9/5(日)、vs駒沢大学、味スタ【天皇杯2回戦】
やー、なんというか非常に余裕のない試合展開でした。格下相手とは思えないほど苦戦した試合、いや違うな、自分達を見失ったチームだと体現するような試合でした。
スタメンは、リーグ戦ではリザーブ若しくはベンチにさえ入れない選手が殆どの布陣で臨みます。目新しいところでは、世代代表に頻繁に選出される平出がこの日初出場を果たしました。
序盤こそプロらしくチャンスメイクを立て続けにするんですが、それを全て外すと状況は一転、駒沢大学に主導権を握られる事になります。これは、相手が強いと言うよりは、こっちが相手のレベルに合わせてしまった感じですね。この悪い癖、いつになったら直るんでしょうか…?
後半開始早々に羽生と徳永を投入すると状況は一変、FC東京ペースとなり、後半12分には松下がペナルティアークぎりぎりの位置から直接FKで、後半27分には平山が羽生のロングクロスをダイビングヘッドでそれぞれ得点。以後もFC東京がイニシアチブを握ったまま試合終了の笛を聞くこととなりました。
試合全体を通してみると、確かに勝ちはしたものの、プロらしいところが少なかった試合になってしまったのは事実です。これは3日後に控えるナビスコ杯清水戦の2nd Legがあるからだとは分かるのですが、それ以前にチーム全体が自信を喪失している事が非常に現れているのだと思います。現に試合後の城福監督のコメントに余裕が全く見られません。相当精神的に追い詰めているのでしょう。色んな意味で心配です。
http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00106513.html
戦術的な点で気付いたのは、去年の調子の良かった頃に比べて平山の使い方が違うこと。今年は平山がより攻撃的な役割を担っている為、昨年のようにややトップ下気味の位置で、ボールを当てて落とす、はたく、溜めて後ろの選手に追い抜かせる、といった動きが殆ど見られません。これはJリーグの場合マークがキツい為だと思っていましたが、比較的緩い駒大のマークでもやらないところをみるとどうもそうではないようです。
城福監督や平山なりに考えあってのことでしょうし、カボレがいない等状況もかなり異なりますが、そうはいっても一応成功体験ではあったので、状況打破の為にもう一回やってみるのも良いんじゃないかなぁ、個人的には思わなくもないです。
天皇杯は次は10月、キラヴァンツ北九州が相手です。その前にリーグ戦とナビスコ杯がそれぞれあります。降格危機にあるリーグ戦が最重要なのは言うまでもありませんが、どれもタイトルのかかった重要なゲーム、出来れば一つも取りこぼさず行きたいものです。
今回のオマケ
今回はシーズンチケットが無いこともあって普段座らないメインスタンド側に陣取ったのですが、実は味スタでメインスタンドに座るのはこれが初めてでした。
メインスタンドはバックスタンドよりピッチに若干近く、かつやや高めの位置なので、おかげで非常に見易かったです。う〜ん、オレも普段から金があればいつもこっちに座るのに・・・。城福監督もこんなに近いw。
選手挨拶も目と鼻の先!
こちらは本日は完全休養の大黒選手。選手は普通、上層の部屋でガラス窓ごしに試合を見ているんですが、知り合いの方がいたらしくて特別観客席でのんびり広々と観戦していました。水曜の清水戦は頼みますよ、ホントに!!