれました。自身が成果というかご褒美としていたのがチームの仲間(含ベトナム)が成長し自分が暗に伝えたい事を汲み取ってくれることに見出していたのが非常に印象的でした。


 このセッション、結論としては「ベトナムだろうが日本だろうが人が人と関わる仕事である以上関係無い」ということだと理解しているのですが、それだけにコミュニケーションの取り方や頻度は重要なんだなぁと改めて知る事が出来ました。



(2011.07.30) - 麦わら帽子の「記」


天野勝氏「PFの組織導入」


 天野勝氏の所属する永和システムマネジメント社では、PFというか「チームファシリテーション」を企業から依頼を受けて導入支援することが多いそうです。通常PFの導入はボトムアップ、つまりやる気のある人たちが草の根でナレッジワーカーの環境を改善しようと採用していくケースが多いそうですが、この場合はトップダウン、つまり経営層から業務命令としてPFの導入を行うことになります。「PFとはなんぞや」という説明はアウトラインを掴む程度で、セッションの大半を使ってその事例を数多く紹介して頂きました。


 主に話して頂いた内容としては、導入時の手法・ポイント・体制作りといった導入支援の手法の話と、導入に伴い発生するハードル・・・抵抗勢力だったり(中堅層に多く発生するそうです)、一時的に効果が出ても継続しないとうまく浸透しなかったり、少々の成功で味をしめて一斉展開しようとすると失敗してしまう、といった導入失敗につながるポイントの紹介でした。特に後者については、PFに限らず企業でなにか新しいことをしようとすると必ず起こる様なことで、なんとなく親近感が持てたというかため息が出たというかw。


 でもトップダウンでやれるなら少なくとも経営層は味方なので、推し進める側としては心強いでしょうね。うちの会社もやってくんねーかなー。


ふりかえり


 勉強会の内容をDevLove運営メンバーの司会で周囲の人と振り返るコーナー。恒例になっているようですが、オレは初めてでした。うっかり@jun116さんと目が合ってしまったばっかりに皆さんの前で意見を披露する羽目にw。多少アンケートシステムにトラブルはあったもののw周囲の人と話しながら勉強会の内容について意見交換ができて良い機会が持てました。ああいうのは非常に良いですね。


懇親会


 隣がプレゼンターのあまのさんだったりスクラムマスターの方だったりとなんとも豪華な飲み会でした。オレがアジャイル初心者であることから読んだ方が良い本を訪ねたところ、なんと全員がアジャイルサムライを持ち歩いてたというなんともビックリな事態に!!あわてて翌日オレも買いましたw。今頑張って読んでます。あと写真で見せてもらったあまのさんの娘さんがお姫様で可愛かったです。


総評


 今ちょうど案件で管理に非常に苦戦しており、なんとか立て直したい、立て直すだけの知識体系を手に入れたい、と突貫工事でアジャイルの勉強を始めたんですが、ちょうどタイミング良く関連した話が聞けて非常にためになりました。チームを如何に前向きで楽しく仕事してもらえるか、なかなか難しい課題ですが、いきなりやらないでちょっとずつ取り入れられたらと思っています。アジャイル的な要素を取り入れる時、「アジャイル」って言葉を使っちゃダメなんだと最近になってやっと分かってきました。言葉の持つイメージが壁やらハードルやら作って受け入れづらくなっちゃうんじゃないかなぁとなんとなく考えています。


 個人的には昨年末以来ご無沙汰していた@jun116さんや@mtg0003さんに会えたのが嬉しかったなぁ。相変わらず元気そう…どころかますます大暴れしているようで安心しました。また近々コパン行きましょー!!