ミッションたぶんPossible

どこにでもいるシステムエンジニアのなんでもない日記です。たぶん。

ネットの情報を鵜呑みにするのはもう止めないか?

http://news.goo.ne.jp/article/php/business/php-20090219-09.html

という話題がはてブ注目のエントリーに挙がっています。手前味噌ながら、オレもこのエントリーには、以下のようなてブコメントを付けさせて頂き、多くの(というか、オレ史上最多)はてなスターを付けて頂きました。付けて頂いた方、本当に有難うございます。

不勉強な自分にはこの話がどこまで本当か分からないが、きちんと正しい情報収集をしないと簡単にメディアに踊らされることだけは分かった。


ただ、誤解して欲しくなかったので、ここで補足させて下さい。ここで言う「メディア」とは、なにもマスメディア、つまりテレビや新聞のみを指している訳ではなく、ネットに流通する情報も指しているのです。


ネットの情報は、探している当事者が能動的に探す必要があることから、結果見つかった情報を信じやすい、という傾向があると思います。いわば、口コミとほぼ同等の威力があるのではないでしょうか?


ただオレは、たとえば2chの住人が大好きな嫌韓流など他国に関する話なんかは、これっぽっちもネットに流通する情報を信じていません(特に2chは振り幅の大きいメディアで意見が過激になりやすいですし)。同様に、そういった話をする知人(これらの話をする時、彼らは大抵嫌そうな、かつ非常に楽しそうな表情をして話をしてますが)が答えた情報源がネットであった場合、その話も話半分にしか聞かないことにしています。


別にネットを信じてない訳ではありませんが、オレに在日韓国人含む日本在住の外国人が知人におらず直接その人たちから話が聞けていない以上、比較の対象が無いので判断自体を止めているのです。思考停止自体はあまり宜しくない事ではありますが、害や危険が無いなら、ある程度は止むを得ないかと。特に人を大いに傷つける可能性があるテーマならば、慎重に扱いたい。それを誰でも書き込める顔の見えないメディアを鵜呑みにして、オレがそこで仕入れた情報を軽々しく口にすることで当事者を傷つける様な真似は避けたい、そう思っています。これはネットの情報だけではなく、テレビや新聞の情報に関しても同様です。

もちろん、オレ自身が元々ミーハーであまり人を疑ったりしない単純な人間なので、全ての情報に対して常に懐疑的に接している訳ではないです。結果それで人を傷つけたことも沢山あるでしょう。ただ、自分の意識してできる範囲では極力そうしたい。まぁ欺瞞や偽善かもしれませんが、とりあえずはそう思っています。


オレ自身がネットに対した考え方としては、こう思うようになったのは実はごく最近の事です。


以前にも書きましたが、オレには週刊少年ジャンプ発のコンテンツを担当している幼馴染がいます。ヤツは酔うと人恋しくなるらしく、時々オレが電話口で付き合う羽目になります。疲れて帰ってきたときに酔っぱらいに付き合うのはしんどいものですが、その内容には仕事の愚痴なんかも含まれるので、こちらとしては普段だったらどうあっても聞けないような、ジャンプの裏側も聞く事ができるんです。まだ本誌にも載ってない様な最新情報までバッチリ。こういうときには酔っぱらいと言えど有難いですね。これで他人に話せたらもっと気持ちいいんでしょうけど、残念ながら口止めされているので口外は控えます。数少ない友人なので、大事にしないと。

で、こちらから「ネットで流れている噂の真相」を訪ねる事もあり、可能であれば当事者である漫画家に直接確認してもらったりもしてるんですが、いやぁ凄いですねぇ、ジャンプ系の噂に関して言えば、ネットで流れている噂は何一つ当たっていないんです。


それまでは、集英社の一部の人間が2hなんかでコッソリ裏話をリークしてんだろ、とか少なからず思っていたんですが、どうやらそんなことは全然無いみたいです。むしろ、2chやその他ネットを上手く利用して噂を操作している様にも見えるみたいですね。・・・っと、これは幼馴染の単なる意見で、本当に操作しているかどうかは不明です。
冒頭にも書きましたが、口コミと一緒で信じやすく、尾ひれはひれが付いた結果が今のネットのジャンプ系の噂になっているんでしょう。それまですっかり鵜呑みにしていたので、たかが漫画とはいえ、恥ずかしい限りです。


まぁそんなことがあって、ネットの情報であっても、テレビや新聞であっても、あまり鵜呑みにしなくなりました。冒頭の記事に関してもはてブコメントの通り、オレが経済に明るくない為その真偽が分かりません。だから、この記事のことを全面的に正しいと思いもしませんし、テレビや新聞の伝え方が悪い、と思う事も無いです。ただ、生活や仕事に関わる事なので、今後じっくり勉強したいとは思っていますが。


情報が多いってのも、いろいろと問題ですね。選択肢が多いのはきっと自由の象徴なんでしょうけど、やっぱり疲れる訳で。今の子供たちには、その収集と取捨選択について学校でちゃんと教えてくれてればいいけど、と儚い願いを抱いてみたりする今日この頃です。まぁ無理だろうがな。