ミッションたぶんPossible

どこにでもいるシステムエンジニアのなんでもない日記です。たぶん。

Fリーグ観戦、「ASVペスカドーラ町田 vs ステラミーゴいわて花巻」

そういえば昨日、初めてFリーグ(フットサルのプロリーグ)を観戦してきました。


先日、自社に戻った際に常務が招待券をくれたんです。なんでも顧客の営業会議(結構大規模なものらしい)に東京・町田市をホームタウンにしている「ペスカドーラ町田」の代表者が宣伝に来ていたらしく、そこで宣伝用のDVDとホーム最終戦の招待券(一枚で5人まで入場可能)を貰えた、との事。常務はサッカーにもフットサルにも興味が無い人なんで
 「どうせなら興味があるヤツがいった方がいいだろ?」
と、オレに譲ってくれたわけです。



ちなみに、オレは2つのフットサルチームに所属しています。


ひとつは会社のフットサルクラブ。


こちらは部長をやっています。とはいっても部長とは名ばかりで、単なる雑用係ですが。予算計画、稟議の提出、コートの予約や社内への広報、打ち上げの居酒屋の予約、報告書の作成、etc。…まぁ部長なんていっても企業のクラブじゃこんなもんですわ。


会社でフットサルクラブが設立できた理由は「福利厚生」と「社内交流


元々社外に常駐することが多いビジネススタイルなので、部署が違ってしまうと顔も知らない、なんてことが結構平気で起こるわけです。たかだか130人程度の会社なのに。
なので、スポーツを通して社内の人間同士で交流の場を作ろう、というのと、昨今流行りの「メタボリック症候群」対策とかも一応含んでたりします。
まぁ中の人間は単純にフットサルを楽しんでるだけですけどね。時々社外の人にも声を掛けて、参加して貰ったりもしています。大勢の方が面白いし。



もうひとつは「FRAMEWORKS」という、自分たちで作ったチームです。


会社のフットサルのメンバー(でも別会社所属)で、Jリーグ観戦でもよく一緒になるレッズサポの兼業ミュージシャンが発起人で、会社のフットサルのメンバーから仲の良い、高参加率の人が賛同して集まった形のチームです。まだ出来たてホヤホヤ。

先週、初試合をやったばかりなんですが、オレは風邪が最も酷い時だったので、残念ながら参加できずでした。でも後から話を聞くと、初戦にしては結構良い成績が残せたみたいです。



とまぁ、ちょっと説明が長くなりましたが、そんな事情を常務も知っているので、タキガワに預けときゃ何人か適当に集めて観戦にいくかもな、と思ったみたいです。勿論、有難く頂戴しました。

その後オレから、FRAMEWORKSのメンバーに声を掛け、結果、釣れた2人と一緒に町田まで行ってきました。


で、この招待券が実は「スペシャルVIP用」とかいう、実はとんでもないシロモノだったようで、まず入場口が一般の人とは異なる関係者入口、入場チケットではなくVIPバッチを胸につけ、席まで関係者が案内してくれる、しかもメインスタンドの中央の一番見やすい席、という、まさに「いたれりつくせり」な状況でした。…普段、一番安い年間シートで味スタに入場している自分が、まさかこんな待遇を受ける日が来ようとは…。


肝心のFリーグですが、Jリーグと同様のものを想像してましたけど、実際にはもっとNBAとかアメフトっぽい印象がありました。つまり「アメリカ流ショービジネス的スポーツ」とでも言うんでしょうか、DJが試合中も解説(?)を入れたり、チアガールが合間に会場を盛り上げたり、と、サッカー、というか、Jリーグではあんまり無い光景です。


そもそもルール自体がバスケっぽいですね、ホンモノのフットサルは。全然それまで正式なルールとか知らなかったんですが、

  • ボールのラインアウトは厳密に時計が止まる(サッカーは時計は止まらないorロスタイム扱い)
  • チームのファール合計がペナルティ対象に(5ファウルでなんかあるみたい)
  • タイムアウトが存在する
  • 線審と主審が兼任で2人
  • 20分ハーフの前後半制、ロスタイムは無くブザーで終了を知らせる
  • 交代が自由
  • パワープレイでキーパーの色のユニフォームを着たフィールド選手が攻撃参加(ゴールがら空き!!)
  • そもそも屋内(体育館の中)で試合が行われる

と言ったように、サッカーとは異なるスポーツだと、今更ながら思い知らされました。


また、当たり前っちゃあ当たり前な話なんですが、内容自体も自分たちのやっているフットサルとは大分違いました。

  • ちょっとでも隙があるとシュートをバンバン打つ。
  • 攻守の役割分担は選手間でほとんど無い(全員攻撃、全員守備)。
  • 思ったより点が入らない(守備が堅い)
  • コートが広い
  • 至近距離のシュートでも本気で打つ!!
  • シュートにキーパーが全くビビらない

ボール運びとかは非常にスピーディなんですけど、点は全然入らない、というか守備が堅くてシュートを打っても防がれる、というシーンが多かったです。キーパーと1vs1だと、サッカーの場合は攻撃優位ですが、この日見た試合ではキーパーの全勝でした。度胸も凄いけど、反射神経も凄い。なんという超反応!!
シュートを結構ノータイムで打つシーンが多くて、そこは今まで会社のお遊びで遠慮しあいながらやってたオレらとはえらい違いでした。この話は、あとで聞いたらFRAMEWORKSの先週の初戦でも対戦相手のチームはそうだったみたいです。…我々もそうやんないといけないのか。


この日は「ステラミーゴいわて花巻」というチームが対戦相手で、試合結果は1対4で町田はホーム最終戦を飾ることができませんでした。…あとから最終戦ということもあって、チーム代表者から挨拶があったんですが、町田はこれでなんと4連敗だったようです。観客席はそんなに重い空気は無かったですが、選手達は一様に暗い表情でしたね。


一方のいわて花巻と言えば、対照的に、まるで優勝でもしたかのような大喜び振り。一体何なんだ!?と思って、パンフのこれまでの戦歴を読んでみると、なんとこのいわて花巻、今シーズンそれまでに18戦して引き分け1回のみ、1勝もしてなかったんです。つまりこれが今シーズン初勝利!! 涙目の選手も見受けられました。確かに試合中から選手のテンションが高かったモンなぁ。

…タダの招待券だったのに、えらくレアなものが見れてしまった気分でした。


試合後に一緒に観戦していた二人に感想を聞くと、とても満足したようで、「今すぐにでもフットサルがやりたい!!」と息巻いてました。…オレは風邪で体調が悪かったので同意しかねましたが、その気持ちはよく分かります。なんとなくですけど、本物のフットサルがどんなものか分かりましたし、遊びとはいえ本気でやろうとしているわけですし、自分たちのフットサルの最終形が見えたのだから、試してみたいのでしょう。とりあえずパスの練習をもっとやらないとね、みたいな話が帰路の話題の中心でした。


個人的な感想としては、やはり筋力とか、体力とか、そういった基本的なものが圧倒的に足りてないなぁ、と感じました。オレは椎間板ヘルニアを患っていて、昨年まるまると棒に振っていた経緯があります。今も完全に治ったわけではなく、一回フットサルをやると一週間は腰が痛くて運動ができません。そんな状態じゃ話にならんわけだ。
なので、まずは筋力を強化して、ちっとやそっと運動したくらいではヘルニアがぶり返さないようにしないといかんなぁ、と思った次第です。


まぁ、その前に風邪治さんとね。