ミッションたぶんPossible

どこにでもいるシステムエンジニアのなんでもない日記です。たぶん。

ゲーム発展国++が面白い!!



 「ゲーム発展国++」と言うゲームをご存知でしょうか?元々電脳空間カウボーイズで聞いたのをきっかけに購入したiPhoneアプリなんですが、リフレッシュ休暇に入ってからしばらくハマってました。元々コアゲーマーで寝てる時でさえコントローラーを握ったままだったオレでしたが、ここ数年はとんとご無沙汰。実際のところドラクエ9以来に本気でやったゲームになりました。けっこう有名なゲームらしいので、とっくの昔に遊んだ、と言う人も多いかと思います。



 要は「ゲーム開発会社を起業して経営する」というシミュレーションゲームです。プレイヤーは社長になり社員を雇用してゲームを販売することでお金を儲け、得た利益を社員に還元したり広告宣伝したりソフトを開発したりします。資金が足りない時は受託開発なんかもあります。



 期限は一応20年で区切りがあるみたいですが、以後も継続は可能です。とにかく会社を潰さないように売上を上げて行くことが目的。売上ランキングや発売前のレビュー、年間でのゲーム大賞もあって、それらも目標になりえます。(あんまり重要じゃありませんがw)



 ゲームにはジャンルがあって、それの掛け合わせとパラメタの振り分け、あとは社員の能力でヒットするか否かが決まるようになっています。お金があれば外注に出すことも可能。



 ジャンルの組み合わせは割と現実のヒットゲームを参考にすると成功率が高いです。オレはメンドクサイからゲーム名までパクりましたw。



 で、このゲーム、ルールも操作性も簡単だしケータイゲームよろしくオートセーブがついていたりある程度は放置できたりと非常に遊び易いんですが、なにげに奥深いんです。長いこと続けてれば売上も上がるし週間セールス1位も取れる。年間ゲーム大賞もそんなに難しくありません。でもレビューの満点だけがどうしても取れない!おまえらどうすりゃ納得してくれんのさ!?



 あと、現実世界を反映している部分が社員雇用にあります。このゲームの最も醍醐味と言っても良いかも。



 ゲーム開始時点で2人の社員が既にいます。不足していると言われるので更に2人雇うことでゲームが始められるのですが、このゲームのリアルなところは創業メンバーをずっと雇用し続けてもちっとも会社が成長しないところです。最初の社員を丁寧に教育をしてレベルを上げても、後からハリウッドから雇った人間には能力ではてんで叶わないんですね。雇用できる社員人数には上限があるので、泣く泣く創業メンバーを解雇する、そうすることで初めてより上質のゲームを作れるようになるんです。*1
 で、最終的にそうやって雇った社員を限界まで成長させると、今度は外注よりはるかにレベルが高くなる。金は確かにかかるんですが、その頃には資金はうなるほどあるので全然問題無くなっちゃうんですね。



 現実世界でもネームバリューのあるうちは親族とか大学の仲間とかで起業するんでしょうけど、だんだん会社にネームバリューが出てきて外部から優秀な人が自然に集まるようになると、今度は創業メンバーが足を引っ張るようになる、と言う話は良く聞きます。この辺をゲームバランスとして意図して盛り込んだかどうかは分かりませんが、非常に良く出来てるなぁと思いました。




 「ゲーム発展国++」は元々別の媒体で発表されたゲームだったらしいです。価格はiTunes App Storeで600円、現在はiPhoneだけでなく、Android版も販売されていますので、良かったら是非遊んでみて下さい。電車の中でちょっとずつ遊ぶにはもってこいだと思います。

*1:この辺は電脳空間カウボーイズでもしみ・・・じゃなかった、ケイス淀橋さんが言及されてました。