ミッションたぶんPossible

どこにでもいるシステムエンジニアのなんでもない日記です。たぶん。

10/17(土)、vs柏、味スタ


FC東京 4 - 0 柏


圧倒的な爆発力と支配力で優勝まで駆け上がる、決意表明にも似たパフォーマンスを目の当たりにして喜びに沸いているはずのFC東京サポーターたちは、一様にその試合内容とは裏腹の非常に暗い面持ちで帰路に着きました。今季得点王争いを続ける石川直宏選手の、予想だにしなかったアクシデントとその悲痛な叫び声を耳にして、「優勝」の二文字が確実に遠のいた事を理解していたからです。



前半ロスタイムに羽生のスルーパスから抜け出した赤嶺が冷静に右足を振ると、ボールはそれまで好セーブで幾度も石川の決定的なシュートを防いできた柏GK:菅野の左隅に流し込まれて先制。後半に入っても勢いは止まらず、ゴールライン際で粘った赤嶺のバックパスを受けた羽生が2点目をゲット。羽生からのパスに反応した平山が相手DFと競り合いながらも左足でシュート、菅野に反応されつつもボールの勢いが勝りゴールに突き刺さって3点目。そしてやはり羽生のパスから石川が抜け出し、ダイビングキックから放たれたループ気味のボールはGKの頭上を越えてゴールマウスに吸い込まれ、4点目。得点王争いの石川の得点とあって、この日最もゴール裏が盛り上がった瞬間でもありました。


しかし、サポーターが凍りついたのもこの次の瞬間でした。後ろから柏DFからチャージを受けながらシュートを放った石川は、相手DFと交錯したままピッチに倒れ込み、相手の体重全てをその左膝に受け止める形となったのです。在り得ない方向に曲がった左膝、痛みの余りのた打ち回っている姿が遠い観客席からもはっきりと見て取ることができました。数年前に石川は膝靭帯を断裂しており、長期離脱を余儀なくされています。おそらく、殆どのサポーターにはその悪夢が再びよぎったのではないでしょうか。石川はそのまま自力で立ち上がることは出来ず、担架でピッチを後にします。


その後は交替の選手が踏ん張り、終盤やや押し込まれるシーンもありましたが全体として試合をほぼ支配したままで試合終了。試合内容そのものは素晴らしいの一言に尽きると思います。ただ、その代償はあまりにも大き過ぎました。石川選手の試合後のコメントからも、その症状は決して明るくないことが読み取れます。

怪我の具合は正直明後日検査してみないとよく分かりません。

軽症であることを祈るばかりだけど、1度膝を経験してる俺にとってみたら何となく分かる気がします。

そんな気は勘違いであってほしいけどね・・・
http://www.football-age.com/Diary/tabid/96/EntryID/511/Default.aspx

Jリーグも残り5試合、ホーム戦においては浦和戦と神戸戦を残すのみです。どうか石川が軽症であって欲しいと祈りつつ、仮に彼が戦線離脱しても戦力がダウンしないよう、残りの選手達には奮起して欲しいと思います。




今回のおまけ。



先日、2016年のオリンピック開催地候補から東京が落選した事を受けて、FC東京のゴール裏からも「2016 TOKYO」と五輪マークの横断幕が姿を消しました。代わりに中央に目立っているのが「キング・アマラオ・スタジアム」の青赤の横断幕。五輪招致が終わったんだなぁ、と個人的には感慨深い風景でした。…まぁオリンピックって、水泳くらいしか興味ないんですけどね、オレはw。